2022年05月02日
舞台という儚く尊いキセキ 2022
2020年、2021年とアップしてきたこのエントリー、今年こそは中止になる公演なんてありませんようにという願いもむなしく、年初からオミクロン株が猛威をふるい、中止の公演も続出しました。
公演に向けて稽古を重ね、細心の注意を払い、準備をして舞台をつくり上げてきた出演者ならびに関係者の方々のお気持ちを思うと本当に心が痛みます。
そして、少し落ち着いてきたのかなと思っていたここへ来て、宝塚歌劇星組公演が、4月30日から公演中止となっています。
108期生の一生に一度の初舞台公演でもあり、1日でも早く再開されることを心から願っています。
3年続けてになりますが、2020年の池谷のぶえさんのツイートを再度引用させていただきます。
「舞台という儚く尊い時間と空間を、お客様、関係者の皆さま、共演者の皆さまと一緒に、また穏やかに共有し合える日々が少しでも早く訪れるよう祈ります。」
チケットを取っていて中止となった公演 2022年
宝塚歌劇雪組 「ODYSSEY-The Age of Discovery-」
(1/18 東京国際フォーラム ホールC)
宝塚歌劇宙組 「NEVER SAY GOODBYE」(2/10・2/13・2/17 宝塚大劇場)3回
宝塚歌劇星組 「ザ・ジェントル・ライアー」 (2/13 宝塚バウホール)
宝塚歌劇星組 「めぐり会いは再び/グラン・カンタンテ」
(5/1・5/3・5/5・5/8 宝塚大劇場)4回
宝塚歌劇宙組 「カルト・ワイン」 (7/6 シアター・ドラマシティ)
ガイズ&ドールズ (7/7 帝国劇場)
宝塚歌劇月組 「グレート・ギャツビー」 (7/17・8/11・8/14 宝塚大劇場) 3回
宝塚歌劇雪組 「心中・恋の大和路」 (7/28 シアター・ドラマシティ)
宝塚歌劇月組 「グレート・ギャツビー」新人公演 (8/8 宝塚大劇場)
2021年12月30日
2021年 エンタメモリー総括
毎年感じてはいるのですが、今年は本当に目まぐるしく時が過ぎ去って、あっという間の1年でした。
世界中がコロナ禍の中、わが愛するエンタメ界も大打撃を受け、公演中止や延期が相次いだ2020年と比べて、少しずつ日常が戻り、明るい兆しも見え始めたように感じる2021年・・・とはいえ、初日を迎えた公演に「どうか最後まで無事に上演できますように」と祈るような日々は相変わらずです。
そんな私の2021年エンタメモリー総括。
観劇はじめライブ、配信含めた今年のエンタメ総数は155本。
ただしリピートがとっても多くて51本ありますので、純粋な公演数は104公演。
中止や休演が相次いだ昨年が111本 89公演、一昨年は147本 124公演でしたので、本数だけ見ればコロナ禍前に戻った感じでしょうか。
「観たいものは今観ておかなければ」という危機感や飢餓感のようなものが常に働いて、観られる機会を拾っていったという感触です。
また、後で述べますが、宝塚歌劇の観劇数が爆増しているのですが、これは作品がよかったのはもちろん、緊急事態宣言下で空席が目立つ客席に心を痛め、少しでも協力したいとチケット救済依頼等にはできる範囲で応えていった結果、予定より観劇数が増えたという経緯もあります。
配信視聴は17本。
昨年の4月から7月にかけて、ナマの舞台が観られず配信が本当にありがたいと思っていましたが、元々舞台作品を映像で観るのが苦手なので、ナマの舞台が観られるなら配信はできるだけ避けたい、配信と映画館のライブビューイングがある場合は可能な限りLVを選んできました。
内訳は
配信/リピート
歌舞伎・伝統芸能 19本 ( 2/0)
演劇・ミュージカル 44本 ( 1/4)
宝塚歌劇 83本 (11/47)
音楽 7本 ( 2/3)
映画 0本
その他 2本 ( 1/0)
計 155本 (17/54)
上述しましたが、宝塚歌劇爆増。
とはいえ、リピート回数がとても多いので、純粋な公演数は36公演で演劇・ミュージカルより少なくなっています。
歌舞伎・伝統芸能が少なくなってしまうのは、関西の歌舞伎公演が減少し、ほぼ東京でしか観られない中、上京を極力控えてる現状では致し方ないところかなとも思います。
ちなみに、今年の上京は5回(他に博多座遠征が1回)。
昨年1回だけだったことを思うとこれでもずい分戻ってきました。
宝塚歌劇の組別の観劇数は
花組 9回
月組 18回
雪組 15回
星組 28回
宙組 7回
専科 1回
その他 5回
星組の多さよ(笑)。
星組は今年の大劇場公演2公演とも東京宝塚劇場でも観たくらいで、「星組好きだー!礼真琴大好きだー!」を実感した1年でした。
その他にはエリザガラコンなどが入っています。
そんな2021年のチケット代集計
年間合計 1,416,430円 でした。
これも昨年 779,190円、2019年が1,411,360円でしたので、ほぼ元の水準に戻った感じです。
チケットを取っていながら中止等で観られなかった公演は13公演。
これは昨年の62公演からグッと減りました。
中では、宝塚歌劇宙組バウホール公演「夢千鳥」が公演途中で中止になって、「もう1日前のチケット取ってたら観られたのに~」というのが一番悔しかったです。もちろん主演の和希そらさんはじめ出演者、スタッフの皆さまの悔しさの比ではありませんが。
5回以上行った劇場は
宝塚大劇場 41回
兵庫県立芸術文化センター中ホール 11回
シアター・ドラマシティ 10回
梅田芸術劇場 9回
歌舞伎座 8回
TOHOシネマズなんば 6回
宝塚バウホール 5回
オリックス劇場 5回
そりゃ宝塚大劇場多いですよね(^^ゞ
TOHOシネマズなんばの6回も全部宝塚歌劇千秋楽のライブ中継です。
5月23日の星組「ロミオとジュリエット」千秋楽は大阪も兵庫も映画館クローズとなっていて、でもどうしても配信ではなくLVで観たくて、はるばる奈良県のTOHOシネマズ橿原まで観に行ったのも、今となってはよい思い出です。
さて、2021年のマイベストスリー
続きがあります
2021年05月26日
それはそれはリュクスな時間 「LUXE」
「LUXE」(リュクス)は、フランス語で優雅、豪華、贅を凝らしたという意味。
「氷艶hyoen2019 -月光かりの如く-」のメンバーが再結集してつくり上げるスピンオフ的な“第二幕”
2019年に「氷艶hyoen2019 -月光かりの如く-」に柚希礼音さんが出演することになった時、「柚希さんがスケート滑る、ましてや髙橋大輔さんと一緒に、なんてこの先二度とないよね」と思って観に行ったのですが(こちら)、二度とあった(笑)。
という訳で行ってまいりました人生二度目の横浜アリーナ。
「LUXE」
監修・演出: 尾上菊之丞
構成・脚本・演出: 原田諒(宝塚歌劇団)
主題歌: 平原綾香
音楽監督・作曲・編曲: 玉麻尚一 振付: 宮本賢二 当銀大輔
エアリアル振付・指導: 山中陽子 知念紗耶 衣装: 堂本敦子
空間演出: チームラボ アーティスティックコンサルタント: VOGUE JAPAN
出演: 髙橋大輔 荒川静香 柚希礼音 平原綾香 福士誠治 波岡一喜
鈴木明子 織田信成 村上佳菜子 村元哉中 西岡德馬 田中刑事 ほか
2021年5月16日(日) 12:00pm 横浜アリーナ
スーパーアリーナ センター北東ブロック 1列
(上演時間: 2時間35分/休憩 20分)
太陽の王(西岡徳間)から王位を譲ると言われた光の王子(髙橋大輔)がこれを拒否して「自分の人生は自分で切り開くもの」と自分探しの旅に出てしまい、王から「時を超え、姿を変えた王子」を追えと言われた、ハッサン(福士誠治)、ネッサン(波岡一喜)が狂言回しとなって、王子が巡る世界各地で華やかなレビューが展開されるという構成。
緑濃きアマゾン、アジア、摩天楼のニューヨーク、情熱のスパニッシュにブラジルのサンバと、次々に場所を変えて、ディズニーっぽい場面や演出もあって、しかもスケート、歌、ダンス・・・各界のスター勢ぞろいという、それはそれはリュクスでこの上なく楽しいショーが展開されました。
Act 1
1. Aurore -夜明け-
2. Fantôme -幻-
3. Magnificence -絢爛-
4. Miroir -鏡-
5. Revés -夢-
Act 2
1. Fascination -夢-
2. Passion -情熱-
3. Brise -風-
4. Carnaval -祝祭-
5. Phénix -不死鳥-
6. Luxe -リュクス-
続きがあります
2021年04月24日
舞台という儚く尊いキセキ 2021
今年またこのエントリをあげなければならないなんて💦
昨年2月末に怒涛の公演中止が始まった時、池谷のぶえさんの「舞台というものが無事に上演できることは、当たり前ではなく奇跡的なことなのだと改めて感じます。」というツイートを引用させていただいて、チケット取っていたのに観劇できなくなった公演を粛々と書き留めました(こちら)。
昨年は年末までに63公演(!)観ることができませんでした。
もうあんな思いはしたくないと思っていた2021年。
4月25日から5月11日まで緊急事態宣言が発出され、今日は次々と公演中止が発表されました。昨年同様、主催者や出演者からの中止のお知らせとお詫びであふれるtwitterやインスタグラムが切ない。
私は演劇や舞台を愛する者ですが、もちろん演劇だけが特別と思っている訳ではなくて、スポーツを愛する人、音楽を愛する人、すべての人が忸怩たる思いを抱えていることは想像に難くありません。
それでも、まだ50%以下の客席収容を守って万全の感染対策を施し、幕間のロビーも静まり返っていた歌舞伎座を目の当たりにしてきたばかりですので、あんなにきちんとできていて、今まで一度もクラスター出してもいないのに、という思いは拭いきれません。
何より、お稽古を積み重ねて舞台をつくり上げてきた出演者、スタッフ、関係者の皆さまのお気持ちを思うと心が痛く、今日も星組「ロミオとジュリエット」の東京宝塚劇場初日映像を見返して泣いてしまいました。
チケットを取っていて中止となった公演 2021年
<2021年4月24日 午後11時現在>
・4月文楽公演 (国立文楽劇場)・・・吉田簑助さん最後の日をお見送りするはずでした
・宝塚歌劇宙組 「夢千鳥」 (宝塚バウホール)
・宝塚歌劇花組 「アウグストゥス/Cool Beast!!」 (宝塚大劇場) 2回
・宝塚歌劇宙組 「Hotel Svizra House」 (梅田芸術劇場)
・カメレオンズ・リップ (サンケイホールブリーゼ)
・エリザベート・ガラ・コンサート ライブ中継 (TOHOシネマズなんば)
→ 配信に変更可能
・月影花之丞大逆転 (オリックス劇場) 大楽
今回の宣言前に
・IF/THEN (シアター・ドラマシティ) 2回
4月26日追記
・やのとあがつま (住友生命いずみホール)
5月8日追記
・月とシネマ (COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)
5月11日追記
・サンソン―ルイ16世の首を刎ねた男― (オリックス劇場)
7月19日追記
・マタ・ハリ (梅田芸術劇場) 大楽
どうかこの状況が1日も早く収束して、バッハ氏来日とかに関係なく宣言が解除され、5月12日には明るい笑顔で舞台が戻ってくることを心から願ってやみません。
池谷のぶえさんの昨年のツイートを再度引用させていただきます。
「舞台という儚く尊い時間と空間を、お客様、関係者の皆さま、共演者の皆さまと一緒に、また穏やかに共有し合える日々が少しでも早く訪れるよう祈ります。」
2021年04月03日
ちえねねトウコ on ボクらの時代 The Deep
フジTVで毎週日曜日にオンエアされているトーク番組「ボクらの時代」。
私も大好きで毎週録画にしていて、興味あるメンバーの時だけ見ています。
その「ボクらの時代」がオンラインイベントとなり記念すべき第1回が本日生配信。
メンバーは、安蘭けいさん・柚希礼音さん・夢咲ねねさん。
そりゃもちろん見るってものでしょう。
ちえねねトークならぬ、ちえねねとうこです。
ボクらの時代 The Deep #1
出演: 安蘭けい 柚希礼音 夢咲ねね
2021年4月3日(土) 2:00pm 配信視聴
(配信時間: 2時間)
宝塚時代はもちろん、女優としてそれぞれ活躍している今やプライベートのお話など盛りだくさん。
知っているエピソードも初めて聞くお話もとても楽しく、何度も「あははと声に出して笑ってしまいました。
当初90分の予定が2時間超を大幅に時間延長。
トーク全体を通して、安蘭けいさんの仕切りのうまさと愛ある鋭いツッコミが際立っていました。
安蘭けいさん 77期 柚希礼音さん 85期 夢咲ねねさん 89期
学年差はありますが、ともに星組で過ごしてきた3人。
私も特によく観ていた時代なのでなつかしさもたっぷり。
全部書き残したいくらいですが、以下は印象に残った会話のメモ
◆出会い
とうこさんと柚希さんの出会いは柚希さん初舞台の「ノバボサノバ」(1999年 雪組)。
当時のとうこさんはもう「白シャツ着たスターだった」そうです。
宝塚で8期違うってそんな感じですよね。
「新人公演も2回やらせていただきましたが、衣装はお借りできませんでした」と柚希さん。
でもゴルチエのシワ加工の衣装だけは着ないといけなくて、シワ加工だから助かったのだそう。
そこでとうこさんがつくった五七五
「シワ加工 ちえが履いたら ぴたパンツ」
これ、前にも聞きましたが、何度聞いてもやっぱり笑ってしまいます。
トップになって10㎏痩せたという柚希さん。退団するころにはその10㎏がきちんと戻ったそうです(笑)。
ねねちゃんはとうこさんが「赤と黒」をやった時に組替えでやってきて、「顔の小ささと首の長さ、背中のやわらかさ」がとても印象に残ったそうです。それって今も変わらずねねちゃんそのものですね。
それからしばらくねねちゃんの脚の長さトーク。
続きがあります
2020年12月30日
2020年 エンタメモリー総括
本当にいろいろあった2020年も残りわずかとなりました。
今年がこんな年になるなんて、去年の今ごろ、お気楽にエンタメモリー総括書いていた時には思ってもみませんでした。
そんな2020年 空白の時間もありましたが、たくさんの感動に出会えたこと、本当に感謝しています。
観劇はじめライブ、トークショー、そし「配信」も含めて今年のエンタメ総数は111本。
リピートが22本ありますので、純粋な数となると89公演。
昨年はそれぞれ、147本、124公演でしたので、70~75%といったところ。
3月から6月にかけての”空白”の時期を考えると、よくこれだけ観られたなという感じです。
配信視聴は29本。89公演中29本ということで3割強です。
4月、5月、6月はナマの舞台は観ていなくて配信のみ。7月も6本中舞台は1本のみで5本が配信でした。
本当にあの頃は配信に助けられたなぁ。
内訳は
配信 リピート
歌舞伎・伝統芸能 35本 (19 2)
演劇・ミュージカル 31本 ( 5 4)
宝塚歌劇 39本 ( 1 16)
音楽 3本 ( 2 )
映画 0本
その他 3本 (2 )
計 111本 (29 22)
「宝塚ばかり観ていた」という感触だったのですが、こうしてみると3つのジャンルはまずまず均等。
「歌舞伎・伝統芸能」の配信の多さが目立ちます。
トークショーやオンラインのトークイベント等は「その他」にジャンル分けしていますが、歌舞伎家話や座談会などは歌舞伎役者さんが「舞台を待ってくださっているお客様に何かお届けできないか」という思いで始められたという認識で「歌舞伎・伝統芸能」のジャンルに入れています。
三月歌舞伎座の舞台の無料配信なども含めて、本当にありがたかったです。
宝塚歌劇もたくさん配信されましたが、私自身が基本的にあまり配信を好まず、どうしても無理という場合以外は劇場か、せめて映画館のライブビューイングを選んだこともあって、配信視聴は少なめです。
宝塚歌劇についてはちょっと興味があって組別の観劇数もチェックしてみたところ
花組 3回
月組 7回
雪組 6回
星組 13回
宙組 9回
専科 1回
今年は変則でしたので組によって公演日数にバラつきがあったとはいえ、組の好みが如実に表れていますな(^^ゞ
そして今年のチケット代がこちら。
年間合計 779,190円でした。
昨年が1,411,360円でしたので、ザクッと半減といったところでしょうか。
チケットを取っていながら中止等で観られなかった公演は62公演。
チケット代の払い戻し総額は55万円強でした。
続きがあります