
「ウィキッド 永遠の約束」
Wicked: For Good
監督:ジョン・M・チュウ
原作:グレゴリー・マグワイア
原作ミュージカル(作詞・作曲):スティーブン・シュワルツ 原作ミュージカル(脚本):ウィニー・ホルツマン
脚本:ウィニー・ホルツマン デイナ・フォックス
撮影:アリス・ブルックス 美術:ネイサン・クロウリー
衣装:ポール・タゼウェル 音楽:ジョン・パウエル スティーブン・シュワルツ
出演:シンシア・エリヴォ マリアナ・グランデ ジョナサン・ベイリー
イーサン・ステイーター マリッサ・ボーディ ミシェル・ヨー ジェフ・ゴールドブラム ほか
2026年3月19日(木) 2:30pm TOHOシネマズ梅田 スクリーン1
(上映時間: 137分)
「オズの魔法使い」の前日譚。
少女ドロシーがオズの国に迷い込むずっと前に遡り、この国で最も嫌われた“悪い魔女”と最も愛された“善い魔女”の過去をふたりの視点から描いた物語を前後編で描きます。
前作「ウィキッド ふたりの魔女」観て1年。
楽しみに待っていました。
・・・と昨年の感想を探したら書いてなかった💦
ということで、まずは「ふたりの魔女」の方をざっくりおさらい。
「ウィキッド ふたりの魔女」

せっかくなので Dolby Atmos で観ました。
立体音響のリアルサウンドと迫力の大画面。
ポストカードもいただきました。
「この前 劇団四季で観たなぁ」
と思って調べたら2010年・・・15年前って😂
マイノリティ差別や自分の信念を通したためにエルファバが悪い魔女に仕立て上げられるくだりは15年を経て色褪せないどころか”今”のテーマだな、と。
私のぽんこつ海馬がいい感じにディテール忘れているので新鮮に楽しむことができました。
「VERDAD!!」で礼真琴さんが歌った Defying Gravity が世界一好きなワタクシですが、ドラマの流れの中で聴くこの曲はまた格別です。
シンシア・エリヴォの迫力の歌唱 ほんとすごい。
ラスト泣いちゃった。
↑
昨年3月に「ふたりの魔女」を観た時にインスタグラムにポストしたものです。

緑の肌と強力な魔法の力を持つエルファバ(シンシア・エリヴォ)、美人で明るく人気者ですが魔力を持たないグリンダ(アリアナ・グランデ)がシズ大学で出会ってルームメイトとなり、喧嘩ばかりしながらも友情を育むようになります。
動物たちが市民権を奪われ、声を失っていくオズの国。
マダム・モリブル(ミシェル・ヨー)の推薦でエルファバはついにオズの魔法使いと面会する機会を得ます。
オズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム)がいるエメラルド・シティへ向かう際、エルファバは咄嗟にグリンダを列車に乗せ、二人で魔法使いと面会します。マダム・モリブルとオズの魔法使いこそが動物たちを抑圧している張本人であったことが明らかになり、衝撃を受けたエルファバは魔法の書・グリムリーを奪い逃走します。オズの魔法使いのもとに残ろうと説得するグリンダ、一緒に行こうと誘くエルファバ、二人は別々の道を行くことを決意します・・・というところまでが前編「ふたりの魔女」でした。

そして後編「永遠の約束」
オズの国に隠された真実を知り、それぞれの道を歩むことになったエルファバとグリンダ。
「悪い魔女」として悪名を着せられ民衆の敵となったエルファバが、言葉を奪われた動物たちの自由のために戦い続ける一方、マダム・モリブルとオズの魔法使いによって「善い魔女」に仕立て上げられたグリンダは名声と人気を手にしながらも、心にはエルファバとの決別が深い影となって落ちていました。
エルファバを呼び出すためにマダム・モリブルが起こした竜巻でエルファバの妹ネッサローズ(マリッサ・ボーディ)が飛んで来た家の下敷きとなり、エルファバを助けようとしたフィエロ(ジョナサン・ベイリー)は捕えられリンチを受けます。
絶望しすべてを受け容れたエルファバは魔導書「グリムリー」をグリンダに託し、「あなたならできる。世界を変えて」と言い残して少女に水をかけられて消滅します・・・。


この映画はやっぱりDolby ATMOSで観たいよねと梅田へ。
「オズの魔法使い」が散りばめられていて、ドロシーチラ見せ?だし、かかしやブリキの木こりってこういう風に生まれたのかーとなりました。
(劇団四季版観てるのにそのあたり綺麗さっぱり忘れてましたよね😂)
ちなみに劇団四季版観た時(2010年)の感想はこちら
前編よりさらにシビアな内容に観ているのが辛い場面もありましたが、前編の冒頭と同じシーンのエンディングでオズの国の子どもに「悪い魔女と友だちだったって本当?」と聞かれて「友達でした」と答えるグリンダの凛とした強さと穏やかな笑顔に救われる思い
最後に2人が一緒に歌う For Good もちろんすばらしくて泣いてしまうのですが、その前のエルファバのソロ No Good Deed もとても胸に迫って涙あふれるなどしました。
フィエロが兵に暴行されるところでエルファバがフィエロに不死身の身体を与える呪文を唱えて歌う「No Good Deed」。
Eleka nahmen nahmen という呪文で始まる曲。
愛する人が死ぬかもしれないという不安、善い行いをしても報われることはないという何年も蓄積されたエルファバの絶望を表していて、シンシア・エリヴォの迫力の歌唱が胸に迫ります。
Ever again
No good deed
Will I do
Again
「二度と善いことなんて 私はもう 二度としない」
で結ばれる歌詞が切ない。
そして 「For Good」
Because I knew you
I have been changed
For good
「あなたに出会ったから 私は変わった 永遠に」
今の自分があるのはあなたと出会ったからと互いに認め合うシーンに涙ナミダ。
死んだと思われたエルファバはお城の秘密の通路に隠れて生きていて(この通路のあるお城はフィエロのもの)、かかしとなってフィエロと二人、手を繋いで歩いていく姿が映し出されます。
これは原作にはなくてミュージカル版で加えられた場面なのだとか。
「生きていることをグリンダに知らせたいけど、それはダメね」とエルファバ。
祀り上げられた偶像として、自分自身を偽りながら善い魔女として生きていくグリンダと、死んだと思われたまま、存在さえ隠してかかしに姿を変えた恋人と見知らぬ土地で生きることになるエルファバ・・・何とも切ない幕切れです。
これ、先日東京へ行った時にアップした画像ですが、映画観た後で見るとほんとよくできてたよねと思いました。
できれば前編後編一気に観てみたい・・・え?👀 のごくらく地獄度
