2023年11月16日

祝雪組 pre100周年 「Greatest Dream」


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来年110周年を迎える宝塚歌劇の歴史の中で、1924年 3番目の組として誕生した雪組のプレ100周年記念イベント。
雪組の数々の名舞台を彩ったスターが一堂に会して、華やかなコンサートとなりました。


塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary「Greatest Dream」
Special All Version

構成・演出:三木章雄
音楽:𠮷田優子  竹内一宏  斉藤恒芳   指揮:八木淳太
振付:尚すみれ  御織ゆみ乃  AYAKO  港ゆりか  三井聡
装置:國包洋子   衣裳:十川ヒロコ
出演:麻実れい  寿ひずる  平みち  杜けあき  一路真輝  
高嶺ふぶき  えまおゆう  和央ようか  朝海ひかる  貴城けい  
水夏希  彩吹真央  壮一帆  紫とも  月影瞳  舞風りら  
白羽ゆり  愛原実花  愛加あゆ  舞羽美海
未来優希  緒月遠麻  真波そら  沙月愛奈  蓮城まこと  
笙乃茅桜  彩月つくし  坂井美乃里  大原万由子  桜庭舞  ゆめ真音
特別出演 :宝塚歌劇団 美穂圭子

2023年11月13日(月) 5:00pm 梅田芸術劇場メインホール 1階11列センター
(上演時間:3時間/休憩 30分)



Greatヴァージョン、Dreamヴァージョン、ALLヴァージョンがあって、Great、Dreamは、出演者の時代に焦点をあてて、ALLヴァージョンとは異なる楽曲やシーンをプラスしてボリュームアップして構成した一幕と、雪組の歴史の中で広く親しまれる楽曲や卒業後の宝塚以外の曲等を披露するなどショーアップした二幕という構成。
ALLヴァージョンは出演者も多く、雪組の歴史を振り返り、出演者やその時代で特に印象に残る楽曲やシーンを厳選して構成、全幕ALL宝塚歌劇の楽曲、日替りメンバーによる夢のコラボ、“THE 雪組”を堪能するというもの。さらにはSpecial ALL(全公演中2回のみ)はレジェンド麻実れいが出演し、さらにグレードアップしてお送りいたします・・・ってそりゃ観るなら「Special ALL」でしょ、とこの回を観ました。


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私は少女時代から宝塚歌劇を観ていた結構古くからのファンではありますが、間に15年ぐらい観ていない時期があって、そのブランク期間のことを「宝塚暗黒時代」と自分で呼んでいるのですが、汀夏子さんがとにかく大好きで、続く麻実れいさんトップ時代も観ていて、平みちさんあたりから飛び飛びになって、朝海ひかるさんがオスカルをやった2006年のベルばら以降は完全復帰。
今回のセットリストにもその暗黒時代の曲が少なからずあって、トップさんも「誰?!」という方もいらしたのですが、リアルタイムで観ていなくても聞き覚えのあるナンバーがあったり、お名前だけ知っていたトップさんの歌声を初めてナマで聴けたり、とにかく楽しかったです。


平みちさん・杜けあきさん・一路真輝さんが上からトップスリーでMCもパフォーマンスも3人が中心となって進行する感じでした。

杜けあきさんの「朝日の昇る前に」(華麗なるギャツビー)、高嶺ふぶきさん&美穂圭子さんの「あなたがいるから」(仮面のロマネスク)はよく知っている曲ですが、この方たちの歌唱で聴くのは初めてで新鮮でしたし、朝海ひかるさんの 「我が名はオスカル」(ベルサイユのばら)や壮一帆さんの「CONGRATULATIONS宝塚!!」(CONGRATULATIONS 宝塚!!)などはリアルタイムで観ていましたので、一気にあの頃が蘇りました。

それにしても、女優さんとして活躍されている元トップさんたちがかつての相手役さんと組むとキリリとオトコマエになるの本当にすごい。
えりあゆ(壮一帆さんと愛加あゆさん)なんて、今すぐ大劇場の舞台に立てそうでした。
あゆっちは壮さんのお相手ばかりでなく、あちこちでソロもあって大活躍でした。

メンバー日替わりらしい一幕のトークコーナー
この日はえまおゆうさん・月影瞳さん・朝海ひかるさん・舞風りらさんでした。
朝海さんと舞風さんは当時のトップコンビでしたが、えまおさんたちはお互いに相手役さんいなくて寂しい、と。
えまおさんは相手役の紺野まひるさんに「私があなたを守るから相手役になって」とプロポーズされたのだとか。
月影さんは轟悠さんの相手役でお顔立ちが似てると言われたことが唯一の自慢とおっしゃっていました。
「周りの丸顔ばかり見ていたからこんな彫刻みたいな顔の人が・・・」と驚きました、とえまおさん。

「相手役さんが他の男役さんと組むの妬いたりしなかった?」というえまおさんの質問に朝海さんは「それはなかったかな。TCAで湖月わたると踊った時、まーちゃん飛ばされないかちょっと心配したけど」ですって。わたるさん(笑)。


二幕は、杜けあきさんと紫ともさんが浴衣で踊る「深川マンボ」から開幕。
紫ともさん、指先までピンと伸びてキレッキレでした。
雪組は日本物が得意ということから、日本物特集。
彩吹真央さん「星影の人」、水夏希さん「生きるときめき」と「星影の人」の曲が続いて、懐かしいのと同時にジュンコさん(汀夏子さん)で聴きたかったよぉと思いました。
一路真輝さん「紫に匂う花」(あかねさす紫の花)杜けあきさんの台詞つき「花に散り雪に散り」(忠臣蔵)と名作名曲が続きました。


麻実れいさんと寿ひずるさんはスペシャルコーナー扱いでした。
まず、寿ひずるさんが「彷徨のレクイエム」を圧巻の歌唱で歌って、「雨の街角」を紫ともさんとデュエットした後、「皆さまお待ちかね麻実れいさんです」と紹介してターコさん登場。
ウェイビーなロングヘアに黒燕尾で現れたターコさんに客席どよめく。
足元はぺたんこ靴で「ぺたんこ靴でこんなに黒燕尾着こなす人、他にいない」と寿さんがおっしゃっていました。
「うたかたの恋」を台詞入りで。
「この間までこの劇場でマリア・フョードロヴナ・ロマノフだったのに今日は黒燕尾。自分が信じられないわ」とおっしゃりながら、「いーちゃん 相変わらず歌うまいわねぇ」と言いながらハンカチ出して汗を拭いてあげたり、「彷徨のレクイエム」上演時のおもしろ思い出話。
舞台上でピアノ弾くシーンに「ピアノ赤点だったから絶対無理」と寺田瀧雄先生に直訴した話から「ほとんど全部赤点だったのよ」と鷹揚に笑うターコさん。
そして、台詞入りの「「君はマグノリアの花の如く」(風と共に去りぬ)。まるでレット・バトラーのお芝居を観ているようなドラマティックな歌唱でした。
ラストはカッコいい投げキッスを放って、去っていかれました。

平みちさん、杜けあきさん、一路真輝さんのトップスリーが麻実さんと寿さんの前では一気に下級生のお顔になるのもかわいかったです。
フィナーレのラインナップで麻実さんの隣に立って「実はこうして並ぶのは41年ぶり。下級生に戻った気分」と感激の面持ちの平みちさんに「下級生なのは変わらないよ」と冷静にツッコむ寿ひずるさん。
爆笑しながら「まぁまぁ、そこは・・・」みたいに寿さんをなだめる一路真輝さんも寿さんのお隣で涙目。
最後のご挨拶で感極まって涙まじりに「さよなら」と絞り出した平みちさん。
本当に尊い光景でした。

寿ひずるさんはじめ、一路真輝さん、彩吹真央さんといった、現役時代 "歌うま"と言われていた人たちが変わらずすばらしい歌声を聞かせてくださるの、本当にすごいし(もちろん現役からただ一人ご出演の美穂圭子さんも!)、和央ようかさんの驚異のスタイルや朝海ひかりさんのキラキラッぷり、とスターの底力を見せていただいた気分。

ラストは全員で「さよならタカラヅカ」と「すみれの花咲く頃」。
今回全部で150曲ご用意されたのだとか。
回によっては「エリザベート」や「ファントム」、「ノバ・ボサ・ノバ」の曲もあったようですので、そのあたりが聴けなったのは少し残念だったかな~ のごくらく地獄度 (total 2428 vs 2427 )

posted by スキップ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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