2021年05月01日

まぁ様トート降臨 「エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート '16 宙組 ver.」


elisagala2021.jpg

1996年に宝塚歌劇団雪組が日本初演した「エリザベート」。
その25周年を記念したガラ・コンサート。

アニヴァーサリーバージョン:
  歴代出演者が共演する「25周年バージョン」
  上演当時のメンバーを中心に織りなす「花・月・雪・星・宙バージョン」
  夢の競演「スペシャルバージョン」
フルコスチュームバージョン: 「'14 花組 ver.」「'16 宙組 ver.」

という展開です。
公式サイトはこちら


梅田芸術劇場の「アニヴァーサリー25周年バージョン」が観たかった(姿月あさとさんのトート大好きだし、安蘭けいさんの少年ルドルフが観られるなんて)のですが、チケット取れず(涙)。フツーにチケット買えて平和だった2016年や2012年のガラ・コンサートが懐かしいわ(遠い目)。


2016年 ガラ・コンサート モニュメントバージョン
2016年 ガラ・コンサート フルコスチュームバージョン
2012年 ガラ・コンサート ドリームバージョン


東京の2公演をライブビューイングで、と思っていたのにそのLVさえも中止になり(大阪は映画館休業しているので)、ホームシアターで鑑賞となりました。

フルコスチュームバージョンは「'16 宙組 ver.」をチョイス。
現役時代に観た時に、明日海トートより朝夏トートの方が好みだったことと、蘭乃・花乃・実咲のシシィならそりゃダントツ実咲凛音でしょう、という理由です。


「エリザベート TAKARAZUKA25周年 スペシャル・ガラ・コンサート 
'16 宙組 ver.」

脚本・歌詞: ミヒャエル・クンツェ
音楽:    シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション: ウィーン劇場教会
構成・演出・訳詞: 小池修一郎
演出: 小柳奈穂子
音楽監督: 𠮷田優子   編曲: 甲斐正人
指揮: 西野淳
出演: 朝夏まなと  実咲凜音  北翔海莉  望海風斗  蒼羽りく  
純矢ちとせ  悠真倫  芽吹幸奈  矢吹世奈  大月さゆ ほか

2021年5月1日(土) 12:00pm 配信視聴
(配信時間: 2時間50分/休憩 25分)



衣装をつけ、メイクもして物語の最初から最後まで展開する形式は前回と同じ。
いくつかの場面や台詞、群舞など割愛されている部分もありますが、ほぼ本編を丸々観ているような感覚で、何とも贅沢です。


望海風斗さんのルキーニから始まります。
望海さんがルキーニを演じたのは2014年の花組公演ですので、ここに登場するのはガラコンならでは。
ウェービーな黒髪、髭に浅黒い肌・・・4月11日に宝塚を退団したばかりで一番現役感が残っているのではないかしら。
歌はもちろん高値安定ですが、表情や所作も現役時代のルキーニそのものでした。

二幕の「キッチュ」の前の客席いじりは無観客配信バージョン。
じっとカメラ目線で、「そこのあなた、あなたの写真を撮りますよ」って、本当に自分に言われているようでした。
「ちゃんと見えてるわよ」とか、何気に女性言葉になるのもツボでした(^^ゞ

朝夏まなとさんは登場からあの盛大な衣装に全く負けていない圧倒的な存在感。
宝塚時代からずっとまぁくんと呼んでいたのですが、いやもうまさに「まぁ様」です。
「死ねばいい!」の凄みね。

あの髪、地毛と聞きましたが、黒にグレーに紫も入ったようなサラサラロングヘアの美しくも妖しいこと。
歌唱は、時々「あれ?」と思うところや低音が出切れていないところもあって、朝夏さんにしては珍しく不安定な印象だったのですが、直前まで「BARNUM」に出演されていましたし、次の舞台(メリリー・ウィー・ロール・アロング)のお稽古も始まっていることを考えると、音域も全然違うので切り替えが大変だったのかもしれません。

とは言いつつ、「最後のダンス」のシャウトは最高でした。
あの高音は現役時代聴いたことなかったなぁ。
ダンスもお得意なので身のこなしがとても綺麗なのですが、朝夏さんでいつも見惚れるのは指先の表情の美しさ、優雅さ。
胸に手をあててお辞儀する時、「私が踊る時」でシシィに手を差し出す時、あの綺麗な指が見られて眼福でした。

実咲凛音さんのシシィもバリバリ現役感。
というか、東宝版でももちろんシシィできそうです。
歌は相変わらず上手くて綺麗な声で、地声とファルセットの切り替わりも滑らか。
「私だけに」の高音はあんなに高い声なのにキンキンしないってすばらしいと思います。
1幕ラストの「鏡の間」の衣装も品があってとても綺麗でした。

シシィ、そういえばハンガリー国旗のドレスの場面ありませんでしたね。あそこは歌ではなくお芝居の場面だからなぁ。

フランツの北翔海莉さんもすばらしかったです。
若々しい青年フランツから、登場するたびに髭が増えたり、立ち姿や声も変えてどんどん年を重ねていくのがわかります。
歌うまなのは周知のことですが、本当にうまい。そして声が温かい。
北翔さんも花組にご出演でしたので実咲シシィとは初めてでしたが、この2人の「夜のボート」いつまでも聴いていたいくらいでした。
「最終答弁」はトートに勝ちそうな迫力でした。

マックスパパが悠真倫さんで、まりんさんのマックス大好きなのでうれしかったです。
フランツママことゾフィは純矢ちとせさん。迫力あるゾフィでこれまた東宝版でもいけそうです。
ルドルフは蒼羽りくさん。お久しぶりでした。
歌はがんばれーな感じですが、繊細で悲劇的な雰囲気はよく出ていて、長い髪をまとめてくるんとして貴族風にしているのもよかったな。

長い髪といえば、北翔さんがフランツやることになって長く伸ばしていた髪を切ったところ、息子くん(7ヵ月くらいかな?)が知らない人だと思ってわんわん泣くので困り果てて「パパだよ~」と言ってあやした話、大好き。


カーテンコールでは今日が千秋楽となった方たちがひと言ずつご挨拶。
その最後となった朝夏まなとさん。
「私ごとですが、花組下級生時代を共に過ごした望海風斗さんとこうして再び共演できるとは・・・」と感極まって涙で言葉に詰まる。
それを聞いた望海さんもまた涙をこらえながら、「私もいつかは一緒にと夢見ていましたが、その夢がこんなに早く叶うなんて!でもまた次の夢ができました。今度はお客様の前で、この感動をお客様と共有したいと」

まぁだい!
こんなの見せられ聞かされたら、もらい泣きするに決まっています。


朝夏さんがトートを演じて5年。宝塚を退団して4年。
退団からの日数が一番浅い望海さんもルキーニを演じたのは7年前。
「エリザベート」は宝塚歌劇を代表する名作の一つですが、この作品に取り組んできたスターさんたちのたゆまぬ精進があるからこそ、いつまでも輝き続ける作品なのだなと改めて思いました。



ここ👏という時に拍手ないのはやっぱり切ない。万雷の拍手に包まれるはずの公演なのに のごくらく地獄度 (total 2242 vs 2243 )


posted by スキップ at 21:41| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください