2021年02月10日

いつの日か一緒に笑い合える日が来ることを 雪組 「fff/シルクロード」千秋楽 ライブ中継


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望海風斗さん宝塚大劇場ラストデイ。
配信もありまたが、だいもんのあの歌声は映画館の大音量で聴きたいと、ライブビューイングを選びました。


宝塚歌劇 雪組宝塚大劇場公演
「fff フォルティッシッシモ-歓喜に歌え!-/シルクロード ~盗賊と宝石~」 
千秋楽ライブ中継

2021年2月8日(月) 1:00pm TOHOシネマズなんば スクリーン1
(上映時間: 5時間5分 <カーテンコール含む>)



舞台を観た感想:
「fff フォルティッシッシモ-歓喜に歌え!-」
「シルクロード~盗賊と宝石~」


舞台の詳細感想は上記に書きましたので、今回は千秋楽スペシャルな部分だけ。
「fff」は、ナポレオン、ゲーテ、そしてベートーヴェンが順番に登場してスポットを浴びる場面からウルウル。
舞台が暗いのか、背景が映らなかったり、ここが観たい!というターンがなかったりというジレンマはありましたが、やはり映像ならではの表情のアップでより物語に深く入り込めることとなりました。何度観ても新しい発見があるのもすばらしい。上田久美子先生、やはりタダモノではありません。
望海さん、真彩さんのすばらしい歌声も映画館のドルビーサウンドで存分に堪能。

ベートーヴェンと謎の女のシーン
「ペンじゃなくてパン」を言われたベートーヴェン、3回フェイントかけてからパン投げていました。
その後の謎の女さん、「コーヒー」と言われて一度無視して、ちょっと自分で笑っちゃっていましたね。

「シルクロード」
盗賊さんが連行される場面は、
「いやだ!行かない!」と座り込む望海さん。
彩凪さん 「清く 正しく 美しく~」 とやおら歌い出す
望海さん 「教えを~ 今に~」 と歌いながら立ち上がる
二人 「たか~ら~づ~か~」 と歌いながら客席に顔を向けてはける

ここ、カーテンコールで望海さんが彩凪さんに「私たち、慎重なんでね。何回もね、練習してね」とおっしゃっていました。

中詰は
望海さん 「客席のみんなー」
雪組生 「全国のみんなー」
銀橋に出た望海さん 「せん!しゅう!らく~!」 
でした。


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「シルクロード」開演前に映画館のスクリーンを撮ったもの。
ライトは何だかいい感じに(本当はこんな色ではなかったのだけれど)


奏乃はると組長が千秋楽のご挨拶と感謝の言葉、雪組の今後の予定を述べられ、そして、「研究科18年 望海風斗」から始まるメッセージを読みあげられました。スクリーンには初舞台のロケットから始まる懐かしい舞台の数々の映像。作品を一つひとつ振り返る、望海さんの真面目なお人柄があらわれたメッセージにウルウル。そしていよいよ



望海風斗サヨナラショー

緞帳が上がると扮装もそのままのドン・ジュアンが。
しかも、煌羽レヲさんのアンダルシアの美女つき。
この作品から始まるあたり、やはりファンが観たいものをわかってらっしゃる望海さん&生田大和先生。

メッセージでは「オーシャンズ11」など花組時代の出演者にも多く触れていた望海さんですが、サヨナラショーは二番手時代の「ドン・ジュアン」とそれ以降すべて雪組トップとしての作品ばかりでした。


セットリスト
1 悪の華(ドン・ジュアン)with 彩風咲奈
2 エメ(ドン・ジュアン)
3 シャロンのテーマ(琥珀色の雨にぬれて) 真彩希帆
4 クロードとルイ(琥珀色の雨にぬれて)with 彩凪翔
5 酔いしれて J'ai bu(凱旋門) 煌羽レオ・真地佑果
6 愛のひとひら(ONCE UPON A TIME IN AMERICA)with 真彩希帆
7 アンダルシアに憧れて(SUPER VOYAGER!)
8 黄金の翼(春雷) 彩凪翔
9 Dancing In The Dark("D"ramatic S!)with 真彩希帆
10 石を割って咲く桜(壬生義士伝)with 真彩希帆
11 Home 私の夢が叶う場所(ファントム)with 真彩希帆
12 Festa do Gato(Gato Bonito!!)彩風咲奈 with 煌羽・笙乃・真地・ゆめ・朝澄
14 DIAMOND SHOW TIME -SHOW MUST GO ON-(SUPER VOYAGER!) 
15 Music is My Life(Music Revolution!) 全員



雪担、望海担ではない私でも全部「あ、あの作品の曲」とわかるラインナップ.
全体的には、真彩希帆さんとのデュエットが多かった印象です。
「だいきほのデュエット最高!」と思っていらっしゃるファンは多いですし、歌姫・真彩希帆にとってもこれがサヨナラ公演なので当然の選曲とも言えますが、やはり、望海さんの心遣いを感じます。

中でも圧巻はやはり「Home」
前奏が流れただけでもゾクゾクします。
ペパーミントグリーンのドレスに身を包んだ真彩さんのソロの後、同じ色の衣装の望海さんのソロからの二人のデュエット。
「ファントム」の一場面が脳裏に蘇る、ドラマチックな歌唱でした。

「琥珀色の雨にぬれて」の時には二人のデュエットダンスがあって、近ごろでは珍しくなったリフトも披露してくれました。

彩風咲奈さんが退団者5名と一緒に銀橋渡りながら歌う「Festa do Gato」もとてもよかったし、彩凪翔さんがバウホール単独初主演作「春雷」(今回のfffと同じゲーテ役!)のテーマを歌うのもすばらしい。こういうところ、宝塚って本当に愛にあふれているといつも感じます。

「アンダルシアに憧れて」は男役のダンスつきで本公演さながらにカッコイイナンバー。
「スタッカリーは言うのさ」「今夜港で決着を」・・・とワンフレーズごとのソロを雪組の明日を担う若手スターが歌っていたのも胸熱でした。

ラストは「Music is My Life」
望海さんの最初で最後のライブ「NOW! ZOOM ME!!」でもピアノで弾き語りされた曲。
やはり望海さんにとって特別な曲なのでしょう。

Music is My Life
僕と出会った かけがえのない友
君と歌った 懐かしいMusic
心に抱き 君と羽ばたいていこう
新しい世界へ

という歌詞が、何て今にリンクするのでしょう(涙)。


退団挨拶

望海さん 退団のご挨拶は黒燕尾でした。
一昨年退団した同期の明日海りおさんと同じですね。

「卒業を決めたのは私自身です。ですが、思いもよらぬ事態となりました。
今この瞬間も、見えない恐怖と戦っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
どんな運命になろうと、しっかりと受け止めようと心に強く思っておりました。しかし、この退団公演をなんとか今できる最高の形で千秋楽まで続けられるよう、尽力してくださいました方々、そして劇場にはいらっしゃれなくても祈り続けてくださいました方々、そして劇場に足を運んでくださいました方々、心温かいたくさんの人に助けていただき、私は毎日抱えきれないほどの幸せをいただきました。そして本日、全員で舞台に立つことが叶い、最高の千秋楽を迎えることができました。皆様になんとお礼を申し上げたらいいかわかりません。胸がいっぱいです。今日、この日のことは一生忘れません。どんな時も私を信じて笑顔でついてきてくれた雪組の仲間、大切な同期、そしていつも隣で全開の笑顔で一緒に走り続けてくれた真彩、私はみんなのことが大好きです。そして大切な・・・」

ここで言葉が途切れ、こみ上げるものを堪えている望海さん
涙声でやっと出た言葉が

「ファンの皆様」

ここで、客席のファンの方たちが一斉に嗚咽する声がライビュの画面を通してもはっきり聞こえました。
もちろん私も涙ナミダ。

「大切なファンの皆様、私を見つけ支えてくださり、たくさんの愛を注いでくださり、ありがとうございました。皆様に出会えて嬉しかったです。幸せでした。そして皆様がいなかったら、今の私は存在しません。今はただ皆様にお会いしたいです。いつの日か一緒に笑い合える日が来ることを夢見ております。
本日、望海風斗は大好きな宝塚大劇場を卒業いたします。皆様、本当にありがとうございました」

とても心に残る、すばらしいご挨拶でした。


何度もくり返されるカーテンコール。
「今日の朝の話をしましょうか」「皆さんも知りたいでしょう」と望海さん。
白い服を着て楽屋入りし、幹部部屋に入ったところプーさんのぬいぐるみが置いてあって、これを着なさいと言われて・・・あ、な名前いっちゃいけないかな・・・ふーはんを着て外に出るとはちみつの壺があって、ふーはんのはひーはんほみたいな、それに乗ってみんなの化粧前を練り歩くという・・・。みんなは団扇持って「顎クイして~」とか書いてあって、忙しい」

もう、泣き笑いです。

この状況下で、楽屋入りの行事も出のパレードも、フェアウェルパーティもできなかった望海さん。
本当なら大勢のファンに見送られるはずだったのに。
でも楽屋内ではちゃんとお神輿にも乗れたんだとうれしくなりました。
そんな話を披露してくれる望海さん、本当に温かい。

「朝から本当に幸せでした。皆さんも見たかったでしょう、残念です。でも、想像していただくのは無料ですから」(謎の女の台詞ね)
「皆さん、ふーはんの着ぐるみを着た望海風斗がはひーはんほに乗って化粧前を練り歩く…想像してみてください」
ですって。


夜10時からはタカラヅカスカイステージの生放送にも出演。
気心の知れた同期の凪七瑠海さんの進行で、今日終えたばかりの千秋楽の舞台映像をはじめ、初舞台の口上をはじめ懐かしい映像も。成績1番(凪七)2番(望海)なので、2人でインタビューに応じる機会が多く、2人一緒の貴重映像が盛りだくさんでした。

1月1日の初日から54公演。
誰一人欠けることなく、ただ一度の休演もなく千秋楽まで駆け抜けられたことは本当にすばらしく、ファンとしても誇らしい。
そこには出演者はもちろん、関係者の方々の並々ならぬ努力があったであろうことは想像に難くありません。
様々なことが制限された今回のサヨナラ公演でしたが、その中にあっても最大限の配慮を望海さん(と退団者)、そしてファンのためにしてくれた宝塚歌劇団には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


東京ラストデイは4月11日。
今度こそ本当にファンの前でお別れができることを、心から祈っています。


posted by スキップ at 23:17| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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