先日、Differemce のディナーの記事をアップする時にお店のサイトや Instagram を見ていて、こんな魅力的なイベントを発見。
Le tour de Ice Cream
阪神百貨店の食祭テラスで7月26日から31日まで開催された「アイスクリームバケーション」
Difference の藤本義章シェフが、レストランの創業10周年を記念して、“アイスが主役にも脇役にもなるフレンチを”と、このイベントのために考案された、溶け具合で料理の味わいを変化させられるアイスを全6品にしのばせた独創的なコース料理を自らお客様の目の前で振るうというもの。
そりゃ行くってものでしょ。
期間中毎日 朝10時から2時間ごとに午後6時のスタートまで1日5回、各回15名定員で、私が発見した時にはすでに予約受付が始まっていて、土日は全席完売、平日ならまだチラホラ予約できるという感じでした（ほどなく完売）。
冒頭の画像は入口でいただいたメニュー。
4種類あって、それぞれイラストが違っているそうです。
南フランスのレストランのよう
ここだけ百貨店の催事の一角とは思えないような雰囲気でした。
ライブキッチンを囲むL字型のカウンター席
ウェルカムドリンクは緑茶をベースにラベンダー、レモングラス、レモンマートル、エルダーフラワーをブレンドしたもので、さっぱりしていてとてもおいしかったです。
食後の飲物は別に選べて、「ジャスミン柑橘ブレンド」をいただきました。
コース終了後にはテイクアウトカップにティーバックとお湯を入れてくださるサービスつき。
お席には Difference のいつものメニュー
茄子 海老 黒毛和牛 桃 無花果 山葵
と食材だけが並んでいます。
藤本シェフが一皿ずつ、食材やこだわりポイント、このお料理にはどんなアイスクリームをどんなふうに使ったかなどお話してくださいます。
焼なす”茗荷の香り”
焼なすに大葉やネギオイル、そしてアイスはみょうがのクリーミーアイスクリーム
「焼なすといえばかつおぶしですが、フランス料理にかつおぶしをかけることはプライドが許さなかったので」と自家製かつおを目の前でトリュフのように削ってかけてくださいました。
もう、「何これ～！？」というおいしさでした。
なすはもちろん、みょうがや大葉が大好きなワタクシ、このお料理だけですでに大満足。
カッペリーニ ”海老とハーブ”
甘えびのカッペリーニの上にはコンテチーズのアイスクリーム
目の前で濃厚えびソースをかけてくださいます。
パンには発酵バターのアイスクリーム
「えびソースがおいしいのでどうぞパンにもつけて召し上がってください」
ということで、しっかりつけていただきました。
お口直し
とってもさっぱりしていてゴクゴクいけちゃう
普段あまり見ることのない、たくさんの人の手でお料理が出来上がっていく
過程を見るのも楽しい
黒毛和牛のしゃぶしゃぶ ”黒トリュフの香り”
「本当は焼きたかったけど火を使うと言ったらエライ怒られまして」
ということで肉料理はしゃぶしゃぶ
口の中でとろけそうにやわらかくておいしいお肉でした。
トリュフスライスやローストアーモンドを乗せて、
アイスはじゃがいものグラニテと赤ワインのグラニテ
桃とういきょうのサラダ仕立て
枝豆の塩漬けやレモンバームが彩りよく、オリーブオイルのアイスクリームとともに
桃おいしい！
無花果のキャラッメリゼ ”燻製の香り”
上に乗っているのは「そのまま食べるとあまりおいしくないかもしれませんが、まぜるとおいしくなります」と藤本シェフがおっしゃっていたくんせいアイスクリーム。
私も含めて周りの人たち皆さんまずそのまま食べてみて「あ、くんせいだ」「くんせい」と口々に言ってたのおもしろかったです。
バスクチーズのムースなども入っていてとても凝ったデザートでした。
山葵のアイスクリームで ”さっぱりと”
お米のフライの上に辛くないわさびのアイスクリーム
ひと口食べた後、藤本シェフがロゼバルサミコをシュッとワンプッシュしてくださると全然違った味わいになって不思議
どのお料理も本当においしくて、見た目もアーティスティック。
シェフの手でお料理が出来上がっていくところを間近で見られて、お話も聞けて、本当に楽しくおいしいアイスクリームコース。
これで 5,801円ってコスパよすぎて心配になるくらいですが、またレストランに伺って還元したいと思います←
このイベント見逃さないでラッキーでした のごくらく度
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