
三月花形歌舞伎終演後は中村米吉さんのトークショーへ。
かねてから参加してみたいと思っていたのですが、やっとタイミングがあって叶いました。
今回で11回目。関西では2022年3月以来、3年ぶり2回目の開催だそうです。
中村米吉トークショー in 京都
2025年3月9日(日) 7:30-9:00pm
鮒鶴鴨川リゾート

会場は南座から歩いて10分足らずの鴨川沿いにある鮒鶴鴨川リゾート。
初めて伺いましたが、1870年に創業して国登録有形文化財にも指定される元老舗料亭旅館をリノベートしたとても雰囲気のある建物でした。
7時30分きっかりに米吉くん登場。
ブルーグレーのスーツに今回の花形歌舞伎の米吉くんのテーマカラーである黄色系のネクタイ(奥様のお見立てだとか)。
昼夜2回公演でお疲れにもかかわらず、座ると後ろのテーブルの人が見えないからとずっと立ってお話してくださいました。
相変わらず機関銃のように繰り出すご本人のトークがおもしろいのはもちろん、司会の方との間が絶妙で声をあげて爆笑することしばしば。
司会の女性は米吉くんの事務所社長兼マネジャーの方なのだと教えていただきました。
とにかく二人のやり取りが楽しかったです。
前日の3月8日が32歳のお誕生日たった米吉くん。
最初に打合せたとおり、司会者さんの合図に合わせてサプライズで会場みんなで♪ハッピーバースデイを歌って、バースデイケーキのプレゼント。
ここで写真撮影OKのお声がかかって「どうぞお近くでお撮りください」ということでみんなワラワラとケーキを持つ米吉くんのまわりに集まって、まるで新郎新婦のケーキ入刀を撮る披露宴のよう(≧▽≦)
帰りに確認したところ SNS投稿もOKということでした。
冒頭の画像は自撮りする米吉くん。
さらに、みんなが写真撮れるようにと地球と同じ方向にゆっくり回ったり、ローソク吹き消したり。
ここから質問タイムで、米吉くんが各テーブルを回って質問に答えてくれる形でした。
福之助くんが高島屋で買ってせっかくプレゼントしてくれたから、とわざわざネクタイをつけ替えて。
お芝居の役づくりのことからプライベートまで、客席からの多岐にわたる質問に当意即妙に答える回転の速さと切れ味・・・頭も舌も。
手を挙げた人を見逃さない行き届いた目配りもすばらしかったです。
「妹背山」のお三輪ちゃんは主役としての責任の大きさと重圧を感じているそうです。
「伊勢音頭」で他の役をやるとしたら万野だとか・・・確かに米吉くんの万野、観てみたい。
プライベートについての質問、回答はここに書くことは差し控えますが、「新しい仕事に慣れなくて不安。米吉さんはどうしていますか」という質問に「鳥居の数です。何度もくぐり抜けると慣れます」と回数こなすことを「鳥居」に例えていらっしゃったことが印象的でした。
ラストには福之助くん、虎之介くん、壱太郎くんからのハピバビデオメッセージ。
虎之介くんは屋上だったり3人それぞれ南座の別の場所で撮ったメッセージ見ながらあれこれツッコむ米吉くんでした。

妹背山のお三輪ちゃんにちなんでお土産が三輪素麺なのも米吉くんのアイデアだそうです。
帰宅して開けたら「三輪の糸」だったの本当に出木杉くんでは?
とても楽しかったのでまた行きたいけれど関西であまり開催されないのが残念 のごくらく地獄度



