2023年02月15日

星組~っ!パッション!! 星組 「ディミトリ/JAGUAR BEAT」 東京千秋楽ライブ中継


dimtrylv.jpg


宝塚歌劇星組「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~/JAGUAR BEAT」
大千穐楽おめでとうございました。
東京公演は序盤に残念な休演もありましたが、出演者全員揃って無事にこの日を迎えられて本当によかったです。
ディミトリはジャガーに会いたくて、早くもロスですけれども(^^;)


宝塚歌劇 星組公演 東京宝塚劇場公演千秋楽 ライブ中継
浪漫楽劇 「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」
─並木陽作「斜陽の国のルスダン」より─
脚本・演出:生田大和
メガファンタジー 「JAGUAR BEAT-ジャガービート-」
作・演出:齋藤吉正

2023年2月12日(日) 1:30pm TOHOシネマズなんば スクリーン6
(上映時間:4時間 <カーテンコール含む>)



宝塚大劇場で9回、東京宝塚劇場で2回、新人公演1回と計12回観た感想は思い入れたっぷりに長々と書きましたので(ご興味おありの方は以下ご参照)、千秋楽スペシャルな部分とご挨拶に絞っての感想を。

「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」
「JAGUAR BEAT-ジャガービート-」
「ディミトリ/JAGUAR BEAT」 礼真琴生誕祭
「ディミトリ」 新人公演



「ディミトリ」は、ほぼ最初から最後までぐずぐず泣きながら(時には号泣しながら)観ているような状態でした。
この作品はやはり、リプライズの使い方が秀逸だなぁと再認識。

オープニングでディミトリが登場して歌う「夜明け色に、咲いた花」を聴いていると、ラストにルスダンを見守る精霊となってこの曲を歌うディミトリが心に浮かびますし、逆もまたしかり。」
ギオルギ王やバテシバが歌う「世界を敵に回しても」も「トビリシ」も、この曲がリプライズされる時の切なさを思うと、明るい場面でも涙。
その最たるものが「運命に結ばれて」で、♪愛している 愛し続ける 僕は君と共にある と結婚式の夜に歌った曲を、離れ離れになった戦乱の中で再度二人が歌ことを思うと、最初からベシベシに泣くし、リプライズの時は号泣です。

一人ひとりの演技の深まりも熱量も最高潮で、まことによき千秋楽の舞台でした。


「JAGUAR BEAT」で私が気づいた千秋楽スペシャル:

・ジャガーが銀橋でクリスタに名前を聞いた後、フラれる場面。ジャガー「最後もダメかぁ~」
 と残念たっぷりに言っていました。
・ウワサの中詰の礼真琴さんの髪形はサラサラヘアでした。12回目にして初めて観ました。
 話題になっていたポンパドールも後ろ髪結びも観てみたかったな。
・からの、ダルマの舞空さん、花道はけていくジャガーに投げキッス連発。
 礼真琴生誕祭の時ほどではありませんでしたが、千秋楽スペシャルな投げキッスでした。
・青の神 綺城ひか理さんの場面。
 周りで踊る下級生の暁の風男たちが一斉に 「あかさーん!」とかけ声。
 その声に送り出されて銀橋でソロ歌うあかさんは涙をグッとこらえたような感無量の
 表情でした。そして上手花道でのキメポーズで「星組ありがとー!」(泣いたわ~)
・フィナーレで遥斗勇帆さんがソロ歌ってジャガーを送り出す場面。
 遥斗くんと向き合った礼真琴さんが自分から両手広げて、そこに遥斗くんが飛び込む形
 でハグ。(泣いたわ~ 再び)


熱き情熱とパッションと愛にあふれた千秋楽のジャガビーでした👏👏👏


綺城ひか理さん組替えご挨拶
星組の綺城ひか理でございます。
3年前、おそるおそる飛び込んだ夜空は、礼真琴さんという一番星を筆頭に、ひしめく個性を互いに認め合い、尊重し、その上、一人では築けなかった輝き方まで教えてくれる、そんな温かい場所でした。この星空での学びの日々と、星組を応援してくださる皆さまとともに過ごした時間を胸に、もう一度花を咲かせたいと思います。3年間、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


礼真琴さんご挨拶
本日は星組東京宝塚劇場公演の千秋楽を最後までご観劇くださいましてありがとうございました。星組の礼真琴でございます。
年明けから始まりましたこの公演も、気がつけば2月半ば。時の流れの速さに驚きつつも、それでも1日1日、1回1回を嚙みしめて過ごしてまいりました。途中、険しい道のりもありましたが、どんなことがあっても前を向いて挑戦し続ける仲間、そしてそれを支えてくださるすべての皆さま、そして何より、どんな時でも、雨でも雪でも劇場に足をお運びくださるお客さま、来られなくても応援してくださるたくさんの方々のお陰で今日、ここに立つことができています。改めまして、本当にありがとうございます。

今、卒業する3名のご挨拶を聴いて、キラキラと清々しい背中を見て、とてもいろんな気持ちがこみ上げてきます。一緒につくった作品の数、過ごした時間の長さは関係なく、大切な仲間の卒業は寂しいです。ですが、この3名が遺してくれた大切な宝物、そして、綺城ひか理が遺してくれた新たな風を、これからの星組に活かせるよう、全員で努めてまいります。今後の星組もよろしくお願い申しあげます。本日は本当にありがとうございました。


礼真琴さん、この後、退団者の一人ずつにコメントするところ

光莉あんちゃんには、「ひかりあんちゃんは星組に配属されてすぐに『霧深きエルベのほとり』という作品があったんですけど、その時にまだきらり杏ちゃんという上級生がいて、私その時フロリアンという役をやってたんですよ。だからね、きらりあん・ひかりあん・フロリアンって一緒に遊んでもらってたんですよ。このネタでね。あの後、礼さんね、ジュリアン、ティリアンと続いたのよ。次もジュリアンなの。」と笑いを取りつつ、「体からあふれる笑顔を隣で見ることができて本当に幸せでした。これからもその笑顔でがんばってね。」

瑛美花れなちゃんには、「たるたるは綿菓子みたいにふわふわのかわいさで私には1ミリもない成分。ジャガービートのプロローグでいつの日か見つけてしまったんですよ。たるたるが見たことのない大人っぽい顔でBeat! Beat!やってるところを。あ、こういう顔をできるようになったんだ、たるたるは、ってうれしかった。なんか、大人の魅力・・・かわいいだけじゃない大人の魅力を身につけて舞台人として卒業していくんだなと、もうおじさんは本当にうれしかった。だから見守ってるからね。この先もがんばるんだよ。」

「宝塚人生を思い起せば礼真琴さんなしでは語りつくせない10年を過ごさせていただいて、感謝以上の感謝ですね」という遥斗勇帆さんには
「何かもうしっかりしすぎてるじゃないですか、この方。入ってきた時から。ほんとにどこぞの上級生かなと見間違える日々を送ってきましたけど。でも実はすごく繊細だったり、実は涙もろかったり、そういう部分もかかわればかかわるほど見えてきて。みんなから頼られる分、弱みを見せられないところもあったと思うけど、私にとっては、かわいいかわいい下級生です。

そして組替えとなる綺城ひか理さんへ
「明日から花組生になるあかり。はじめこそ、星組生の勢いにどぎまぎしていたあのあかりちゃんが、今では、全員を率いてジョージアンダンスを踊ってくれるところにまで、誰よりもパワフルに星男を引っ張ってくれる存在になりました。皆さんもご存知のように頭の回転が速くて冷静で、舞台以外のところでも大変助けられました。この星組で過ごして、綺城ひか理、明日から花男 Next Stage!我々も全力で見守っていきたいと思います。皆さまもぜひ、これからも花組の綺城ひか理もよろしくお願いいたします。」


トップスターで忙しいのに本当に組子一人ひとりのことを細やかによく見て感じていて、いつも愛情たっぷりの温かい言葉。
ことちゃんのご挨拶や言葉を聴くたびにますます好きになります。

舞台上演中とトップスターのご挨拶まではそんなこと微塵も感じさせなかったけれど、このトークタイムでは声がかなり割れてハスキーになっていて、さすが鋼の喉と称される礼真琴にしても、あれだけの大ナンバーを1ヵ月間歌い続けることのハードさ、負荷の大きさを感じずにはいられませんでした。
今週末にはもう次回作の集合日ということですが、心もカラダも喉も、少しでもゆっくり休めていることを願っています。


そして星組パッション。
大劇場千秋楽では忘れちゃって一人緞帳前でやったことちゃん。
「大劇場でできなかったので、元を取りたいと思います」と、コールを3名の退団者と異動する綺城ひか理さんに振るというサプライズ。
もう、礼真琴天才かと感心しましたよね。

遥斗「熱いぜ!」  星組!
瑛美花「燃えろ!」 星組!
光莉「進め!」   星組!
綺城「星組~っ!」 パッション!!

あかさん渾身の「「星組~っ!」胸に刻みました。




LV終映した後、うしろの席のおばさまが「もうかわいいありちゃんはおれへん」とポツリと呟やかれたのが結構ジワりました ありちゃももう立派な星男です のごくらく度 (total 2373 vs 2372 )



posted by スキップ at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック