2021年07月16日
創作精進料理 @観心寺KU-RI
観心寺を訪れたもう一つの目的はこちら。
月・火・水 ランチのみの営業で1日限定20食 完全予約制。
毎月1日に2ヵ月先の予約を電話で受け付けるというハードルの高さです。
お料理がおいしかったのはもちろん、約400年前の江戸時代初期に建てられた建物がほぼそのまま残っているという室内は、どこを切り取ってもとても素敵な空間でした。
観心寺 創作精進料理「KU-RI」
大阪府河内長野市寺元475
tel: 050-3746-8600
観心寺の山門より少し手前に入口があります。
元は、観心寺の子院 槙本院の台所として建てられたものだそうです。
建物に入るとまず目に飛び込んでくるめちゃカッコいい楠木正成公の肖像
食事の前に庫裏に続いている書院の説明をしてくださいます。
お庭に面していて、高貴な方の居室や茶室、繊細な細工の欄間など、飽きることなくいつまでも見ていられるようでした。
いただくのは季節の蒸し料理がメインの創作精進料理。
地元 河内長野や富田林のこだわり野菜を使っていて、肉、魚、五辛(にんにく、にら、らっきょう、ねぎ、玉ねぎ)は使われていないのだとか。
右手前のお皿は大豆でつくられたチキン南蛮風、タルタルソースにはたまねぎの代わりに大根なのだそうです。
ごはんは観心寺で古くから節分の日に厄除けとして食されていた伝統の「あずき茶粥」
観心寺で特別にご祈祷された清浄塩「北斗の塩」、観心寺境内の樹齢百年以上の梅を使った梅干とともにいただきますが、これがまぁ、本当においしい。
器を取ったら、お皿には楠木家の菊水紋が現れて、泣きそうになりました。
お店の方に伺ったら観心寺の御紋でもあり、古くからお蔵にあった食器なのだそうです。
この”おくどさん”で炊かれているそうです。
あずき茶粥はおかわり自由なのですが、おなかいっぱいでおかわりできなかったのが無念💦
この日のデザートは抹茶プリンか梅どら焼きのチョイスで梅どらをいただきました。
ドリンクも梅ソーダで。
天井が高く、木に囲まれた和のテイストに北欧のインテリアをミックスしたセンスよくてやわらかな空間。
流れる音楽はジャズやボサノヴァ。
いつまでもここにいたい雰囲気でした。
帰り際には天邪鬼さんが見送ってくれました。
昨年、50年ぶりに戻ってきたものだそうです(こちら)。
季節が変わったらまたぜひ伺いたい・・・予約時の鬼電さえなければ のごくらく地獄度 (total 2274 vs 2274 )
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