
昨年4月に初めて参戦してとても楽しかった平井堅さんのコンセプトライブ Ken’s Bar(こちら)。
「次回も絶対行きたい」と思っていたのですが、今年はデビュー25周年の全国ツアーも中止。
Ken’s Bar が配信されると知った時はとてもうれしかったな。
平井堅さんにとっても、これが2020年最初で最後のライブだそうです。
Ken Hirai 25th Anniversary Special!!
Ken’s Bar ―ON LINE-
2020年12月23日(水) 7:30pm 配信視聴
ライブが始まる前には1995年からの平井堅さんの25年の映像が。
「いや~、やっぱ若いな」とか「そうそう、こんな髪形してた時あったね」とか、懐かしく拝見しました。
会場が映し出されと、いつものKen’ s Barのようにテーブルや椅子が並んでいました。もちろん無観客。
ピアノ、ギター、ベース、パーカッションというバンド編成でしたが、曲によってピアノだけ、ギターだけの演奏が響くアコースティックな世界。
最初に流れたイントロが大好きな「君の好きなとこ」でめちゃテンション上がりましたが、全体を通して選曲はしっとりしたバラード系が多くとても好み。平井堅さんのトーク内容含めて、まさに“2020年の”ライブという印象でした。
セットリスト
Stage Ⅰ
1. 君の好きなとこ
2. 桔梗が丘
3. 楽園
4. hug
5. UPSET
6. even if
7. LIFE is...
Stage Ⅱ
8. 思いがかさなるその前に・・・
9. 魔法って言っていいかな?
10. Make you happy(NiziU)
11. 怪物さん feat.あいみょん
12. 切手のないおくりもの(財津和夫)
13. POP STAR
14. ノンフィクション
「君の好きなとこ」「桔梗が丘」とお気に入りの曲が2曲続いたところで、平井堅さんのMC。
「せっかくクリスマスイブイブに、こうしてみなさんとともに時間を共有できていることを体感するために」と普段はやらない乾杯を。
ご自分はバーカウンターで赤ワイン(に見えたけどライブ中なのでジュースかな)を受け取り、「みんなドリンク持ったかしら」と口調カワイイ。もちろん私は始まる前から飲んでいましたが←
「メリークリスマスイブイブまさと!」(って言ったと思う)で乾杯。
今年はライブが全部中止となって、昨年12月の上海でのKen’s Bar以来1年ぶりのライブという平井堅さん。
「歌うこと以外、何もしてこなかった」と自分を見つめるいい機会になったとおっしゃっていました。
6曲目の「even if」を歌ったところで、「いつもKen’s Barにいらしてくださっている方はご存知のとおり、Ken’s Barは途中休憩があります。いらないじゃないか、と言われそうですが、今回も休憩があります」と予告。
「休憩中はゆったりしながら、今日も堅ちゃんステキよね、とか、配信でもステキよね、とか話してください」ですって。
Stage Ⅰラストの曲は「LIFE is...」
この曲は宝塚歌劇星組の「めぐり会いは再び」の挿入歌として柚希礼音さんが歌った曲でもあり、大好きなバラードなので「ひゃっ!」とヘンな声でました。
休憩中は、「怪物さんfeat.あいみょん」と「瞳をとじて」の映像が流れるという豪華な10分間。
Stage Ⅱは「思いがかさなるその前に・・・」からスタート。
これも大好きな曲ですが、この時の照明がまたとても綺麗でした。
ワイヤーで吊るしたLEDライトのぼんぼりのようなものがいくつも空中を浮遊する感じでとても幻想的。後で調べたところ、「ワイヤードット照明」というものだとか。

さらに「魔法って言っていいかな?」と続いて、「何これ、今日は私の好きな曲しかやらないのぉ」と感激しきり。
ライブ前夜の昨晩はとても緊張していて、あたたかいルイボスティーにマヌカハニーを入れて飲もうとしてひっくり返してしまい、秒の速さでマグカップを放り投げ(グシャグシャに割れた)、熱湯で濡れたスエットとトランクスを脱いで下半身裸でバスルームに駆け込み、お陰で火傷せずにすんだ、なんていうお話も。
体温が35℃と低いので、代謝を上げるためにもこの期間、朝晩2回お風呂に入ったそうです。
5曲聴き終わるまで湯船から出ないことにしていて(ガラケーなのでiPodで)、最近のお気に入りはミポリン(中山美穂)の
サブスクリプション配信から
・色・ホワイトブレンド』
・クローズ・アップ
・JINGI・愛してもらいます
・ツイてるねノッてるね
・派手!!!
の5曲をチョイス、となかなかのミポリンファンぶり。
Ken’s Bar 恒例のカバー曲は今をトキメクNiziUの「Make you happy」
これはちょっと驚きでした。
恥ずかしながら最初はNiziUの曲と気づかなかったくらい。演奏はウッドベースだけというアレンジで、縄跳びダンスとはかけ離れた、何だか切ない響きを持った曲に聞こえました。
財津和夫さん作詞作曲の「 切手のないおくりもの」から、「POP STAR」では着ぐるみ2人も登場してダンス。この明るい曲は前回もStageⅡラストの曲でしたし、この後締めのような言葉をおっしゃっていたので、ここまでが本編でラスト1曲はアンコールという位置づけかな。 ラ
「まだまだ厳しい状況が日本で、世界で続いています。
一地球人として思うのは、また感情のままに、うれしくなったら顔を近づけて話したり、青春真っただ中の若者が喜びのままに仲間たちと肩をたたき合って喜んだり、握手したりハグをしたり、好きな人とキスをしたり、そんなことをためらいなくできる日が、おじいちゃんやおばあちゃんが、躊躇することなく大好きなお孫さんと会える日がくることを願っています。
なかなか明るい出口が見つけづらい日々ですが、必ず夜は明けるので、ぜひ生きていてほしいと思います。僕自身も毎日毎日一生懸命生きて、また笑顔でお会いできることを願っています」
この言葉にウルウルしたところで、ラストの曲は「ノンフィクション」。
もう完璧にヤラレました。
緊張のためか無観客のためか、いつもより静かに進行する印象でしたが、好きな曲、そして今の状況への励ましとも思える曲が並ぶセットリストに平井堅さんの表現力豊かでドラマチックな歌唱で家にいながら極上の時間を体験。忘れられない年 2020年の忘れられないライブとなりました。

先日の「さとがえるコンサート」はワイン飲みながらでしたが、今回はオンザロックとともに。
来年はきっとライブ会場で、平井堅さんのナマの歌声を聴くことができますように のごくらく地獄度



