2021年12月31日

ありがとう 2021年


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2021年も残り1時間を切りました。

初めての災禍に戸惑い、怖れ、心を痛めた2020年を過ごして、今年は文字通り with コロナの始まりの年だったように思います。
感染者数は昨年とは比較にならないくらい増加の一途をたどりましたが、4月5月の一時期を除いて、劇場の灯が消えることはありませんでした(今から思えば4月5月のあの休演は何だったんだろうと思わなくもありません)。

私たち観る側にとっては喜ばしいことですが、そこには、出演者はもちろん、スタッフ、劇場関係者、舞台に関わるすべての方々のどれほどの努力の積み重ねと細心の注意があったことでしょう。
それは日常生活も同様で、医療機関はもとより、デパートやスーパーが、書店や図書館が、ドラッグストアが、レストランやカフェが、いつも私たちを迎えてくれるありがたさを切実に感じるのは、あの2020年があったからです。

すでに遠い昔のようにも感じる東京オリンピックも、ー私はコロナ禍がなくても「無理して東京でオリンピックやらなくてもいいじゃん」派でしたがー金メダルに泣き、メダルに手が届かなかったといっては泣く選手の皆さんの競技に全身全霊を賭ける姿を見ていると、彼らのためにこのオリンピックはありだったなとも思いました。若いアスリートの目覚ましい活躍に背中を押されたという、思わぬギフトもありました。


個人的には、秋に目の手術をした以外は健康で、家族や近しい人たちも変わりなく過ごせたことがすべてでした。
昨年の大みそかに「舞台そのものへの気持ちも少し醒めたというか冷静になって、『舞台を観る』ことへのスタンスが変わって来たことを実感しつつ、それが一時停止でまた復活するものなのか、このまま停止、もしくはフェイドアウトしていくものなのかは現時点では不透明」と書いていました。
この検証としては、昨日エンタメモリー総括にも書きましたように、本数的には「復活」という結果になりました。が、精神的な意味では自分ではそれほど復活している感触ではなくて、以前ならきっと観ていたであろう舞台を見送ることも多く、「唯一の例外が宝塚」というのも同様です。
10年ぐらい前になるでしょうか。観劇仲間と話していて、「今あれこれ観ている中で、歳とって最後に残るのは宝塚だと思う」と言ったことを思い出しています(友人は「歌舞伎じゃないの?」と言っていましたが)。まさしくそんな状況になってきたということは歳をとったということかしら(^^ゞ


ともあれ、心身ともに健康で、いろいろな状況がそれを許してくれて、今年もたくさんの舞台を観て感動し、時にはおいしいものも食べて、たま~に友人と語り合って大笑いして楽しい時間を過ごすことができて、本当に幸せでした。


このブログで、Twitter で Instagramで、皆さまといろんな思いを共有できたことも何よりの宝物です。
本当にありがとうございました。


毎年恒例のわが家の干支の引継ぎも無事完了しました。

2022年が、さらに明るい、そして穏やかな年となりますように。
皆さま どうぞよいお年をお迎えください。



2021年ありがとう の感謝の気持ち countless!


posted by スキップ at 23:18| Comment(0) | diary | 更新情報をチェックする
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