2023年09月12日

月組愛に満ち満ちた時間 「第4回 Suu's Room」


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宝塚ホテル支配人 憧花ゆりのさんの Suu's Room
今回はゲストに初めてヅカOGを迎えるということで、行く気マンマン。
・・・だったのに発売日を見逃していて翌日に電話をして何とかチケット取れましたが、ほどなく完売になるという人気ぶりでした。


第4回 Suu's Room
すーさんとゲストのおしゃべりタイム
~お月様の輝く夜に~

出演:憧花ゆりの   ゲスト:光月るう
 
2023年9月8日(金)宝塚ホテル 宝寿の間
18:30-19:45 ディナー
19:45-21:00 トーク



月組カラーの黄色・・・というか綺麗なたまご色のドレスをお召しのすーさん。
そのすーさんの紹介で会場後ろのドアから登場されたるうさんも同じたまご色のパンツスーツ。
るうさん初舞台作品「LUCKY STAR!」主題歌が流れる中、自ら歌って(「香寿たつきさんの歌が流れてるのに」とすーさんに言われてた(≧▽≦))客席練り歩いてステージにいらっしゃいました。


86期と88期。生粋の月組っ子のお二人。
すーさんから組長を受け継いだのがるうさんで、組長としての苦労話はもちろん、お互いのこと、作品のこと、お稽古のこと・・・月組愛に満ち満ちた、とても楽しいトークが繰り広げられました。


🌙組長として

通常の公演は
1.集合日
2.お稽古
3.自主稽古
4.通し稽古
5.オーケストラ打合せ
6.舞台稽古
7.初日
8.公演
9.新人公演
10.千穐楽

という流れで、組長のお仕事はこの他に
・冠婚葬祭の連絡
・組の決まりごとの管理
・組費の管理
・スタッフ連絡
・代表挨拶
・休演者や災害時の対応
・お稽古見学、アドバス
などがあるそうです。自分の役を深めながらの重責なので本当に大変そう💦

るうさんは副組長1作で組長に就任することとなった時にすーさんから「自分を大事にしいや」とだけ言われたそうです。
これについてすーさんは「組子の気持ちを汲み取っていく中で自分を見失う瞬間があって、そうなってほしくないと思っていました」とおっしゃっていました。
るうさんは「すーさんは自分に課していらして、すーさんを見ていた時の方が苦しかった。早く楽にしてあげたいと思っていた」そうです。


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2023年08月20日

衣裳だけでもカッコイイ! 「薔薇とサムライ2 海賊女王の帰還」衣裳展


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8月9日に上京した際にこちらも見ました(ついでと言っては失礼ながら(^▽^;)


ゲキ✕シネ公開記念
劇団☆新感線「薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還」衣裳展


日比谷シャンテ 3階特設会場

新感線の衣裳展は以前にも見たことがありますが(竹田団吾さんだったかな)、一つの作品に特化したものは初めて。
いつもながら本当に細部に至るまで緻密かつゴージャス。
天海祐希さんアンヌ女王はもちろん、メインの役ほとんどの衣裳が展示されていました。


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これを着ていた天海さんの姿がアリアリと目に浮かびます。



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どの衣裳もとてもよく似合っていましたし、カッコイイことこの上ない。
それにしても、これが実物大と思うとやっぱり天海さんデカいなw



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2023年06月19日

音楽というサイドから宝塚歌劇にアプローチ 「第3回 Suu's Room」


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前回(こちら)の最後に次回のゲストが発表された時、「行きたいけど平日なのね💦」と思っていたら、ディナータイムに開催ということで、張り切って行ってまいりました。
第1回:1人で参加 → 第2回:2人 → 第3回:3人に増殖 と確実に仲間を増やしおります。


第3回 Suu's Room
すーさんとゲストのおしゃべりタイム
~金曜の夜はディナーを~

出演:憧花ゆりの   ゲスト:太田 健
 
2023年6月16日(金)宝塚ホテル 宝寿の間
18:30-19:45 ディナー
19:45-21:00 トーク



最初にすーさんより、「今回は星組『1789』のお話もたくさんするつもりでしたが、まだ公演が再開していない状況を考え、もちろん『1789』のお話もしますが内容を少し変更してお送りすることをお許しください」とご説明がありました。
もちろん太田先生も音楽監督・編曲として携わっていらっしゃる作品。「1789」好きとしては少し残念ではありましたが、それを差し引いて興味深いお話の数々盛だくさんでとても楽しかったです。


♪宝塚との出会い

4歳の時に突然「ピアノを習いたい」と言い出した太田少年。
以来、音楽の道をずっと歩いて来られましたが、宝塚との出会いは「ほとんどない」そうです。
「花の指定席」というテレビ番組を少し見たことがあるのと阪急の看板を見かけたことがあるくらい。アメリカにいる時に薦められて宝塚を受けることになった時、「5組を覚えるところから始めた」のですって。


♪潤色とオリジナル

最初から曲がある潤色のアレンジと1から曲をつくっているオリジナルとではおのずとアプローチも違ってくるそうです。

潤色の場合:
1.現地打合わせ
2.採譜
3.演出打合わせ
4.音源制作
5.お稽古
6.歌劇バージョンのオーケストラ譜制作
7.オーケストラ合わせ
8.舞台稽古 → 初日

オリジナルの場合:
1.演出家打合わせ
2.曲作り
3.音源制作
4.お稽古
5.オーケストラ譜制作
6.オーケストラ合わせ
7.舞台稽古 → 初日

いずれの場合でも、演出家の意向が強く反映されることとなって、小池修一郎先生や生田大和先生の要望や無理難題(?)のお話はとてもおもしろかったです。

オリジナル曲を作曲する時は、台本や歌詞を何度も何度も読み込んで”音が降ってくるのを待つ”のだそうです。
昔は「やってやろう」と曲をつくっていたこともありましたが、大体失敗する、ですって(≧▽≦)

曲をつくる時には必ず自分で歌ってみるそうです。
オーケストラだけのお稽古の時は生徒もいないので、台詞も言いながら(礼さんだとこのくらいの速さで話すかな、とか)全曲歌うのだとか。


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2023年02月27日

宝塚愛は限りなく 「第2回 Suu's Room」


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元宝塚歌劇団月組組長で現在は宝塚ホテル支配人としてご活躍のすーさんこと憧花ゆりのさんが、ゲストを招いてアフタヌーンティーとともに楽しむトークセッション。
昨年8月に開催された第1回(こちら)がとても楽しかったので、次回もまたぜひ参加したいと思っていました。ましてやゲストは宝塚歌劇団演出家の稲葉太地先生だし。

今回はアフタヌーンティータイムとイブニングティータイムの二部制ということで、アルコールもいただけるというイブニングティーにお邪魔しました。


第2回 Suu's Room
「想像から想像へ~宝塚愛は限りなく~」

出演:憧花ゆりの   ゲスト:稲葉太地

2023年2月23日(木) 5:00pm 宝塚ホテル 琥珀の間
(お茶会時間:2時間10分)



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袖口に白いレースがあしらわれたラベンダー色のワンピースで登場した憧花ゆりのさん。
稲葉先生を「2000年入団の同期生です」とご紹介。
稲葉先生が入った年は演出家の試験は200倍の競争率だったとか。「私たちの比ではない」と憧花さん。稲葉先生はもし演出家になれなかったら、メイクアップアーティストになりたかったそうです。



■ アイデアノート

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まずはじめに稲葉先生の「アイデアノート」(先生は「設計図」と呼んでいるそう)を見ながら花組のショー「Fashionable Empire」のお話。
こちらは資料として配られたものですが、スクリーンには稲葉先生手書きの実物が映写されました。
とても几帳面な読みやすい字でぎっしり書き込まれていました。
△=男役 〇=女役 SB=銀橋(Silver Bridge)といった記号や略語も垣間見られて興味シンシン。

ショーは
1.配役
2.振付
3.お稽古
4. 舞台稽古から初日
という流れ。

このアイデアノートを振付の先生に渡して振りをつけていただくそうです。
そして実際のショーの場面をスクリーンで観ました。説明聴きながら観ていたら「ショーの演出家の先生の頭の中ってどうなってるの?!」と驚くばかりです。
約70名の出演者の出入りや動きをすべて考えて把握できるの、凄すぎます。

配役を決める時に意識していることは、直近の公演でやっていないもの、新しい〇〇さんを見てもらいたいということ。
香盤表を発表する時、この役はどんな役で歌やダンスがあって・・・と詳しく書く先生もいますが、稲葉先生はあまり詳しく書かず、振付、演出している過程でこの人いいなと思ったら後で加えられるようにしておきたい、とおっしゃっていました。


■ Deep Sea

絶賛公演中の月組のショー「Deep Sea」についてもたっぷり。
たくさん寄せられた質問に答える形で進められました。

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2022年12月30日

2022年 エンタメモリー総括


7月以降に観た舞台の感想がほとんど書けていない中、総括どころではないのですが、これをやっておかないと次の年へと踏み出せない気がしますので、甚だ不本意ながら現時点で今年のエンタメモリーを総括したいと思います。

コロナを巡るエンタメ界の状況は一進一退という様相で、当初のように”公演自粛”という形こそなくなったものの、一人でも体調不良者が出ると公演中止となってしまうケースが多く見られるようになりました。
そのような状況の中、「八月納涼歌舞伎」や、宝塚歌劇星組の全国ツアー公演「モンテクリスト伯/Gran Cantante!!」、そしてまさにタイトルを地で行く「ショウ・マスト・ゴー・オン」のように、代役を立てて何としても舞台を継続するという、役者さんはじめ関係者の皆さまの思いに何度も胸が熱くなった年でもありました。


そんな2022年 スキップのエンタメモリー総括。

観劇はじめライブ、配信含めた今年のエンタメ総数は156本。
昨年2021年が155本でしたのでほぼ同数となりました。
そしてこれもやはり昨年同様、リピートが多く47本ありましたほぼ宝塚なのだけれども😅)ので、純粋な数は109公演。
「観たいものは今観ておかなければ」という危機感や飢餓感のようなものが常に働くのも昨年、一昨年と同じで、特に宝塚歌劇の公演は本公演、別箱公演に限らず公演期間の最初の方、中頃、終盤と分散して複数回チケットを取る、というのがデフォルトとなりました。

配信視聴は8本。
元々舞台作品を映像で観るのが苦手なこと、配信と映画館のライブビューイングと両方ある場合は迷わずLVを選ぶということもあって、昨年の17本からほぼ半減。配信でしか観られないものしか観なくなりました。


156本の内訳は
                配信/リピート  
歌舞伎・伝統芸能    20本  (1/0)
演劇・ミュージカル   45本  ( 1/5)
宝塚歌劇        80本  (6/41)
音楽           4本  ( 0/0)  
映画           3本 ( 0/1)
その他          4本 (0/0)    
計           156本  (8/47)


昨年爆増した宝塚歌劇は爆増のまま維持(^^ゞ
とはいえ、やはりリピート回数がとても多く、純粋な公演数は39公演で演劇・ミュージカルより少なくなっています。
関西の歌舞伎公演が減少し、ほぼ東京でしか観られない中、上京を極力控えてる現状では致し方ないというところも昨年同様かな。
ちなみに、今年の上京は6回(他に名古屋遠征が1回)。昨年より1回多く東京へ参上しました。


宝塚歌劇の組別の観劇数は

花組   10回
月組   14回
雪組    16回
星組    28回
宙組   11回
その他   1回

相変わらず星組の多さよ(笑)。
2022年の星組は宝塚大劇場・東京宝塚劇場の本公演2回の他に御園座、別箱、全国ツアー公演、バウホール、さらには宝塚ホテルでのミュージックパフォーマンスと追いかける方にとってもなかなか忙しい1年でした(別に追いかけなくてもよろしい)。
その他の1回は宝塚音楽学校の文化祭です。初めてナマで観ましたが、本公演とはまた違った緊張感も楽しさもあって、もしチケットが取れたら来年もぜひ観に行きたいところです。


2022年のチケット代集計は

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年間合計 1,330,800 円でした。
観劇本数横ばいですが、チケット代合計は昨年の1,416,430円から若干減少しています。



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2022年11月10日

熱量とボリューム 「展覧会 岡本太郎」


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岡本太郎さん(1911-1996)の回顧展。

今も大阪のアイコン的存在の「太陽の塔」をはじめ、いくつかの作品を断片的に見たことはありますが、こうしてまとめて拝見するのは初めてでした。
パリ留学留学時代の1925年の作品から始まって、1995年の未完の作品「雷人」まで、水彩や油絵はもちろん、彫刻やブロンズ、陶器など、没後開催された回顧展の中で最大規模なのだそうです。圧巻のコレクションで見応えたっぷり。
全作品写真撮影OKという太っ腹。音声ガイドは阿部サダヲさんでした。

今年2月に開館してずっと行きたいと思っていた大阪中之島美術館もこれがデビューでした。


展覧会 岡本太郎
2022年9月29日(木) 大阪中之島美術館



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前のめりの太陽の塔 カワイイ



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会場に入るとこれがドーン!



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「自画像」 
鉛筆で描かれた1950年の作品



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