2021年04月07日

夢みるリアルプリンセス 「星風 まどか ミュージック・サロン 夢みるMadonna」


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このミュージック・サロンが発表された時、「え?!まどかちゃん退団なのっ?」とかなりざわつきましたが、ほどなく専科異動が発表され、その後、大方の予想通り花組次期トップ娘役就任が発表されました(お披露演目も多分皆さまの予想通りのアレですね)。

「私の初めてのミュージック・サロンへようこそ」とおっしゃった時、「そうか。先日のさくらちゃんは最初で最後のミュサロだったけど、まどかちゃんは花組に行ってからもまだやる可能性あるもんね」となぜだかしんみりしてしまいました。


星風 まどか ミュージック・サロン 「夢みるMadonna」
構成・演出: 藤井大介
音楽: 青木朝子  振付: 若央りさ  衣装: 加藤真美
出演: 星風まどか  優希しおん  琥南まこと  鷹翔千空  雪輝れんや

2021年4月6日(火)18:30-19:45 ディナー  
19:45-21:00 ショー 宝塚ホテル 1階「宝寿」



2週間前に美園さくらさんのミュージック・サロンを観たばかりですが、2人の個性の違いはもちろん、演出家によって印象が際立って変わるなぁというのが第一印象でした。選曲はもちろんご本人の希望も入っていると思いますが、さすが“ショーのダイスケ”な演出が冴えていました。


セットリスト
1, 生まれてはじめて (アナと雪の女王)
2. ポピュラー ((Wicked)
3. Journey To The Past (アナスタシア)
4. 瑠璃色の地球
5. プロポーズ <男役4人>
6. 不死鳥伝説
7. 少女A
8. センチメンタル・ジャーニー
9. 淋しい熱帯魚
10. CAN YOU CELEBRATE?
11. LOVEマシーン
12. ヘビー・ローテーション
13. Step and a step
14. Dynamite
15. アイーダの信念 (王家に捧ぐ歌)
16. 月の満ちる頃  (王家に捧ぐ歌)
17. 私が踊る時 (エリザベート)
18. シナリオ (パーシャルタイムトラベル)
19. TAKARAZUKA 花詩集100!! 
20. PHOENIX 宝塚!!
21. HOT EYES!!
22. VIVA! FESTA
23. クラシカル ビジュー
24. シトラスの風
25. NICE GUY!!
26. アクアヴィーテ!!
27. 命をあげよう (Miss Saigon)
Encore 
28. 心の翼 「アンダー・グリーン」



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ステージはこんな感じ
画像ではわかりにくいですが、💗のピンクのバルーンあちこちにふわふわしていて可愛かったです。


幕開きはポスターと同じ衣装で登場。
「アナと雪の女王」、「Wicked」と好きだというミュージカルの曲を歌うまどかちゃん。リアルプリンセス。
「アナスタシア」のJourney To The Past がまた聴けたのはうれしかったし、驚いたのは「瑠璃色の地球」。
この曲はどうしても松田聖子さんのイメージが強いのですが、声はもちろん歌い方も「まどかちゃんの瑠璃色」になっていてすばらしかったです。

「少女A」から始まるアイドルメドレーもしかり。
曲ごとに声も歌い方もくっきり変えて、表情豊かで聴くのはもとより目にも楽しい。
ときどき挟まれる ♪まどかまだ 16だから~ がツボでした(^^ゞ
唱和から平成へと流れているメドレー。ラストにNiziUの Step and a step でしめて、直後に BTS のDynamite を持ってくるところ、さすが大介先生だなぁと感心。
このコーナー、まどかちゃんも男役さんたちも黒にフューシャピンクの差し色が入っている衣装でハットもかぶってセンスよかったです。

「エリザベート」の「私が踊る時」は美薗さくらさんも歌っていましたが、娘役は歌いたい曲だろうなと思います。
イントロが流れるとピシッと表情が変わるのも同じ。芝居心たっぷりの表情で楽しませくれました。トートは鷹翔千空くん。

まどかちゃんたち100期生の初舞台公演だった「TAKARAZUKA 花詩集100!!」 に続く怒涛の宙組ショーメドレーも楽しかったです。全部観たショーばかりでしたし、いろんな思いが胸をよぎりました。
「アクアヴィーテ!!」では本公演では真風涼帆さんが歌っていた ♪お前は俺だけのものさ~ をまどかちゃんが歌っていてカッコよかったです。歌い終わるとみんなで片手挙げて「アクアヴィーテ!アクアヴィーテ!」とやって、客席にも向けてくれたので、私もエアグラス挙げて乾杯しました。
ラストはこれも大好きな曲で「心をこめて歌います」と紹介した「命をあげよう」。
迫力の歌唱で、宝塚退団後にミュージカル界で活躍するまどかちゃんが目に浮かぶようでした。
まどかちゃんなら、アナスタシアもシシィもできるし、ミス・サイゴンのキムも、ジュリエットだってできそう。最強ではないですか。

トークコーナーは前半と後半2回あって、最初は芸名の由来について
「“星”を恩師にいただいて、星風という響きが素敵だなと星風に。まどかは音楽学校時代に日舞の藤間勘十郎先生(とおっしゃったと思いましたが・・)が私たち一人ずるにイメージする字を書いてくださって、私は『円』(まどか)だったことから」
ちなみにこの時いただいた漢字、琥南まことくんは「樹」、優希しおんくんは「翔」だったそうです。
優希しおんくんはこの字をとって芸名を「飛翔ゆう」にしようと思っていたけれどあまりにもカッコよすぎるので考え直したのだとか。
琥南まことくんは優希しおんくんと予科の寮が同室で、いつも名探偵コナンを笑いながら読んでいたので「こなんにすれば?」とすすめたということで優希しおんくんが名付け親。出身地が港南区ということもあってご両親も賛成してくださったそうです。
ここで「あれ?でもおとめには恩師につけてもらったって書いてある・・・」と雪輝れんやくんからツッコミ。「恩師はまことの方です」と。
ちなみに、琥南くん、毎朝互いに体調報告をしている今朝のLINEで「39.6℃ 元気です!」と皆に送ったそうです。

トーク2は音楽学校受験時エピソード
ここでも琥南まことくんの天然ぶり炸裂。
受験で初めて宝塚という土地に足を踏み入れた琥南くん、試験の時は宝塚ホテルに宿泊したもののの発表前日は油断して少し遠いホテルに宿泊。土地勘がないので迷ってしまい、今津線で西宮北口と今津の間を3往復。やっと宝塚南口に着いて宝塚大橋を渡っている時に発表しているのが見えて「走ろうよ」とお母さんに言ったものの、「お母さんは大人だから走らないの。一人で走って」と言われて、さらに「受かったらほんとに宝塚に入るの?」とおっしゃったそう。
「そんなこんなで今ここにいます」と琥南くん。この母にしてこの子ありって感じですかね(笑)。

ラストのご挨拶では、「皆さまのマスクの下の笑顔も、ちゃんと見えていますよ」と目の横で指で〇つくったり、ほんとかわいい。
こんな状況下にディナーショーとして開催できたこと、本当によかったし、5人が仲良く和気あいあい感が微笑ましいし、何より、まどかちゃんが楽しそうで幸せそうで、それを観ている私たちも幸せのおすそ分けをいただきました。



食事編につづく

posted by スキップ at 16:28| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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