2021年09月19日

フルスロットルで駆け抜けたい 雪組 「CITY HUNTER 」新人公演


cityhuntershinko .JPG cityhuntershinko 3.JPG.jpeg


雪組「CITY HUNTER」は幸運なことに新人公演も観ることができました。
初舞台生のロケットと各組新人公演は私の涙腺沸点ポイント。
どれほどの努力を重ねてこの場所までたどり着いたのだろうと思うと、舞台に立つ一人ひとりが愛おしいいです。


宝塚歌劇 雪組 「CITY HUNTER」 新人公演
作: 北条 司 「シティーハンター」
脚本・演出: 齋藤吉正
新人公演担当: 指田珠子
出演: 縣 千  音彩唯  彩海せら  一禾あお  星加梨杏  眞ノ宮るい  
希良々うみ  夢白あや  壮海はるま  華世京  華純沙那  ほか

2021年8月31日(火) 6:00pm 宝塚大劇場 1階21列上手
(上演時間: 1時間45分)



終演後のご挨拶で縣千さんも「『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の東京新人公演が中止になって以来」とおっしゃっていた雪組の新人公演。
原作ものとはいえオリジナル脚本で役も多く、明るいタッチの作品なので皆さん楽しそうにのびのびと演じていらっしゃいました。
本公演(こちら)と演出や台詞の変更はほぼなかった模様です。

ふんだんに使用された映像は、主要キャストでは主役の二人(獠と香)だけを新人公演用に撮りなおして、他は映像なし。
ラストでアルマ王女がTV画面に映るところも本人が舞台中央でスタンドマイクで話していました。



縣千 (冴羽獠/本役:彩風咲奈)
本公演でも海坊主という重要な役を好演している縣千さん。
冴羽獠は似合うだろうなという大方の予想どおり、よくハマってカッコいい。
縣さんに限りませんが、髪型やメイクの雰囲気は原作のしばりがあるのか、つくり込んでいる本役の方たちのまんま。
なので、ビジュアルは時折「え?咲ちゃん?」と思うところがありましたが、お芝居はちゃんと「縣千の冴羽獠」になっていました。
「冴子ちゃんの犬になります」と犬の鳴きまねするところではリアル犬になっていて、「縣、モプシーwww」と客席からは笑い声が起きていました。
銃を構える姿もピタリと決まり、何と言っても華ががあり、舞台映えして真ん中に立つのが本当によく似合います。
あまりお得意でないとされる歌もよくがんばっていました。
ラスト 花道はけながら「次は東京で!」って言ったのも洒落てたな。


音彩唯 (槇村香/朝月希和)
花組の星空美咲さん、宙組の山吹ひばりさん、月組から星組へ異動となる詩ちづるさんと活躍が目立つ105期娘役の首席。満を持しての初ヒロインです。
ハーフでアイドル系のお顔立ちですが、ショートカットにボーイッシュな扮装がよく似合ってお芝居はしっかり。綺麗な声で台詞の声はよく通り、歌も聴かせてくれました。


彩海せら (ミック/朝美絢)
少年のイメージのあるあみちゃんが、いつの間にこんな大人のオトコに?と思うくらい、素敵なミックでした。
本役の朝美絢さん同様、カラーコンタクトも映えて、脇にいる時も小芝居したり変な動きしたり客席を沸せていました。
元々芝居も歌も上手い人ですが、ラスト近くの銀橋ソロは聴いていて「うっま~!」と心で叫んだくらい。


眞ノ宮るい (槇村秀幸/綾凰華)
本役の北尾警視正のイメージが強くて、出てきた時「あの槇村、北尾警視正やん!」と思ってしまいました(笑)。
クールビューティの眞ノ宮さんですが、それをサングラスとヨレヨレのコートで押し隠し、獠にとっても香にとってもよい兄貴分という雰囲気でした。


希良々うみ (野上冴子/彩みちる)
本役の彩みちるさんがこれ以上ないくらいハマっているので希良々うみさん大変だったと思いますが、やっぱりお芝居上手い。熱演でした。
ただ、ビジュアルが本役の完コピで、髪型があまり似合っていなかったことと、彩みちるさんの脚線美すばらしいなと再認識することとなりました。


華純沙那 (アルマ王女/夢白あや)
第二のヒロインともいえる役に抜擢されたのは106期(研2)の華純沙那さん。
台詞にはまだ口跡の甘さも残りますが、可憐な容姿で品のある王女の雰囲気も出ていてよかったです。


夢白あや (冬野葉子/野々花ひまり)
本公演で凛としたアルマ王女を演じている夢白あやさんですが、ほっぺを赤くしたメイクで葉子役に体当たり。
美しさをかなぐり捨てて(?)酔っ払ったところなどオーバーアクションながら大熱演でした。


星加梨杏 (ジェネラル/真那春人)
「あのジェネラルの人、お芝居上手いし美形だけど誰かな~」と思いながらずっと観ていたのですが、最後の方でかりあんくんだと気づきました←
クールな悪役に美貌が映えて、本公演で演じている織田隆治もいいけれど、こちらの方がハマリ役では?と思いました。


一禾あお (海原神/夏美よう)
本役は専科さんという難役ですが、大きさと存在感をきちんと出していて、力のある人だなぁと思いました。


壮海はるま (海坊主/縣千)
こちらも本役まんまのビジュアルでしたが、ガタイよく太い声もつくっての熱演でした。


華世京 (小林豊/彩海せら)
本公演のショーでオドロキの大抜擢されている華世京くん。
台詞も多いこの役をしっかり演じて、踊れるし歌える上に“芝居もできる子”を印象づけました。



希良々うみさん(新公長学年)ご挨拶
「度重なる緊張状態の日々に公演中止を余儀なくされる中で、こうして本日、新人公演をさせていただけたこと、とてもとても感謝しています。この作品は個性あふれるキャラクターがたくさん登場しますが、その分いつも以上に一人ひとりが責任を持って役を演じました。技術的にも精神的にもまだ未熟な私たちにとって、とても貴重な経験をさせていただいていると、今もなお実感しております。『今与えられた役は自分を成長させてくれる役』という言葉を胸にこれからも精進してまいります。」


縣千さんご挨拶
「雪組の新人公演は、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の東京から止まってしまい、その時のどうすることも出来なかった悔しさ、その公演を待ってくださいましたお客様のことを思うと、あの日々が忘れられないです。
ですが今日、このような不安定な状況の中でも、お客様が劇場に足を運んでくださり、このように温かく見守ってくださる中、無事に公演出来ましたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました。
このメンバーでつくりあげる『シティハンター』、この時間をどう楽しんでいただこうか、自分たちの課題は何なのか、上級生の方々から学ばせていただきながら、日々お稽古を積んでまいりました。一人ひとりがヒーローであり、ヒロインであるこの作品を、それぞれが与えていただけるものを大切に大切に磨いて、東京の新人公演では、より輝きが増しますよう、精進してまいりたいと思います。」

「この舞台を務めている間、お客様の笑い声、拍手、手拍子が本当に嬉しくて、くすぐったい気持ちで、幸せなこの空間で舞台を今つとめさせていただけたことが、本当に有難いなと思っております。
先ほど私が、この時間をどう皆さまに楽しんでいただこうか、そのことを考えてお稽古をしていたとお話しましたが、それは本公演での私たちの思いと変わりはありません。明後日からの本公演も火花を散らし合いながら、フルスロットルで駆け抜けてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。」



「どうしたらお客様に楽しんで頂けるか・・・」と繰り返し言っていた縣千さん。
もちろん私たち観客は存分に楽しみましたし、雪組若手の熱い舞台に「雪組の未来は明るい」と感じましたし、若さ溢れるパワーをいただいて、幸せな気分で劇場を後にしたのでした。




新人公演観るのいつも胸熱だけど、願わくばもう少しチケット取りやすいといいなぁ のごくらく地獄度 (total 2303 vs 2305 ) 


posted by スキップ at 22:53| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください