2024年01月06日
見目麗しき三日月よのぉ 「刀剣乱舞」
新作歌舞伎→新橋演舞場→尾上松也 とくればこれも観たなぁと記憶を呼び覚まし。
歴史の改変をもくろむ時間遡行軍を倒すために、刀剣男士(とうけんだんし)を成長させて各時代へ送り込み歴史を守る戦いに挑むという、人気オンラインゲームが原作。
ミュージカル、ストプレ、アニメ、映画化もされて日本が誇る人気コンテンツの一つだそうで、今回初めて歌舞伎化されました。
新作歌舞伎 「刀剣乱舞」 月刀剣縁桐(つきのつるぎえにしのきりのは)
原案 「刀剣乱舞 ONLINE」より
脚本:松岡 亮
演出:尾上菊之丞 尾上松也
出演:尾上松也 尾上右近 中村鷹之資 中村莟玉 上村吉太朗
河合雪之丞 澤村國矢 市川蔦之助 大谷龍生 中村歌女之丞
大谷桂三 中村梅玉 ほか
2023年7月20日(木) 4:30pm 新橋演舞場 3階2列センター
(上演時間: 3時間20分/幕間 30分)
刀剣男士が様々な時代に出現するという設定なので、いろいろなドラマが展開できそうですが、今回の題材は十三代将軍足利義輝が討たれた“永禄の変”。
次期将軍・足利菊幢丸(右近)と妹の紅梅姫の命を奪おうと、時間遡行軍が襲いかかりますが、三日月宗近(松也)をはじめとする刀剣男士たちがこれを防ぎます。たちがこれを防ぎます。やがて松永弾正(梅玉)の助力もあって菊幢丸は元服し、足利義輝を名のって将軍となりますが、魔物に取り憑かれてしまいます。一方、弾正の嫡男の松永久直(鷹之資)はそんな義輝をいさめ・・・。
演舞場の入口もこんな仕様に
物語の大枠も登場人物も馴染みある「ルパン三世」と違って「刀剣乱舞」のことは1ミリも知らない不肖スキップ。
腰が引けながらの観劇でしたが、歌舞伎の演目として普通に筋立てもよくできていて、「小鍛冶」をはじめ、歌舞伎の名場面を採り入れるなど古典歌舞伎味もケレン味もあって楽しかったです。
お琴や琵琶の演奏が入るのも何だか新鮮でよかったな。
この演目に顕現する刀剣男士は、三日月宗近(松也)、小狐丸(右近)、同田貫正国(鷹之資)、髭切(莟玉)、膝丸(吉太朗)、小烏丸(雪之丞)の六振り・・・というのだそう。
右近くん、鷹之資くん、莟玉くんは他の役も兼ねているために肝心の場面に揃っていなかったは少し残念だったかなぁ。
「いろいろと忙しい」と笑いに変えていましたが。
大詰の岩場の大立ち回りの迫力。
あそこであれやる名題下さんたち本当にすごいです。
宗近と義輝の一騎打ちも見応えたっぷりでした。
義輝が最期に愛でるのが夜空に浮かぶ月で、「見目麗しき三日月よのぉ」に涙。
松也くん、右近くん、鷹之資くんと。いい声爆弾三連発。
それにつけても鷹之資くんの型の美しさとキレ、重心の低さ、たまりません(気がつけばいつも鷹之資くんを目で追っている)。
この公演はカーテンコール撮影OK(というかむしろ写真撮ってSNSで拡散してほしいというスタンス)だったのですが、三階席だったのでスマホで撮った写真はポンコツばかり・・・の中、キセキの一枚が撮れていました。
ズームなしで全体はこんな感じ
拡散してほしいそうです(笑)
開演前には客席に向かう押彦さんこと中村獅一さんと遭遇
快くポーズ取ってくださいました。
感想書くの遅すぎていろいろ忘れてフォトレポみたいになってる💦 の地獄度 (total 2437 vs 2437 )
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