2020年11月01日

宝塚は揺らぎません 月組 「ピガール狂騒曲」 千秋楽ライブ中継


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「ピガール狂騒曲」の感想を書いていたらやっぱり千秋楽ライブ中継も観たくなりまして、元々他の観劇とかぶっていたためあきらめてチケットも取っていなかったのですが、あれこれ頭をひねって調整して、ピガールの方だけ劇場から一番近い映画館で観ることにしました。いや、当日なのにチケット取れてほんとよかったよ (2列目だったけど💦)。

そして本編もさることながら、終演後の珠城りょうさんのご挨拶がすばらしかったので、まずはこちらのレポから。


宝塚歌劇 月組公演
ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 千秋楽 ライブ中継
2020年11月1日(日) 2:20pm TOHOシネマズ梅田 スクリーン8
(上映時間: 2時間10分)



お芝居のアドリブ千秋楽スペシャルで私が気づいたところは以下のとおり

・ミス(天紫珠李)がいつもは「ガオ~」なのに「ガルルルル~」と激しかった → ジャックちょっととまどってた
・レッスンの場面 ヴァネッサ(夏月都)が箒を手にピケターンみたいにくるくる回転しながらミシェルの周りを回っていて、ミシェルが「あなたたちの誰より一番高度なことしたわよ」と褒められていた
・フローレンス(紫門ゆりや)に採寸されるジャック 「はなせ!はなしたまえ!はなすのだ!眼鏡のきみ!」って言ってた
・シャルル ロングトーンのお願い~の後、ジャックが「しつこいのはキライなんですっ」と1回断っていた
 →シャルル ちょっと「えっ!?」っていう感じになってて可愛かった
・シャルル ミシェルに「できるまでずっとライブビューイングで観てるからな」って言ってた
・マルセル(輝月ゆうま)のチケットネタ 「本日は満席です」とエドモンに言われて「チーッ!お前たち、映画館にいくぞォ~」ですって
・ウィリーとロートレックの墓場ネタ 「11月20日に決着をつけよう」「のぞむところだ」に、「そんなに先延ばしにするんですね」と冷静にツッコむジャック(11月20日は東京公演初日)。
・ウィリー 橋を渡ってはけながら「あいつ女だったのか!だからあんなに可愛いのか!」←


千秋楽ご挨拶

「9月25日から今日まで、公演をすべて完走できたことにまずはほっとしております。それと同時にこのような状況下に劇場に足をお運びくださり、温かいご声援をくださったお客様に感謝の気持ちでいっぱいです」と光月るう組長。
「ジャンヌの台詞にもありましたように、夢と情熱を強く持ち、松本悠里さんの扇に込められた思いを少しでも受け継いでいけるよう、月組生全員で心ひとつに大切にそして力強く演じて参りたいと思います」と力強いお言葉。


珠城りょうさん:

9月25日に初日が迎えられた時はそのこと自体が奇跡のように思えましたが、今は今日という日が夢のようです。
皆さまにとって私たち(わたくしたち・・・珠城さんはいつもきちんと「わたくし」とおっしゃいます)が夢であり光であるように、皆さまも私たちを照らしてくださる光です。これから先、どんなことがあっても、その2つの光が永遠に輝き続けることを願ってやみません。皆さま、次にお会いする時まで、どうか笑顔でいてください。私たちも明るく前向きに歩いて参りたいと思います。
皆さま、本日まで温かいご声援、本当にありがとうございました。

光月さんもおっしゃっていたように月組の勢いは止まりません。
これからも皆さまに愛と夢と希望を与え続けていきたいと思います。

本日も泣きませんでした。
皆さまのお気持ちが温かくうれしくて、喜びの方が勝るとこんなにも幸福感に満たされて、涙って出てこないんだなぁと思いました。

いろいろな事情で劇場に来られず画面を通してご覧いただいている皆さま、皆さまのお気持ちが許す状況になりましたらぜひ劇場で、ナマの舞台を観ていただきたいです。そして私たちと一緒にこの温かい感情を共有してほしいです。皆さま 劇場でお待ちしております。

最後おカーテンコールは幕が上がると舞台に一人立つ珠城さん
こうしてここまで無事に走ってくることができて、こんな奇跡ってあるんだなぁと思いました。ここに至るまではたくさんの人たちのご尽力のお陰です。連日足をお運びくださった皆さまの温かいお気持ち、そして、ファンのみんながすごく楽しそうにうれしそうに観てくれているのが舞台からも見て取れて、とても安心しました。
皆さまも安心してください。私は幸せです。楽しいです。だから皆さまも笑顔でいてください。
宝塚は変わりません。揺らぎません。ここにいます。私たちもタカラジェンヌとして存在しています。
なので笑顔でいましょう。また次に笑顔でお会いしたいです。
本日まで本当にありがとうございました。



「2つの光」のあたりからすでにウルウルしていたのですが、「私は幸せです」(ここは「わたし」と言ってた)でぶわっと涙があふれました。
この人はこれまでどれほど重圧を背負って舞台に立っていたんだろう。
でも「幸せです」というその表情は本当に晴れやかで、何だが吹っ切れたようにも感じられて、退団を発表したこと以上のなにかがあったのではないかとも思えました。

最後に舞台に組子のみんなを呼び入れて、「初舞台生は・・・いないのか。寂しい・・・」と言うと初舞台生も出てきて、「彼女たちをこれからもよろしくお願いします」と言うと、前に立った月城さん、美園さんはじめ皆さんが後ろの106期生が見えるようにしゃがんで(月城さんなんて両ひざ抱える勢いでめちゃ小さくなってた)、本当に温かい光景でした。



→ 今度こそ「ピガール狂騒曲」につづく

posted by スキップ at 23:39| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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