2021年12月16日
矢野顕子 さとがえるコンサート2021 ~音楽はおくりもの~
2020年は東京1ヵ所のみの開催で配信視聴したさとがえるコンサート。
2018年のコンサートで矢野さんが「来年もここに戻ってくると必ずしも言える訳ではありません」とおっしゃった時、ブログにアップしたワタシの感想:
生きるってそういうこと。
矢野さんが戻ってきても私が行けない場合もあるし、もしかしたら世界が大変なことになってることだってあるかもしれない。
だからこそこの一瞬一瞬、一曲、一音が愛おしく大切に思える時間。今年も幸せな時間をありがとう。
これ、まさしく去年の状況だったよねーと改めて思いました。
今年は満を持して全国ツアー 間もなく完走。
ナマの音楽を浴びることのできる幸せ。
矢野顕子 さとがえるコンサート2021 ~音楽はおくりもの~-
出演: 矢野顕子 (vo, pf, key)
小原礼 (b) 佐橋佳幸 (g) 林立夫 (ds)
2021年12月13日(月) 7:00pm サンケイホールブリーゼ 1階B列上手
(演奏時間: 2時間10分)
このバンドでのさとがえるは4年目。
もうすっかり安定(もちろんハイクオリティに)の域で、矢野さんによると「ザ・矢野顕子バンド」だそうですが、リアルユニットのようです。小原さんや林さんとはデビューのころからずっと、佐橋さんとも長年積み重ねたものがあってのことではあるのですが。
あっこちゃんのしなやかなヴォーカルに呼応する佐橋さんのギター、小原さんのベース、そして林さんのドラム。
極上の時間とはまさにこのことです。
のびのびと歌いたい曲を歌いたいようにやる矢野さんをよく理解してくれているバンドメンバーが自由に、そして最高のグルーヴ感で応じてくれる感じがいつもながら最高。
あっこちゃん、昨年配信で聴いた「さとがえるコンサート2020」の時、高音が出にくそうな部分があって心配だったのですが、この日はパワー全開。
とてものびやかでしなやかで力強いヴォーカルを響かせてくれました。
今回席が上手で佐橋さんの前(しかも2列目)だったので、いつも以上にギターに注目👀
テクニカルなことはよくわからないのですが、ギター何本も変えて、とても細やかな指づかいで演奏されていて、ソフトな声で歌ってくれて、演奏以外の時にはやわらかな笑顔で、何て素敵な人なんだと改めて思いました。
SET LIST
1. 愛を告げる小鳥
2. Soft Landing
3. 春咲小紅
4. わたしがうまれる
5. わたしのバス(Version 2)
6. なにそれ(NANISORE?)
7. Summer Breeze/Summer Girl
8. Paper Doll
9. 中央線
10. 相合傘
11. ラーメンたべたい
12. 遠い星、光の旅。
13. 魚肉ソーセージと人
14. Nothing in Tow
15. 津軽海峡・冬景色
16. ひとつだけ
Encore
17.音楽はおくりもの
18.ごはんができたよ
ここ数年は途中休憩が入って二幕構成というパターンが続いていましたが、今回は休憩なし。
「すばらしい演奏をお楽しみください」と「相合傘」の時に矢野さんが抜けてバンドだけの演奏(超絶インストルメンタル!)になって、細野晴臣さんと矢野さんのパートを小原さんが歌って、最後に衣装チェンンジした矢野さんが登場して相合傘掛け合い。シビれました。
この後、はコンサートでやるのは珍しい気がしました。久しぶりに聴いたな。
「春咲小紅」のイントロ始まった時は「これやるの~?」という感じでrテンション
もちろん大好きすぎるバンドメンバーは一旦はけて矢野さんの弾き語りとなりましたので、交代で休憩とる作戦だった模様(笑)。
♪オリジナル曲
サブタイトルにあるとおり、今年発売された新しいアルバム「音楽はおくりもの」をベースに、おなじみの曲やなつかしい曲と盛だくさん。
「Soft Landing」「ひとつだけ」も。
アンコール前のラストの曲だったのですが、「私たちの気持ちはこの曲に」とあっこちゃんがおっしゃっていて、また泣きそうになりました。
♪カバー曲
Seals & Croftの「Summer Breeze」とザ・スパイダースの「Summer Girl」を合体させた曲。
冬だけど夏の曲で「オーストラリアの気分で」ですって。ここの演奏カッコよかったな。
何か別の曲をやりたいと矢野さんが言ったら「無理!」と小原さんが即座に却下してこの曲になったみたいなお話をされていたのですが、何という曲だったか思い出せない💦
「Paper Doll」は私山下達郎さんより矢野さんの声で聴く方がもはや回数多くなったと思います。
「山下達郎が私のためにつくってくれた曲」(違)とおっしゃっていたほど矢野さんお気に入りのナンバーですね。
THE BOOMの 「中央線」も、あっこちゃんのヴォーカルで聴くのが大好きなので胸いっぱいでした。
「津軽海峡・冬景色」は新しいアルバムにも入っていて、これまでにも何度かライブで聴いたことがありますが、そのどれともアレンジも歌い方も違っていてすっごくよかったです。
いやほんと、この「アレンジが違う」というのがあっこちゃんのコンサートの大きな魅力の一つで、アルバムで聴いた曲、これまで何度もコンサートで聴いた曲もその時々で新鮮に聴けるの、本当にすごい。
この曲前のMCで「Paper Doll」や「中央線」がもうすっかり”矢野の曲”になっていることに触れて、「この曲もいつかそうなるでしょうか」とおっしゃっていたあっこちゃんw
♪音楽はおくりもの
今回のアルバム「音楽はおくりもの」はどの曲も本当によくて好きなのですが、中でも特にお気に入りなのが「魚肉ソーセージと人」とタイトル曲の「音楽はおくりもの」。
この2曲をライブで聴くことができたのが耳も心も幸せすぎました。
そうよ 音楽はおくりもの
心燃やし 立ち上がる 気持ち
音楽はやっぱりライブだなぁと実感した幸せな夜でした。
「来年もまたここに帰ってきたいです」とおっしゃっていたあっこちゃん。Welcome! のごくらく度 (total 2242 vs 2242 )
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