2023年06月29日

船乗り込みが大阪に夏を連れてきた


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昨年、3年ぶりに復活した松竹座 七月大歌舞伎の船乗り込み。
雨予報も何のその、晴れ渡った空の下、今年もにぎにぎしく開催されました。
大阪に夏を連れてくる船乗り込み。
涼やかな浴衣姿の役者さんたちに暑さも忘れる思いでした。


昨年は一般の乗船はもちろん、観覧も公式には中止(それでもたいくさんの方がご覧になっていました)、関係者のみが限られたエリアで応援するという形でしたが、今年は制限撤廃。
ただし、下船後の式典は、昨年同様、松竹座内で開催。
松竹座の前で手ぬぐい撒きやってたころが遥か昔のように感じます。

式典の入場券は歌舞伎美人の抽選以外は一般発売していないようでしたが(基本無料)、友人に誘ってもらって観ることができました。
せっかくだからその前に船乗り込みも最後の方をちょこっとだけ見ようと船の到着予定時刻(2時45分)ごろ物見遊山で道頓堀に行ってみたのですが、とんでもなかった💦

戎橋の上は何重にも人だかりができていて、ちびっこの不肖スキップ、どんなに背伸びしても見えず。
仕方なく昨年応援隊と参加した川岸に降りてみたのですが、そこも数珠つなぎのように人垣ができていました。

上の段に何とか隙間を見つけて、少し遠目ではあるものの役者さんたちのお顔ははっきりと見えましたし、ラストのバズーカの紙吹雪(冒頭の画像)はInstagramにも動画を投稿しましたが、横からとはいえ役者さんたちが紙吹雪を見上げる画像も撮れて、なかなかのベストポジションだったのではないかとご満悦。
幸四郎さん、染五郎くん父子の乗った船が私のいる岸とは反対側に着いたことだけがちょっぴり残念でした。


昨年は応援隊の一員として撮影禁止でしたが今年はたくさん撮りました・・・とはいうものの、遠くから撮ったものをズームしましましたので画像ワルワルですが少しご紹介。



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仁左衛門さんは終始穏やかな笑顔
昨年は参加されませんでしたが、今年はお元気なお姿拝見できてうれしかったです


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幸四郎さんは口上で名前を呼ばれると昨年同様くるりと1周されていました



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菊之助さんも幸四郎さんと同じ船に



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染五郎さんも幸四郎さんと同じ船の2列後ろに
千之助くん、虎之介くんと並んでいらっしゃいました



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隼人くん
すごい人気で私の周りからやんやと声がかかっていました
鴈治郎さんと米吉くんのお顔も



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大河ドラマで知名度爆上がりの彌十郎さんも大人気



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船を降りて手を振りながら引き上げるイケメン父子さん




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式典は約50分。
昨年同様、大阪府や大阪市、関西・大阪21世紀協会、松竹株式会社、関西・歌舞伎を愛する会の面々のご挨拶の後、頭取の口上があって、初っ端の鴈治郎さんから大取りの仁左衛門さんまで、役者さん19名がお一人ずつ登場されてご挨拶してくださいました。

マイクの高さ調節ネタを数珠つなぎにしたり、彌十郎さんが「今日来られた方は10人お知り合いを連れてきていただいて・・」と言えば、次の幸四郎さんは「12人連れてきて・・・」と増えていったり。

幸四郎さんは「倅の染五郎が松竹座初お目見得となります」とおっしゃっていました。
染五郎くん、小さいころから客席やロビーでよくお見かけしていましたので、「まだ出ていなかったっけ?!」となりました。

その染五郎さんの「これまで客席から感じていた大阪の皆さま独特の熱気・・・」に笑ってしまいました
”大阪独特の”って何よ(≧▽≦)

孝太郎さん:「俊寛」に出るものとばかり思っていたら千鳥は千之助に。『吉原狐』で若手にまじってババァですけどがんばります。
扇雀さん:幸四郎さんは年寄りが嫌いらしく前に「吉原狐」で私がやったお杉は息子(虎之介くん)にいった。
とお二人とも年齢の自虐ネタw


最後は仁左衛門さんの「我々若手が盛り上げて」という力強いお言葉とともに舞台客席一緒に大阪締め。
松竹座七月大歌舞伎は7月3日初日。楽しみです。





ミナミ着いてからはり重でのんびりビーフワン食べている場合じゃなかったよね のごくらく地獄度 (total 2403 vs 2403 )


posted by スキップ at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
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