2023年01月10日

矢野顕子さとがえるコンサート2022


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毎年年末のお楽しみ さとがえるコンサート。
2020年の東京1会場だけ開催を経て昨年から完全復活。
今年もナマで楽しむことができました。


矢野顕子 さとがえるコンサート2022
featuring 小原礼 佐橋佳幸 林立夫

出演: 矢野顕子 (vo, pf, key)
小原礼 (b)  佐橋佳幸 (g)  林立夫 (ds)

2022年12月13日(火) 7:00pm サンケイホールブリーゼ 1階E列センター
(演奏時間: 2時間10分)



矢野顕子さんのヴォーカル&ピアノ、小原礼さんのベース、佐橋佳幸さんのギター、林立夫さんのドラムという鉄壁の「ザ・矢野顕子バンド」も今回でもう5年目。
小原さんや林さんとはデビューのころからのお付き合いだし、佐橋さんとも長年積み重ねたものがあってのことではあるのですが。バンドとして完成されていてすっかり気心が知れた感が、音楽や息の合ったやり取りに滲み出ていて、もちろん客席の私たちもそれが伝わって安心して彼らのサウンドにどっぷり身を委ねている感があって、とても居心地のよい時間でした。
もちろん、超ハイクオリティなのですが、温かみとやさしさに満ちていて、音楽って本当にいいなと心から思えるライブでした。


SET LIST
1. BAKABON
2. 春先小紅
3. わたしのバス (Version2)
4. 変わるし
5. 魚肉ソーセージと人
6. 小さい秋みつけた
7. 透き通る世界
8. H.O.S.
9. LOVE LIFE
10. The Weight
11. 湖のふもとでねこと暮らしてる
12. ドラゴンはのぼる
13. 音楽はおくりもの
14. すばらしい日々
15. ひとつだけ
Encore
16. クリームシチュー
17. ラーメンたべたい



時間が経って忘れている部分があって、実はこれ ↑、ネットで拾った東京 NHKホールのセットリストなのですが、大阪では「小さい秋みつけた」やってたかなぁとちょっと不安・・・あまり聴いた記憶がないのだけども。「津軽海峡冬景色」だったかなぁ・・・いや、あれは2021年か←
8曲目の「H.O.S.」も全くわからなくて。岡崎体育さんのカバーが1曲入っていたと記憶していますので「Hospital」かな?


「透き通る世界」は、宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙滞在期間に書いた14の詞に矢野さんが作曲をして、2023年3月にリリースされるアルバム「君に会いたいんだ、とても」からの曲。
始めて聴く曲でしたが、ロケットに搭乗して空気が抜かれる(?)時に感じる死の恐怖からステーションで仲間と合流するまでのストーリーになっていて、それが矢野さんの緊張感あるピアノ演奏とのびやかなヴォーカルで表現されて、宇宙の広がりを感じる曲となっていました。

このアルバムからは、昨夏、ビルボードライブ大阪の矢野顕子トリオで”世界初演”として披露された「ドラゴンはのぼる」も演奏されました。
トリオの時とはアレンジも違って曲の雰囲気も違って聞こえるの、音楽って本当におもしろい。

懐かしい「 LOVE LIFE」で泣きそうになった後、矢野さんが若いころよく聴いて歌ったという The Band の「The Weight」は、矢野さん以外の3人がそれぞれ歌詞(訳詞)をつけて自分で歌うというゴキゲンなスタイル。私も若いころよく聴いた曲で、耳馴染みのある歌詞で、小原さん、佐橋さん、林さんのヴォーカルが聴けるなんてサイコーじゃない?

「音楽はおくりもの」でまたまた泣きそうになって、その後、奥田民生さんの「すばらしい日々」でガツーンとやられた感じ。
この曲は矢野さんお気に入りの曲でこれまでのライブでも幾度となく聴いたこがありますが、今回のアレンジとピアノ演奏の迫力が凄まじくて、まるで鍵盤を叩きつけるような激しさ、カッコよさで、演奏終わった後、矢野さんが思わず「ちょっと休憩したい」とおっしゃったくらい。本当にすばらしかったです。

アンコールの2曲はどちらも寒い夜にぴったりのあったかい曲。
おなかならぬ心がいっぱいに満たされて、いろいろあった1年だけれど、こうしていい音楽を聴いて幸せな気分で終えられることに感謝した夜でした。



2023年も、1年をあっこちゃんの音楽で締めくくることができますように のごくらく度 (total 2355 vs 2356 )


posted by スキップ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする
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