
シェイクスピア×森新太郎×吉田羊によるPARCO劇場シリーズ。
『ジュリアス・シーザー』(2021年)『ハムレットQ1』(2024年)と続いて第三弾です。
パルコ・プロデュース2026
『リチャード三世』
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:森 新太郎
美術:伊藤雅子 照明:佐藤 啓 衣装:西原梨恵
出演:吉田 羊 愛希れいか 中越典子
赤澤遼太郎 増子倭文江 浅野雅博 星 智也 清田智彦
篠井英介 渡辺いっけい
2026年6月7日(日) 1:00pm 森ノ宮ピロティホール B列下手
(上演時間: 3時間/休憩 20分)
上下が切り取られたフレームのような高さのある舞台に、下手からまず杖が現れ、その杖をつく脚が現れ、身体歪めて歩く吉田羊さんリチャードが現れた瞬間からグッと引き込まれました。
白いジャケット 黒パンツというシンプルな衣装。
特に声をつくっている訳でもないのに紛れもなくグロスター公リチャード。
松岡和子さんの訳でモノローグも耳なじみよかったです。
リチャードと愛希れいかさんアンの台詞の応酬の凄まじさ。
ポロポロ涙流すアン。肉眼でも見えるくらい涙が飛び散っていました。
愛希さん アン亡き後は主にラトクリフ役だったのですが、黒いサングラスにロングコートで超クール。
「そうだ ちゃぴちゃん最初は男役だったんだ」と思い出すなどしました。
この戯曲のキモはマーガレットだと思っているのですが、キャストあまり把握していなくて「マーガレット誰だろう」と思いながら観ていたら、篠井英介さん登場して「あーっ!」と心の声出ましたよね。
めちゃマーガレット。
これまで観てきた数々のマーガレットの中でもとりわけ好きでした。
かと思えば、やんちゃなヨーク王子の声だったり(今回、エドワードとヨークという幼い二人の王子はマリオネットでした)。
篠井さんてばほんと自在だな。
その王子たちをリチャードに殺されたエリザベスを演じた中越典子さんが、リチャードを討つリッチモンドを演じるあたり、いかにも森新太郎さんらしいキャスティングだと思いました。
リッチモンドの手で最期を迎えるリチャード。
一旦降りた幕が再び上がって、赤いジャケット着たリッチモンドが客席に背を向けて立っている・・・と思ったらパッと服と鬘脱ぎ捨てたら中越さんではなく吉田羊さんという演出、鮮やかでした。

カーテンコールラスト、捌け際にリチャードのポーズでお辞儀する𠮷田羊さん チャーミングでした のごくらく度
