2024年05月03日

今年もサイコーでした 「やのとあがつま」


yanotoagatsuma1.jpg


矢野顕子さんのユニットの中では矢野顕子トリオと並んで大好きな「やのとあがつま」。
2022年以来2年ぶりのツアーで、とても楽しみにしていました。


やのとあがつま Japan Tour 2024
出演: ピアノ・キーボード・ヴォーカル:矢野顕子
三味線・ヴォーカル:上妻宏光
シンセサイザー:深澤秀行

2024年4月28日(日) 4:30pm ビルボードライブ大阪
(演奏時間: 1時間20分) 



yanotoagatsuma3.jpg


前回は住友生命いずみホールでしたが、今回は、私が初めてお2人のユニット(当時はやのつま)を聴いてとても衝撃を受けた2015年(こちら)以来のビルボードライブ大阪。
やっぱりビルボードのあの空間が大好きだし、ここで聴くやのとあがつま、サイコーでした。
お2人は2014年の初演(ニューヨーク)から今年で10年とおっしゃっていました。


セットリスト
1.こきりこ節(富山)
2.おてもやん(熊本)
3.津軽じょんがら節(青森)
4.淡海節(滋賀) ★
5.紅花摘み歌(山形)
6.ROSE GARDEN
7.恋の季節(ピンキーとキラーズ)
8.田原坂(熊本) ★
9.稲すり節(奄美) 
10.いけるかも
11.斎太郎節(宮城)
Encore
12.おはら節(鹿児島) 
13.ふなまち唄 PART Ⅲ

★ 上妻宏光ソロ



こきりこ節 おてもやん 津軽じょんがら節・・・聞き慣れた民謡も超絶アレンジと超絶テクで前奏だけでは何の曲かわからないくらい。
「おてもやん」の前奏は何だか宇宙の曲が始まりそうだったし、歌詞は途中から英語になるし。
”矢野節”とも相まって、初めて聴くような新鮮さの中に懐かしさも漂う不思議な響き。
民謡は基本的に生活感と祝祭感、そしてエネルギーに満ちていて、私たち日本人のDNAに深く刻み込まれているように思います。
それをこんなふうに大胆かつ斬新なアレンジと演奏で聴くことができて、耳も心も喜んでいる感じです。

前回、上妻さんが「まるで最初からこのユニットのためにつくられた曲みたい」とおっしゃってい「ROSE GARDEN」。
矢野さん高速演奏ピアノに力強くも哀愁を帯びた上妻さんの三味線の音色が加わって、とてもスリリングで圧巻のセッション。
この曲は深澤さんが抜けて、正真正銘ピアノと三味線だけのバトルのような演奏。
演奏終わりのキメポーズがまた2人ともカッコいいんだ♪

今回の新曲「恋の季節」。
上妻さんがニューヨークの矢野さんのところへ打合せにいらっしゃった時「どんな曲をやろうか」と相談して、自分たち含めてファン層の年齢を慮ってこの曲にしたそう。
まさか”やのとあがつま”でピンキーとキラーズが聴けるとは。

そして「田原坂」。
♪雨は降る降る人馬は濡れる~ と上妻さんが歌い始めると「キタッ!」と背中がゾクリとしました。
このブログでも何度も語っている大好きな曲です。
とりわけ上妻さんの包み込むような歌声で聴くのが大好きで、聴くたびに泣いてしまいます。
この曲までシンセサイザーなしでしたので、三味線とピアノをたっぷり。

西南戦争の負け戦を歌った民謡。
「民謡は基本的に作業歌。仕事歌で働きながら歌う歌が多いのですが、この曲は比較的新しく『新民謡』と言われるものです」と上妻さん。
矢野さんは “馬上ゆたかな美少年”という歌詞にかなり食いついていらっしゃいました。

それって村田岩熊のことだよね 
「桜花に舞え」で天飛華音くんがやってたよね 
まだ研1だったよねぇ 
まで行き着いた星組脳です😅

アンコールラストはステージ客席一緒に
♪ラッセーラ ラッセーラ の大合唱
盛り上がって気持ちよく打ち出されました。


yanotoagatsuma2.jpg



やのとあがつまのお陰で民謡の温かさ力強さに気づきました のごくらく度 (total 2262 vs 2265 )


posted by スキップ at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする

2024年03月17日

天井から降り注ぐ音 辻󠄀井伸行 日本ツアー2023/24≪楽興の時≫


nobuyukitsujii2024.jpg


思いがけずご招待いただいて、辻井伸行さんの日本ツアーに行ってきました。
オーケストラと一緒の演奏は以前にも聴いたことがありますが、ソロ・リサイタルは初めてでした。


辻󠄀井伸行 日本ツアー2023/24 ≪楽興の時≫

2024年3月10日(日) 2:00pm ザ・シンフォニーホール 1階E列下手
(演奏時間:2時間/休憩 20分)



nobuyukitsujii2.jpg


演奏曲
バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816
ショパン:4つの即興曲
 第1番 変イ長調 作品29
 第2番 嬰へ長調 作品36
 第3番 変ト長調 作品51
 第4番 嬰ハ短調 作品66 《幻想即興曲》
ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34-14(リチャードソン編)
ラフマニノフ:楽興の時 作品16
 第1番 変ロ短調(アンダンティーノ)
 第2番 変ホ短調(アレグレット)
 第3番 ロ短調(アンダンテ・カンタービレ)
 第4番 ホ短調(プレスト)
 第5番 変ニ長調(アダージョ・ソステヌート)
 第6番 ハ長調(マエストーソ)
アンコール
ショパン:ノクターン 第20番「遺作」
ラフマニノフ:鐘
リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編):熊蜂の飛行
リスト:ラ・カンパネラ


nobuyukitsujii1.jpg


前半はバッハとショパンとラフマニノフで美しくメロディアスなピアノを響かせ、休憩を挟んだ後半は、2023年に生誕150年を迎えたというラフマニノフの「楽興の時」全曲演奏に初挑戦するという構成。
カーテンコールでも「『楽興の時』は初めての挑戦で大変でしたががんばりました」とおっしゃっていました。


続きがあります
posted by スキップ at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする

2024年02月23日

中川晃教&京フィル ブリリアントコンサート in 春秋座


ackeyshunjuza.png

「あっきーの歌声をオーケストラの演奏で聴けるとはさぞよかろう」
と楽しみにしていたコンサート。
本来は昨年7月に予定されていて張り切って最前列のチケット取っていたのですが、中止になってしまって💦、このたびリベンジ開催されることになってまたまた張り切ってチケット取りました。


中川晃教&京フィル ブリリアントコンサート in 春秋座
出演:中川晃教
指揮:牧村邦彦
演奏:京都フィルハーモニー室内合奏団

2024年2月17日(土) 2:00pm 春秋座 1階2列センター
演奏時間:2時間/休憩 15分)



ackeyshunjuza2.jpg

春秋座に行くのも久しぶりでした。


京都を意識してか中川晃教さんは着物をリメイクした衣裳で登場。
黄色のガウン風ジャケットと黒のパンツ、どちらにも刺繍がほどこされていて素敵でした。
楽曲の間には指揮の牧村邦彦さんの軽妙なトークも。

牧村邦彦さんは指揮棒を持たずに指揮される形でした。
前日たまたま「チコちゃんに叱られる」で「なんで指揮者は指揮棒を振るの?」を見たばかりでしたので、指揮者さんの動きにも興味シンシン。


セットリスト:
1幕
1. 歌劇「フィガロの結婚」序曲 (モーツァルト) 京フィル
2.「アイネクライネナハトムジーク」より第一楽章 (モーツアルト)京フィル
3..僕こそミュージック (モーツアルト!)
4. 偉大な生命創造の歴史が始まる (フランケンシュタイン)
5. 涙の流るるままに (ヘンデル) 京フィル
6. チェーザレ (チェーザレ)
7. サーデューク (スティービー・ワンダー) 京フィル
8. 君の瞳に恋してる (ジャージー・ボーイズ)
2幕
9. 交響曲第九番「新世界より」第四楽章 (ドヴォルザーク)京フィル
10. ボレロ (ラヴェル) 京フィル
11. カルテット (銀河英雄伝説)
12. キャンドルインザライト (エルトン・ジョン) 京フィル
13. Smooth Criminal (マイケル・ジャクソン) 京フィル
14. Your Song (ムーランルージュ・ザ・ミュージカル)
15. Billie Jean (MJ THE MUSICAL)
16.I see you (アバター)
Encore
17. VISION



続きがあります
posted by スキップ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする

2023年12月09日

矢野顕子さとがえるコンサート2023


satogaeru2023.jpg


毎年年末のお楽しみ 矢野顕子さとがえるコンサート。
今年はいつもより少し早くて大阪は11月の開催となりましたが、これを聴かないと年を越せる気がしません。


矢野顕子 さとがえるコンサート2023
featuring 小原礼 佐橋佳幸 林立夫

出演: 矢野顕子 (vo, pf, key)
小原礼 (b)  佐橋佳幸 (g)  林立夫 (ds)

2023年11月27日(月) 7:00pm サンケイホールブリーゼ 1階O列下手
(演奏時間: 2時間5分)



とあるレポでお見かけしたところによると、「さとがえるコンサート」のスタートしたのは1996年。
当初はアンソニー・ジャクソン(Ba)とクリフ・アーモンド(Dr)を迎えたピアノトリオの編成だったそうです。
2014-2016年は、with Tin Pan で細野晴臣(Ba)、林立夫(Dr)、鈴木茂(Gt)という編成。
2017年のソロのピアノ弾き語りツアーを経て、2018年から現在の「The YANOAKIKO」 -矢野顕子さんのヴォーカル&ピアノ、小原礼さんのベース、佐橋佳幸さんのギター、林立夫さんのドラムという鉄壁の編成で今年でもう6年目です。

4人が一緒に演奏するのはおそらく1年に一度この期間限りかと思いますが、バンドとして完成されていてすっかり気心が知れた感が、音楽や息の合ったやり取りに滲み出ていて、もちろん客席の私たちもそれが伝わって安心して彼らの、超ハイクオリティながら温かみのあるサウンドにどっぷり身を委ねられてとても居心地のよい時間でした。


SET LIST
1. The Girl of Integrity
2. PRESTO
3. 春咲小紅
4. いいこ いいこ
5. ニットキャップマン
6. うちゅうから
7. 雲を見降ろす
8. 千のナイフ
9. 潮騒のメモリー
10. Love is all you get
11. I Will(The Beatles)
12. 終りの季節
13. PRAYER
14. David
15. わたしのバス (Version 2)
16. 津軽海峡・冬景色
17. クリームシチュー
18. ひとつだけ
アンコール
19. ごはんができたよ
20. ラーメンたべたい



続きがあります
posted by スキップ at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする

2023年08月15日

8年の時空を超えて REON YUZUKI DINNER SHOW「REON MUST GO ON!-24karats-」


reonmustgoon1.jpg


来年芸能生活25周年を迎える柚希礼音さん。
その”前夜祭”的位置づけのディナーショー・・・というだけでもうれしいのに、ゲストに紅ゆずるさん、真風涼帆さん(しかも真風さんは6月11日に宝塚退団後これがファーストステージ)と発表された時にはかつての星ファンこぞって前のめりになりましたよね。あの、2015年の、柚希さん退団ディナーショーの、再来じゃん!!



REON YUZUKI DINNER SHOW「REON MUST GO ON!-24 karats-」
構成・演出:野口幸作
音楽:青木朝子
振付:若央りさ  森優貴
美術:木戸真梨乃   衣裳:加藤真美
出演:柚希礼音
ゲスト:紅ゆずる  真風涼帆
コーラス: 音波みのり  夢妃杏瑠

2023年8月11日(金)/8月12日(土) ホテル阪急インターナショナル 紫苑
ディナー:5:30-6:45pm  ショー:6:45-8:50pm




reonmustgoon2.jpg



reonmustgoon3.jpg

ゴージャスなステージが開演直前に星組カラーのブルーに染まりました。




reonmustgoon8.jpg

前回の「REON GO ON!」の時もそうでしたが
各回ごとにプログラムとチケットの画像が違っていて
こちらは8/11 ディナーで公演カクテル Diamonds Are Forever とともに



reonmustgoon9.jpg

8/12 ディナー 喉かわいていてビア一気飲みです(〃▽〃)
ナフキンの色も違っていました



サブタイトルの 24 karats は、24周年と24カラットの純金やダイヤモンドのように輝く柚希さんをイメージして野口先生が命名。
そして、24曲の宝塚の曲という構成でした。


SET LIST
1.REON MUST GO ON!-24 karats-
2.D.D. Diamond!! (Dear DIAMOND!!)
3.アマール・アマール (ノバ・ボサ・ノバ)
4.ヴィエント・デ・ブエノスアイアレス (ブエノスアイアレスの風)
5.星を継ぐ者 (龍星) with 紅ゆずる
6.蒼穹の彼方 (太王四神記 Ver. Ⅱ)
7.Celebrity (Celebrity) 夢妃杏瑠
8.Candle in your mind!~魂に宿る光(希望)~ (ハプスブルクの宝剣)
9.Étoile de TAKARAZUKA(Étoile de TAKARAZUKA) 夢妃杏瑠・音波みのり
10.僕は怖い (ロミオとジュリエット) with 真風涼帆
11.JACKPOT (オーシャンズ11) 紅ゆずる・真風涼帆
12.大切なひとよ (太陽王~ル・ロワ・ソレイユ~)
13.嵐のように生きた男 (眠らない男・ナポレオン)夢妃杏瑠・音波みのり
14.眠らない男 (眠らない男・ナポレオン)
15.ナポレオン組曲/翼なき荒鷲 (眠らない男・ナポレオン) 
16.ナポレオン組曲/一羽の荒鷲のように (眠らない男・ナポレオン) ダンスソロ
17.柚希礼音メドレー (バンド演奏)
18.REON!! (REON!!)
19.ちえちゃん (REON!!)
20.愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11) 真風涼帆
21.ひとかけらの勇気 (スカーレット・ピンパーネル) 紅ゆずる
22.たからづか (Dear DIAMOND!!)
23.Dramatic Diamond (Dear DIAMOND!!)
Encore
24.For Good (REON IN BUDOKAN)




続きがあります
posted by スキップ at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする

2023年02月22日

今年も一緒にいろんな景色を 「柚希礼音 VALENTINE LIVE 2023 at Billboard Live」


valentinelive1.JPG


昨年12月「柚希礼音さんがビルボードでライブ」という情報が公開された時、「それ!ずっと!観たかったやつ!!」と、どんなことがあっても絶対行く!と心に決めていました。
とても楽しみにしていましたが、その日はあっという間にやってきました。


柚希礼音 VALENTINE LIVE 2023 at Billboard Live
出演:柚希礼音(Vocals)
   ヤス ナカジマ(Guitar,Chorus)  関慶和(Drums)  
   梅田潤(Bass)  櫻田泰啓(Keyboards)

2023年2月21日(火) 6:00pm ビルボードライブ大阪
(演奏時間: 1時間30分)



最高でした
あれもこれも、こんなちえちゃんが観たかった、こんなちえちゃんの歌が聴きたかったが全部詰まっていました。
そして何より、同じ時代、同じ時間をともに柚希さんを応援してきた”同志”の皆さまが温かく熱く見守るあの空間にいられたことがとてつもなく幸せでした。



valentinelive2.jpeg

ビルボードライブ入口の TODAY'S ARTIST に柚希さんがいるだけでテンション上がります


SET LIST
1. 六本木心中 (アン・ルイス)
2. 溺れたい (オリジナル)
3. 手紙 (アンジェラ・アキ)
4. ラブ・イズ・オーヴァー (欧陽菲菲)
5. I Love You (尾崎豊)
6. My Funny Valentime
7. アマール・アマール (ノバ・ボサ・ノバ)
8. エメ (ロミオとジュリエット)
9. 流れる星のように (怪盗楚留香外伝)
10. TATTOO (中森明菜)
11. REON JACK (オリジナル)
12. The Rose (Bette Midler)
Encore
13. 希望の空 (オリジナル)




valentinelive3.jpeg


柚希さんは薄いグレーにシルバーのラメストライプのパンツスーツ、白いシャツで登場。
髪はピンクがかった金髪でした。

1曲目の「六本木心中」からテンション爆上がりでウルウル。
泣いたり、笑ったり、拍手したり、ペンライト振ったり、忙しい。

VALENTINE LIVE なので”愛”をテーマに選曲されたということですが、「REON in BUDOKAN」でも歌った「手紙」ではまさかの途中で歌詞を忘れてしまうというハプニング(^^;)
自ら演奏止めて仕切り直し。
そのアセる姿の可愛らしさともう一度最初から聴けるというおまけに客席は大喜びでしたが、柚希さんは恐縮しきりでした。

年末の”ファンの人と直接電話で話す”というイベントでお話した方からリクエストされた中から選んだという「My Funny Valentime」
私も大好きな曲なので、柚希さんの歌声で聴くことができてうれしかったのですが、「私は知らない曲だったのですが」とおっしゃっていてちっとオドロキ👀


続きがあります
posted by スキップ at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする