2021年04月03日
ちえねねトウコ on ボクらの時代 The Deep
フジTVで毎週日曜日にオンエアされているトーク番組「ボクらの時代」。
私も大好きで毎週録画にしていて、興味あるメンバーの時だけ見ています。
その「ボクらの時代」がオンラインイベントとなり記念すべき第1回が本日生配信。
メンバーは、安蘭けいさん・柚希礼音さん・夢咲ねねさん。
そりゃもちろん見るってものでしょう。
ちえねねトークならぬ、ちえねねとうこです。
ボクらの時代 The Deep #1
出演: 安蘭けい 柚希礼音 夢咲ねね
2021年4月3日(土) 2:00pm 配信視聴
(配信時間: 2時間)
宝塚時代はもちろん、女優としてそれぞれ活躍している今やプライベートのお話など盛りだくさん。
知っているエピソードも初めて聞くお話もとても楽しく、何度も「あははと声に出して笑ってしまいました。
当初90分の予定が2時間超を大幅に時間延長。
トーク全体を通して、安蘭けいさんの仕切りのうまさと愛ある鋭いツッコミが際立っていました。
安蘭けいさん 77期 柚希礼音さん 85期 夢咲ねねさん 89期
学年差はありますが、ともに星組で過ごしてきた3人。
私も特によく観ていた時代なのでなつかしさもたっぷり。
全部書き残したいくらいですが、以下は印象に残った会話のメモ
◆出会い
とうこさんと柚希さんの出会いは柚希さん初舞台の「ノバボサノバ」(1999年 雪組)。
当時のとうこさんはもう「白シャツ着たスターだった」そうです。
宝塚で8期違うってそんな感じですよね。
「新人公演も2回やらせていただきましたが、衣装はお借りできませんでした」と柚希さん。
でもゴルチエのシワ加工の衣装だけは着ないといけなくて、シワ加工だから助かったのだそう。
そこでとうこさんがつくった五七五
「シワ加工 ちえが履いたら ぴたパンツ」
これ、前にも聞きましたが、何度聞いてもやっぱり笑ってしまいます。
トップになって10㎏痩せたという柚希さん。退団するころにはその10㎏がきちんと戻ったそうです(笑)。
ねねちゃんはとうこさんが「赤と黒」をやった時に組替えでやってきて、「顔の小ささと首の長さ、背中のやわらかさ」がとても印象に残ったそうです。それって今も変わらずねねちゃんそのものですね。
それからしばらくねねちゃんの脚の長さトーク。
◆元相手役に舞台を観られるのは?
宝塚を退団して舞台に出るようになっても「気がついたらセンターにいる。0番に立っているというとうこさん。
柚希さんは「ついお客様がどう思うか考えてしまうけれど、それはやめなさいと演出家の方に言われた」そうです。
「私たち3,000人の劇場でずっとやってきたから、それが抜けるのはなかなか難しいよね」ととうこさん。
お互いの出演舞台をいつも観合っている柚希さんとねねちゃんですが、柚希さんは女優として出演する舞台を初めてねねちゃんが観に来た時は「ねねが来る、ねねが来る」ととても緊張したのだとか。
ねねちゃんは「全然違和感なかったです」とあっさり(^^ゞ
とうこさんは「あすかに観られるとはずかしかったのは『スカーレット・ピンパーネル』」
あすかさんがやった役を演じる訳ですから、確かにそうだなと私も思いました。
これを受けて柚希さんが、「確かに私がジュリエットやれと言われたら・・・」と言うと
「絶対ない!」とソッコーつっこむとうこさん。
私もそれは絶対ないと思いますw
ここでねねちゃんの「『マタ・ハリ』でちえさんが初めてキスシーンやった時・・・」に
「それはどうやった?」
「それはどうやった?」
と同じ言葉2連発の柚希さんととうこさん(笑)。
◆ダンス
「ちえは先輩として厳しそう」ととうこさん。
柚希さんも「厳しかったです」と自認していらっしゃいました。
「ダンスはできない人の気持ちがわかってないとゆずるちゃん(紅ゆずる)によく言われた」そうです。
「ねねがスカートが振られて体が重くてできないと言っても気合で何とかなると言ってたし、ピルエット回れない人にはパッセおろさなければできると言ってた」
いかにも柚希さんらしいけれど、こんなふうに話せるようになった今の柚希さんが愛おしい。
◆バレンタインチョコ
ねねちゃんから柚希さんへの初めてのバレンタインチョコはチロルチョコだったそうです。
あまり負担になってはという心遣いからだったそうですが、そうと知らない柚希さんはとても驚いたのだとか。
その反応に、「次の年からは手づくりにしました」とねねちゃん。
「あすかさんは?」という質問に「あすかは高級チョコ」ととうこさん。
「大人の関係や」とちえねね(笑)。
柚希さんとねねちゃんのエピソードを聞くにつけ
「よう知ってんな」
「仲良かったんやね、二人」
と言うとうこさんの視線が温かい。
◆恋バナ
恋バナも少し・・・なりそうになったけれど、柚希さんに全くその気配はなく(笑)、
「男役やってると男性に厳しくなる。それぐらいやりやーと思う」のだそうですw
◆正塚先生と小池先生
「愛するには短すぎる」で正塚先生の演出を受けた時に二人してたくさんご指導をいただいたけれど、
「ねねは私(柚希さん)のファンの方たちにどう思われるか気にしすぎ、と言われた」と柚希さん。
ねねちゃんも「絶対自分は出しちゃいけないと思ってました」とおっしゃっていました。
確かに。あの頃、柚希さんのファンでねねちゃんに厳しい人、私の周りにもいました。
「トップ男役のファンは相手役も最高のものを求めるから厳しいと思う。私たちが知らないところで。ちえに最高の娘役をつけたいという注文がワーッといってたと思う」ととうこさん。「私だったら何よこれ!きーっ!って破りすてたりするけど」と。
「でもそんなことがあったからねねも強くなっていったのね」ととうこさん、柚希さんがねねちゃんを見る目も温かい。
「途中でやっとねねの本物が見えた。ねねはかわいいんだけど何となくもやがあると思っていた。正塚先生のたびにねねがどんどん出てくる感じ」と柚希さん。
柚希さんは自分自身も明るく元気なイメージで、暗い部分を出してはいけないと思っていたけれど、「暗いところも見せていいんやで」と同期にも言われ、ようやくショーヴラン(スカーレットピンパーネル)くらいから、小池先生にもとうこさんにも細かくご指導いただいて、出せるようになってきたかなという感じだそうです。
◆トップは王様
「トップは王様だからね」ととうこさん。
「よく恥ずかし気もなくあんな王様でいられたなと思う」そうです。
ねねちゃんのお洋服かわいかったな。
途中10分休憩をはさんでTwitterで寄せられた質問に答えるコーナー
(この時点ですでにほぼ90分なんですけどw)
◆マイブームは?
ちえ: 器集めとベランピング
ねね: 鬼滅
とうこ: 韓流ドラマ
◆現役時代の大きな失敗は?
ねねちゃんがパレードの階段降りで大羽根背負って転んで5段くらい落ちた。
ジュリエットの時、神父様に薬をもらって歌うシーンで♪未来へ~のところで痰がからんで?ぐほっとなった。
とうこさんは研2の時に開演35分前に起きて25分前に劇場入りした話と刀が抜けずに手で立ち回りした話。
どちらもおもしろかったです。とうこさんやっぱりお話上手。
「とうこさんのそれがあったから私もみきちくさんをチョップで殺したんです」と柚希さん。
◆宝塚を卒業してから改めて自分の出演した作品でまたやりたいものは?
ねね: オーシャンズ11
「ポーの一族」のお稽古の時、柚希さんと稽古場が同じ建物で、小池修一郎先生が「ちえに会いに行こう!」とみんなで稽古場を訪ねた話、胸熱でした。
ちえ: ナポレオン
とうこさんは「うーん、何だろ」と考えていると「スカーレットピンパーネル」とねねちゃん。
「赤と黒」かなととうこだんが言えば、「赤と黒 難しかったです」と柚希さん。
「エル・アルコン」もよかった~とちえねね。
◆生まれ変わっても宝塚に入りたいですか?
ねね: はい。宝塚に入って娘役がやりたいです。
ちえ: 私も宝塚に入って男役がやりたいです。
とうこさんは「あの人生は全うしたので、別の人生を歩みたい」そうです。何だかとうこさんらしい。
などナド。
やっぱり書ききれません(^^ゞ
4月10日までにまたアーカイブ視聴するつもりですので、気になったところは書き足したいと思います。
思わず笑っちゃう話も深い話も。
盛りだくさんで本当に楽しく、あっという間の2時間でした。
もちろん宝塚の先輩後輩としての礼儀は保ちつつ、今はそれそれ同じフィールドで女優として活躍されているので、現役時代ほどかしこまっていなくて、柚希さんはもちろん、ねねちゃんも積極的に発言していて、先輩お2人も気遣って「ねねは?」「ねねは?」と話を振っていて、そんな雰囲気がとてもよかったです。
「楽しみすぎて昨日寝れませんでした」という柚希さんに
「爆睡!爆睡!」とソッコーつっこむとうこさん。
この会話「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生トークでもあったよねw
とうちえねね最高! これを企画してくださった方に心から感謝 のごくらく度 (total 2227 vs 2232 )
気になっていましたが、期間中に見られそうになかったので、スキップさんのトピで堪能できました。
当時の星組の感じが思い出されて懐かしく、それでいて、今だからこそ話せることもあって、映像が目に浮かぶようです。
基本月組ファンですが(^^;それでも縁あって、とうこさん時代は何度か観劇していたので、その当時の思い出も蘇ってきました。
ありがとうございます!
まだまだ書き足りないことがたくさんありますが、少しでも
雰囲気が伝われば幸いです。
私もとうこさん時代から星組よく観ていましたので、懐かしさと
へぇ~、そんなことあったんだという驚きや、今だからこその
深い話も聴くことができてとても楽しかったです。
いつか3人が共演する舞台も観てみたいです。