2023年01月25日

ローストビーフランチ @土曜日のマチソワ


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宝塚グルメをもう一つご紹介。
昨年10月に花のみちセルカ2階にオープンした日本茶カフェです。


土曜日のマチソワ
宝塚市栄町1-6-1 花のみちセルカ2F


まず、店名がステキ。
ヅカヲタはもちろん、シアターゴアーなら思わずうふふっとなってしまいます。
さらには

定休日:水曜日+店主観劇日⁡

というところも。
水曜日は宝塚大劇場休演日(今年4月から月曜日に変更予定)でこのあたりのお店もほとんどお休みなのですが、プラスの部分がねー(^^ゞ



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茶釜が設えられたスタイリッシュな空間。
この大きなテーブルを囲む座席は7席。

3種類あるランチの中から一番人気の「ローストビーフランチ」をいただきました。
他の2種は「豆腐ハンバーグのランチ」と「野菜で食べるチキンカレー」 
どれもおいしそうです。



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ローストビーフはやわらかジューシー
たまごとマスダード、ぽん酢と玉ねぎの2種のソースと、塩、すりおろしわさびの4種類、いろいろ味わうことができます。
ローストビーフといえばすりおろしわさび派なのですが、たまごとマスダードのソースもとてもおいしかったです。
雑穀ごはんもやさしいお味のお味噌汁もおいしくて完食です。


和定食やオニオングラタンスープの朝食
カフェタイムには日本茶やもちろん、コーヒ、紅茶にタルトやシフォンケーキ♪
観劇前にもアフターにも行きたいお店です。
もちろんマチソワの間にも(笑)。



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セルカに新しいお店続々オープンして全部行きたい のごくらく地獄度 (total 2362 vs 2363 )


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2023年01月24日

大劇場で朝食を その2 「ラ・ロンド編」


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昨年1月から宝塚大劇場の各レストランに登場した朝食メニュー。
レストラン フェリエで朝食プレートをいただいたのがついこの間のように思っていたら、もう1年前だったなんて驚きですわ(こちら)。

あの時はすぐにでも他のメニューも・・・という勢いだったのですが、2回公演時のみ 10:00~11:00 提供というプチハードルや公演中止期間などもあって、なかなか朝食にたどり着けず💦
今回バウホール公演観劇前にやっと次なるメニューをいただきました。バウホール マチネは11:30開演なので少しゆとりがあっていいよね。


ラ・ロンド
モーニングセット 
  エッグベネディクト
  ヨーグルト
  サラダ
  スムージー
  コーヒー または 紅茶

これ全部で650円(宝塚友の会会員証提示すると600円)という高コストパフォーマンス

卵がマフィンからするりと滑り落ちてしまって、さらにそれをフォークで戻そうとしたら黄身がじゅわじゅわとあふれ出てきて残念なビジュアルになってしまいましたが、おいしかったです。
スムージーもおいしくて一気飲みしちゃったし、画像ではわかりにくいですが、サラダには緑のお野菜の中にこんもりポテトサラダも入っていて結構ボリューミー。

窓際の席で外の樹々を眺めながらゆっくりいただけるのもうれしくて、このモーニングはあり・・・というかブランチとしてもイケそうです。



残すところフルールの朝食セットのみとなりました ←何しに大劇場行ってるんや!again のごくらく地獄度 (total 2361 vs 2362 )


 
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2023年01月22日

夢の先へと踏み出す勇気 宙組 「夢現の先に」


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宙組101期 鷹翔千空さん バウホール初主演
そして、作・演出の生駒怜子先生もこれが演出家デビューとWおめでたい作品

1月5日の初日が開いた翌日から休演となってしまってどうなることかと思いましたが、1月13日から公演再開。
さらには、1月17日から21日まで追加公演が上演されるという、劇団所有劇場の強みを発揮。
私も最初に取っていたチケットは飛んで行ってしまいましたが、振替していただいて無事観ることができました。


宝塚歌劇 宙組公演
ウ・ドリーミング 「夢現(ゆめうつつ)の先に」
作・演出:生駒怜子   
作曲・編曲:手島恭子
振付:若央りさ  AYAKO
装置:川崎真奈   衣装:薄井香菜  
出演:鷹翔千空  秋奈るい  花菱りず  澄風なぎ  亜音有星
朝木陽彩  山吹ひばり  泉堂 成  大路りせ  奈央麗斗 ほか

2023年1月19日(木) 11:30am 宝塚バウホール 11列下手/3:00pm 3列上手
(上演時間: 2時間30分/幕間 25分)



物語:”僕”(鷹翔千空)は毎晩悪夢にうなされるのが日常となっていますが、ある夜、夢の中に”彼”(亜音有星)が現れ、「明るい夢の世界へ行こう」と”僕”を連れ出します。そこには夢の世界の住人やもふもふの白い羊たち、そして“僕”が密かに想いを寄せる“彼女”(山吹ひばり)とそっくりな女性の姿も。1ヵ月前の雨の日に傘をさしかけてくれた彼女にひと目ぼれしたものの、傘を返すことも自分の思いを打ち明けることもできないでいた”僕”は、”彼”や羊たち、夢の世界の住人たちに励まされ、傘を返す練習をして、現実世界で“彼女”の勤める花屋へ傘を返しに行きます・・・。


”僕”の夢と現実が交錯して繰り広げられる世界。
作品のアウトラインが発表された時も、このポスタービジュアルが公開された時も「??」な感じでしたが、その先入観はよい意味で裏切られました。

ストーリーを全く知らずに観ましたので、一幕は、”空想と現実をまじえたファンタジーなラブストーリー”という印象だったのですが、”彼”がどういう人物なのか、”彼”と羊たちとの関係は・・・などがわかってくる二幕の展開に涙。


続きがあります
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2023年01月21日

一生忘れられない誕生日になりました 宙組 「芹香斗亜ディナーショー」


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宙組トップスター目前(かな?)の芹香斗亜さん。
初めてのディナーショーです。

NYのジャズバーがコンセプトの、洗練された大人のショー。
キキちゃんにとてもよくお似合い。
千穐楽となったこの日は奇しくもキキちゃんのバースデイでした。


宝塚歌劇 宙組公演
芹香斗亜ディナーショー「KISS -kiki sing&swing-」
作・演出:三木章雄
出演:芹香斗亜/風色日向  春乃さくら  真白悠希  葉咲うらら

2023年1月20日(金) 7:45pm 宝塚ホテル(配信視聴)
(上演時間: 1時25分)



ジャズバーということで、英語の歌も多く、スタンダードジャズナンバーや、キキちゃんが大好きだというバート・バカラックメドレー、そしてもちろん宝塚の曲も・・・センスよい選曲で楽しませていただきました。
共演の3人もさすがに歌唱力安定のメンバーで、コーラス含めて耳福の時間でした。


セットリスト
1. KISS is my life.
2. What The World Needs Now Is Love
3. What's New Pussycat? (風色・真白)
4. I Say A Little Prayer (春乃・葉咲)
5, I'll Never Fall In Love Again
6. (They Long To Be) Close To You
7. Walk On By
8. Do You Know The Way To San Jose
9. Fly Me To The Moon
10. Take Five
11. 枯葉
12. Sway
13. MY HERO  (MY HERO) 風色・春乃・真白・葉咲
14. 五線譜に描く夢 (フォーエバー・ガーシュイン)
15. The Neva Flows (アナスタシア)
16. Journey To The Past (アナスタシア)
17. We Don't Talk Anymore
18. Nothing Like Us
Encore
19. This Love



毛皮のロングコートで登場した芹香さん。
オープニングの曲は「KISS is my life.」
このディナーショーのためにつくられた曲かと思いきや、草彅剛さんと香取慎吾さんのユニット SingTuyo の楽曲なのだとか。

1曲終わったところでメンバー紹介。
自己紹介で一人ずつ特技を披露します。

葉咲うららさん:早口ことば。
福岡出身ということで博多弁の早口ことば。
「おっとっととっとってっていっとったとになんでとっとってくれんかったとっていっとーと」だったかな。
「おっとっとを取っておいてって言ってたのにどうして取っておいてくれなかったの?って言ってるのよ」という意味だそうです。早口で鮮やかに2回繰り返していました。


続きがあります
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2023年01月18日

真風涼帆が歩いてきた道 宙組 「MAKAZE IZM」


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今年6月11日をもって退団が決まっている宙組トップスター 真風涼帆さんのリサイタル。
昨年7月の「FLY WITH ME」がLDHとのコラボで楽曲もそちら寄りだったのに対し(パン屋さんでアルバイトをしていた少女時代の真風さんの寸劇もありましたが)、今回は純粋に”真風涼帆のこれまでの歩みを思い出のナンバーを中心にしたリサイタル”。

歌と踊りで綴る真風涼帆が歩いてきた道。
懐かしい曲モリモリで楽しかったです。


宝塚歌劇 宙組公演
真風涼帆リサイタル 「MAKAZE IZM」 ライブ中継
構成・演出:石田昌也  
作曲・編曲:手島恭子  太田健  高橋恵  玉麻尚一
振付:御織ゆみ乃  若央りさ  AYAKO  平澤智  百花沙里  
装置:稲生英介   衣装:大津美希
出演:真風涼帆  寿 つかさ  松風 輝  桜木みなと  秋音 光  紫藤りゅう  
小春乃さよ  瑠風 輝  若翔りつ  優希しおん  天彩峰里 真名瀬みら
水音志保  雪輝れんや  潤 花  花宮沙羅  湖風 珀  夢風咲也花  有愛きい
彩妃 花  嵐之 真  愛未サラ  美星帆那  鳳城のあん  風羽咲季

2023年1月15日(日) 3:30pm TOHOシネマズなんば スクリーン6 
(東京国際フォーラム ホールC)
(上演時間:2時間



構成・演出の石田昌也 先生はこの作品を担当するにあたりすこし躊躇されたのだとか。
それは、「FLY WITH ME」を観て、自分が新しい時代について行けてないという思いがあったからだそうです。
「へぇ~、自覚あるんだ」と意外でした(毒舌(≧▽≦))
よくも悪くも石田先生らしくもあり、オーソドックスなつくりで破綻なく、真風さんファンにとっては満足なショーだったのではないかしら。

休憩なしの1時間40分(MC長かったりカーテンコール含めて実質2時間)。

1.オープニング
2.ダンディー
3.風と共に去りぬ
4.ジャポネスク
5.海人イレブン
6.ガール・IZMからフィナーレへ
7.アンコール 希望という名の光

という7つのパート構成でした。


♪俺は俺らしく 君は君らしく 胸を張って生きてゆこう
というポジティブなテーマソング「MAKAZEIZUM」から始まるプロローグの後、トップバッターは桜木みなとさん。
「カルトワイン」から「ワイン狂想曲」。
この曲やっぱり好きだし「カルトワイン」もう1回観たかったなと思いました。中止になってしまって本当に残念。


「ダンディー」のコーナーでは、寿つかささんの「Mr Bojangles」が始まってびっくり。
真風さんのトップお披露目公演のショー「シトラスの風」(2018年)の中ですっしーさんが踊った名場面で、力つきて動かなくなる老ダンサーがとても印象的でした。あれをもう一度観られるなんて。もしかしてすっしーさんも真風さんとともに退団か専科異動かな?と余計な勘ぐりをしてしまいました。

「オーシャンズ11」から 「JACKPOT」、「ロミオとジュリエット」から「今日こそその日」とヒットナンバーが続きます。
こうしてみると、真風さんは星組三番手時代(つまり柚希礼音さんトップ時代)からずっと観ていたなぁと改めて思いました。
宙組に異動してからも、観ていないのは多分博多座の「黒い瞳」だけだったのではないかしら。

「NICE GUY‼」では、桜木みなとさん主導で客席も手拍子で参加。
「お茶の間でも、映画館で観ている人もやって」とおっしゃって隣のカップルの男性は手拍子していました。


続きがあります
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2023年01月15日

雲の上はいつも青空


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昨日は東京へ行ってきました。2023年初上京。
というか正しくは ”東京宝塚劇場へ” です。

飛行機で羽田空港到着して東京宝塚劇場に直行。
マチソワして、その間のランチもお向かいの日比谷シャンテでサクッといただいて、終演後は東京駅に直行して新幹線で帰阪。

大阪を出る時も、羽田に着いた時も雨模様で飛行機もかなり揺れました(揺れのためドリンクサービスが冷たい飲物に限定されたくらい)が、厚い雲を抜けるとこんな青空(iPhoneが写り込んでいますね(^^;)。
有楽町駅に着いたころは雨はやんでいて、休憩中に劇場の窓から外を見るとまた雨が降っているようでしたが私が外を移動する時にはやんでいて、結局傘をさしたのは、朝、駅から空港リムジンバス乗場に歩く2~3分だけとまぁまぁの晴れ女ぶりを発揮(曇り女か?)


そんなことはさておき、この日は1月4日から休演となっていた星組公演再開の日でした。
東京公演で唯一チケット取っていた日で、最初の公演中止発表→中止期間の延長→再開発表までとても心穏やかではありませんでしたが、この日 に観られた奇跡に感謝。
礼真琴さんの「今日から Restart!」という明るく力強いご挨拶も聞くことができて、本当にうれしい観劇となりました。
舞台については、また改めて思い入れたっぷりに長々と書きたいと思います。



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JALの機内プログラムに「トップガン マーヴェリック」があるのを発見してまだ離陸する前から喜んで観ました。
いやん 空の上でまたマーヴェリックに会えるなんて最高じゃない?
飛行機の揺れもトップガンの訓練の映像とリンクしてリアル感マシマシよ(そういう問題ではない)。




神よ讃えられてあれ 本当にありがとうございます のごくらく度 (total 2357 vs 2358 )



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2023年01月13日

おいしいレモンケーキみぃつけた @Raison d’être


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JR天王寺駅から四天王寺方面に少し歩いたところにあるこちらのお店。
昨年の9月ごろ現れて、パリの街角にあるような佇まいで気になっていたのですが、昨年12月の終わりごろ、思い切って入ってみました。


レモンケーキ専門店 Raison d’être (レゾンデートル)
大阪市天王寺区堀越町8-13


お店に入ると小さなカウンターにぎっしり並んだレモンケーキにテンション上がる不肖スキップ。
こちらは姫路市に本店があるレモンケーキ専門店。現在は全国で15店舗展開されていて、大阪は天王寺のほかに四ツ橋にもあるそうです(公式サイトはこちら)。

ひそかにレモンケーキ大好きなのですが、甘すぎたりパサパサしたり、おいしいレモンケーキってなかなか難しいですよね。
すすめられてひと口試食させていただいたところ、レモンの風味豊かでしっとりしていてとってもおいしい。早速お買い上げです。


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4㎝ぐらいのミニレモンケーキが9個入ったクラッシックボックス.



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カヌレ型レモンケーキ 4個入りパッケージ
フレーバーは、レモン・ココア・ストロベリー・パッション・ピーチ・・アールグレイ の6種類あります。



こちらのレモンケーキは、北海道のバターと通常料の1/3程度におさえた小麦粉、卵などの生地に神戸北野ホテルの総料理長・山口浩シェフ監修のレモンのコンフィチュールをさっくりと練り込んで低温でゆっくりと焼き、仕上げにレモンの生搾り果汁が入ったグラスアロー(アイシング)を塗っていらっしゃるのだとか。
.コンフィチュールに使うレモンは農薬やワックス不使用の瀬戸内レモンで、果汁や果実だけでなく、皮やタネまでレモンを丸ごと砂糖で煮詰めていて、レモン本来の酸味や甘味、苦みを感じられるそうです。


独特で可愛いパッケージは、Rison d’être の生みの親である仁美さんがクレパスで描かれたデザインで、.猫の名前はひじきちゃんですって。



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おいしいしパッケージはおしゃれだし、ギフトボックスのサイズもいろいろあってプチギフトにもぴったりということでリピート決定・・・というか、あの後すでに2回行きました(^^ゞ のごくらく地獄度 (total 2356 vs 2358 )



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2023年01月11日

あなたは難しい方を選んでください 雪組 「蒼穹の昴」


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宝塚歌劇での上演が決まってから原作を読んで(こちら)、あまりの面白さにその後、「珍妃の井戸」「中原の虹」「マンチュリアン・リポート」とこのシリーズをずんずん読みました。特に「中原の虹」では、張作霖のカッコよさにとなり、「蒼穹の昴」ラストで日本に亡命した梁文秀が出てきた時には「文秀 生きてた~」と思わず手を叩いたくらい←

それほど思い入れのある作品。
文庫本4冊にもなる長編大作を、1本ものとはいえフィナーレ含めて2時間半の舞台でどのように描くのか、楽しみでもあり不安でもありました。
が、原田諒くんがんばった←どんな上から目線 (≧▽≦)

原田諒くんについては昨年末にとんでも事案が発覚しましたが、それはこの作品のすばらしさや、この作品をよきものにしようと一丸となってがんばった役者さんたち、スタッフさん、舞台関係者の皆さまの努力とは別次元の話なのでこの際スルー。


宝塚歌劇 雪組公演 
グランド・ミュージカル 「蒼穹の昴」
原作:浅田次郎 「蒼穹の昴」
脚本・演出:原田 諒   
作曲・編曲:玉麻尚一  音楽指揮:御﨑 恵
振付:羽山紀代美  麻咲梨乃  AYAKO  百花沙里
京劇指導:張 春祥   所作指導:袁 英明   
装置:松井るみ   衣装:有村 淳
出演:彩風咲奈  朝月希和   朝美 絢  和希そら  縣 千  夢白あや
奏乃はると  真那春人  久城あす  天月 翼  叶ゆうり  諏訪さき
野々花ひまり  眞ノ宮るい  星加梨杏  一禾あお  咲城けい  壮海はるま
音彩 唯  紀城 りや  華世 京
/凪七瑠海  京 三紗  汝鳥 伶  一樹千尋  夏美よう  悠真 倫 ほか

2022年10月6日(木) 3:30pm 宝塚大劇場 1回階12列センター/
10月27日(木) 3:30pm 2階1列センター/
10月30日(日) 11:00am 1階13列上手/
11月3日(木) 3:30pm 2階6列下手/
11月6日(日)11:00am 1階21列センター/
12月6日(火) 6:30pm 東京宝塚劇場 1階17列下手/
12月25日(日) 1:00pm TOHOシネマズなんば(ライブ中継)
(上演時間: 3時間5分/休憩 35分) 



光緒12年(1886年)から光緒25年(1899年)までの清朝末期の物語。
梁家屯の地主の次男・梁文秀(リァン・ウェンシウ/彩風咲奈)は、村に住む老占い師の白太太(京三紗)から「汝は帝を扶翼し奉る重き宿命を負うておる」と予言されたとおり、熾烈な科挙試験に状元(首席)で合格し、ともに合格した順桂(和希そら)、王逸(一禾あお)とともに翰林院で九品官人法の官僚となります。
一方、文秀の夭逝した友人の弟で義兄弟の契りをかわした李春児(リィ・チュンル/朝美絢)もまた、極貧の中、白太太から告げられた「その手にあまねく財宝を手にするだろう」という言葉を信じて自ら浄身(去勢)し、妹・玲玲(リンリン/朝月希和)を故郷に残して宦官となって紫禁城に出仕します。
折しも清朝内部では、政治の実権を握っている西太后(一樹千尋)を戴く栄禄(悠真倫)をはじめとする保守派と、西太后を引退させて清国第十一代皇帝・光緒帝(縣千)の親政を実現しようとする楊喜楨(夏美よう)を筆頭とした変法派とに分かれ、激しく対立していました。
光緒帝を支え、変法派若手官僚の俊英としてその中心となる文秀、西太后の寵を得て、誰よりもその側近く仕える春児。
敵味方に分かれてしまった2人が、滅びゆく清朝の中で自らの宿命を全うして懸命に生きる姿を、滅びゆく清朝と彼らを取り巻く人々とともに壮大に描いています。



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キャストが発表された時、主要人物ばかりでなく、ミセス・チャンやトーマス・バートン、岡圭之介、安徳海や黒牡丹なども役名があがっていて「え?その人も出てくるの?」「あのエピソードもあるの?」と驚いたものですが、原作の序盤で長く描かれた文秀の科挙試験のくだりをバッサリカットしたのをはじめ、物語の出来事を取捨選択しつつダイジェスト版にならなかった脚本の手腕が光ります。

西太后が身を引いて紫禁城から頤和園へ移る決意をし、これからは光緒帝の治世、と変法派に希望が見えてきた矢先に楊喜楨が暗殺されるまでが一幕(蠍の毒で殺される原作に対して、銃殺となっていました)。
風雲急を告げる二幕はさすがに急ぎ足の印象で、「これ、原作読んでいない人理解できるのかな?」とも思いましたが、友人に聞いたところプログラムと公式サイトの人物相関図で何とかなったそう。

細部まで考証された衣装や舞台装置は華やか。
専科から特出の6名と雪組総力あげて、スケール感たっぷりに重厚な世界を描き出して、楽曲もすばらしく、見応え聴き応えのある作品となっていました。

物語の冒頭、白太太に促されて昴を見上げる文秀と春児、玲玲。
2階6列下手で観た時、ちょうどその視線の先が私たちの座席で、オペラのぞく目が合うくらい。
幕間に隣席の友人と「私たち昴だったねぇ」と喜んだものでした(^^ゞ


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2023年01月10日

矢野顕子さとがえるコンサート2022


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毎年年末のお楽しみ さとがえるコンサート。
2020年の東京1会場だけ開催を経て昨年から完全復活。
今年もナマで楽しむことができました。


矢野顕子 さとがえるコンサート2022
featuring 小原礼 佐橋佳幸 林立夫

出演: 矢野顕子 (vo, pf, key)
小原礼 (b)  佐橋佳幸 (g)  林立夫 (ds)

2022年12月13日(火) 7:00pm サンケイホールブリーゼ 1階E列センター
(演奏時間: 2時間10分)



矢野顕子さんのヴォーカル&ピアノ、小原礼さんのベース、佐橋佳幸さんのギター、林立夫さんのドラムという鉄壁の「ザ・矢野顕子バンド」も今回でもう5年目。
小原さんや林さんとはデビューのころからのお付き合いだし、佐橋さんとも長年積み重ねたものがあってのことではあるのですが。バンドとして完成されていてすっかり気心が知れた感が、音楽や息の合ったやり取りに滲み出ていて、もちろん客席の私たちもそれが伝わって安心して彼らのサウンドにどっぷり身を委ねている感があって、とても居心地のよい時間でした。
もちろん、超ハイクオリティなのですが、温かみとやさしさに満ちていて、音楽って本当にいいなと心から思えるライブでした。


SET LIST
1. BAKABON
2. 春先小紅
3. わたしのバス (Version2)
4. 変わるし
5. 魚肉ソーセージと人
6. 小さい秋みつけた
7. 透き通る世界
8. H.O.S.
9. LOVE LIFE
10. The Weight
11. 湖のふもとでねこと暮らしてる
12. ドラゴンはのぼる
13. 音楽はおくりもの
14. すばらしい日々
15. ひとつだけ
Encore
16. クリームシチュー
17. ラーメンたべたい



時間が経って忘れている部分があって、実はこれ ↑、ネットで拾った東京 NHKホールのセットリストなのですが、大阪では「小さい秋みつけた」やってたかなぁとちょっと不安・・・あまり聴いた記憶がないのだけども。「津軽海峡冬景色」だったかなぁ・・・いや、あれは2021年か←
8曲目の「H.O.S.」も全くわからなくて。岡崎体育さんのカバーが1曲入っていたと記憶していますので「Hospital」かな?


「透き通る世界」は、宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙滞在期間に書いた14の詞に矢野さんが作曲をして、2023年3月にリリースされるアルバム「君に会いたいんだ、とても」からの曲。
始めて聴く曲でしたが、ロケットに搭乗して空気が抜かれる(?)時に感じる死の恐怖からステーションで仲間と合流するまでのストーリーになっていて、それが矢野さんの緊張感あるピアノ演奏とのびやかなヴォーカルで表現されて、宇宙の広がりを感じる曲となっていました。

このアルバムからは、昨夏、ビルボードライブ大阪の矢野顕子トリオで”世界初演”として披露された「ドラゴンはのぼる」も演奏されました。
トリオの時とはアレンジも違って曲の雰囲気も違って聞こえるの、音楽って本当におもしろい。

懐かしい「 LOVE LIFE」で泣きそうになった後、矢野さんが若いころよく聴いて歌ったという The Band の「The Weight」は、矢野さん以外の3人がそれぞれ歌詞(訳詞)をつけて自分で歌うというゴキゲンなスタイル。私も若いころよく聴いた曲で、耳馴染みのある歌詞で、小原さん、佐橋さん、林さんのヴォーカルが聴けるなんてサイコーじゃない?

「音楽はおくりもの」でまたまた泣きそうになって、その後、奥田民生さんの「すばらしい日々」でガツーンとやられた感じ。
この曲は矢野さんお気に入りの曲でこれまでのライブでも幾度となく聴いたこがありますが、今回のアレンジとピアノ演奏の迫力が凄まじくて、まるで鍵盤を叩きつけるような激しさ、カッコよさで、演奏終わった後、矢野さんが思わず「ちょっと休憩したい」とおっしゃったくらい。本当にすばらしかったです。

アンコールの2曲はどちらも寒い夜にぴったりのあったかい曲。
おなかならぬ心がいっぱいに満たされて、いろいろあった1年だけれど、こうしていい音楽を聴いて幸せな気分で終えられることに感謝した夜でした。



2023年も、1年をあっこちゃんの音楽で締めくくることができますように のごくらく度 (total 2355 vs 2356 )


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