2022年05月01日
行く人来る人 雪組 「Sensational!」
雪組公演 ショーは「命」「愛」「希望」をテーマに、時には情熱的に人々の心を熱く燃やし、時にはクールに人々の心に迫る、人々の関心を惹く“センセーショナル”な風を巻き起こすダンシング・ショーですって。
宝塚歌劇 雪組公演
ショー・スプレンディッド 「Sensational!」
作・演出:中村一徳
作曲・編曲:竹内一宏 甲斐正人 青木朝子 竹内 聡
音楽指揮:御﨑 惠
振付:御織ゆみ乃 平澤 智 KAZUMI-BOY 西川 卓 大野幸人
装置:木戸真梨乃 衣装:加藤真美
(上演時間: 55分)
出演者(汝鳥伶さん除く)、観劇日時は「夢介千両みやげ」と同じ(こちら)
いかにも中村一徳先生のショーという印象。
いつもたくさんの人が舞台上にいて、背景には映像が流れて、下級生までわらわらと銀橋渡って・・・という感じです。
和希そらさんの存在感がショーではますます際立っていて、「え?そらくんいなかった前回の雪組ショーってどんなんだったっけ?」と思うくらい。
彩風咲奈さんがスポーツ報知のインタビューで、「和希の新しい風を受けながら踊るのは私にとっても挑戦。どんな子か知らなかったのですが、和希が来たことは刺激に。努力した上で、いい感じに肩の力が抜けたパフォーマンスができる。雪組のみんなにもいい影響を与えているのでは」とおっしゃっていた通り、これまでの雪組にはない輝きを放っています。
中村一徳先生も、「彼女との仕事は初めてだったが、歌、ダンスも優れ、芝居も役に入り込む。ストレートに全てをこなしてくれる。さらに何段も上がっていくのでは」とおっしゃっていて、絶賛です。
というか、中村先生が和希さんとの仕事初めてということにオドロキ。宙組で一度もやってないということですね。
もう一人印象的だったのは綾凰華さん。
これが退団公演となるあやなちゃん。中詰、フィナーレと2回銀橋ソロもあって、劇団、演出家の温かい心遣いを感じます。
中詰の曲はあやなちゃんが作詞したのだとか。
♪初めて知った星の輝き 最後に触れた雪の煌めき
星組で育って雪組で花開いたあやなちゃんの宝塚人生そのもので聴いていてしんみり。
フィナーレの黒燕尾。勢ぞろいした男役がはけた後、銀橋に二人だけ残る彩風咲奈さんと綾凰華さん。
咲ちゃんの歌であやなちゃんが踊り、最後は咲ちゃんも去ってあやなちゃんがソロで歌います。
このシーン、3回観て3回とも泣いてしまいました。
あやなちゃん 千穐楽のご挨拶のお花も雪組のグリーンと星組のブルーが散りばめられていてとてもステキでした。
まだ東京公演がありますが、最後のその日まで、あやなちゃんの宝塚人生が幸せでありますよう、心から願っています。
宝塚はいつもそうだとわかっていても、行く人来る人だなぁ。
一番好きな場面は、「Sensational Plasma Aurora]
まずプラズマの和希そらさんが若手引き連れて踊り、オーロラの彩風さんが朝月希和さん、朝美絢さんなどとともに登場して踊り、やがて愛すみれさんの歌で彩風さん、和希さんのデュエダン(?)へと昇華します。
ここ、オーロラの歌手が縣千さんで、「こんなにみんな踊ってるのに歌手だれ?」と思って見たら上手で縣くん歌っていました。
縣くんは今回、プロローグや他の場面でもたくさん歌があってまるでブートキャンプ状態。がんばれー。
「Sensational Love」 朝美絢さんの軍服の場面で、後から登場する全身黒の黒い風男 久城あすさんがシャープで素敵でした。
「Sensational Wind!」風神の場面がシルクロード風の衣装で全員総出で、場面の時間も長く、続々と銀橋を渡り中詰へと続いて、このショーのメインという位置づけでしょうか。
ここの群舞のフォーメーションは2階から見たら綺麗だったのではないかな。
若手もたくさん銀橋渡る中、音彩唯さん、紀城ゆりやさん、華世京さんの3人で歌いながら渡ったのには「おおぉ、かせきょーよ」と驚きました。
華世京さんは相変わらず抜擢されていて(これお芝居でも書いた)、群舞でもいつもいいポジションにいて目立ちます。黒燕尾で彩風さんはじめ主要メンバーが銀橋に出ている時、舞台で踊る黒燕尾男役のセンターだったのにも「おおぉ、かせきょーよ」(再)となりました。ラスト1人だけ両手を挙げてクルクルッと回りながらジャンプして群舞の中に戻るの(フィギュアスケートでジャンプのとき両手を挙げるみたいな感じ)、カッコよかったな。
お芝居ではあまり目立たなかった音彩唯さんも美声を聴かせてくれて、ロケットセンターもとてもキュートでした。
パレード:
エトワール 有栖妃華
夢白あや・諏訪さき・野々花ひまり
縣千・綾凰華
和希そら
朝美絢
朝月希和
彩風咲奈
スターバスケット~SNOW~ じゃこカツの生姜風味ドッグ
もちろんいただきました。三色団子つきで←
あれ?満開の桜の下で桜団子も食べたのではなかったかしら?
「夢介」楽しいけれどもちょっぴりこれじゃない感 のごくらく地獄度 (total 2296 vs 2298 )
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