2020年09月17日

新たな時代を駆け抜けよう 雪組 「Music Revolution! -New Spirit-」


honoo1.jpg宝塚でショーを観るのは2月27日の星組「Ray」以来。
上演時間55分ですが、体感5分ぐらいでしょうか。
あ~、やっぱりショーは楽しいとなりました。

昨夏、「壬生義士伝」と伴演されたショーですが、New Spirit とタイトルに加えられたとおり、今回の公演用にリバイスされたもの。同じショーなの?と思うくらいいろんな場面が変わっていました。


宝塚歌劇 雪組公演
ネオダイナミック・ショー
「Music Revolution! -New Spirit-」

作・演出: 中村一徳
作曲・編曲: 竹内一宏  甲斐正人  青木朝子  竹内聡
振付: 御織ゆみ乃  平澤智  KAZUMI-BOY  西川卓  珠洲春希

2020年9月2日(水) 4:30pm 梅田芸術劇場メインホール 1階18列センター


出演者は「炎のボレロ」と同じ(こちら


Music Revolution! 革命の歌声で
Music Revolution! まだ見ぬ世界へ
Music Revolution! 新たな時代を
Music Revolution! 駆け抜けよう~

と聞き慣れたテーマ曲と見慣れた衣装で始まるプロローグは大きな変更はなし。
その後は

・革命と独立    → キューバの輝き 
・Jazz Sensation!   → ブエノスアイレス
・Classic World   → そのまま
・Dance Revolution! → 曲変更:カノン → ピアノ協奏曲第一番
・Music is My Life  → New Spirit!

という感じかな。
もちろん場面ごとの出演者は違っていますし、楽曲の変更もありますが。


彩風・朝美・縣 という1 2 3が明確でそれぞれが大劇場の公演時よりポジションアップしたパートを受け持っていました。
そしてちゃんと「彩風咲奈のショー」になっていました。
こうしてみると、新たな時代を 駆け抜けよう~ という歌詞も、彩風さんのプレスタートにぴったりですね。
それとともに、縣千くん奮闘公演かといった趣きも。めちゃがんばってる(というか、がんばらされている)印象。

娘役は彩みちるさんの活躍がより顕著で、潤花さんとツートップという感触。
フィナーレのデュエットダンスも彩風・潤・彩のトリプルダンスでした。
パレードのエトワールで美声を響かせた有栖妃華さんが、クラシックの場面のG線上のアリアのソロ、デュエダンのカゲソロ、ロケットのセンターと活躍が目立ちました。


以下は印象に残った場面メモ


キューバの輝きでは縣千さんと潤花さんの組み合わせが新鮮。
2人とも上背あって、何だか雰囲気も似ている感じが。

ブエノスアイレスは朝美絢さんのカッコよさ炸裂。
そこにダンスで絡む希良々うみさんもシャープ。
ノールックなのに2人でバシッと手を繋ぐタイミングがぴったりで凄いと思いました。

Classic World はよく聞くクラシックの名曲揃いで大劇場の時から好きな場面。
大劇場の時は「威風堂々」で客席降りだったなぁと思い出してちょっとしんみりしたり・・・客席降りとかハイタッチとか、いつか再開できる日が来るのでしょうか。
でもそんな気持ちを吹き飛ばすように、みんな舞台前方で横一列になって客席釣りながら(笑)歌って踊って、客席降りがない分も楽しませてくれようとしているのがとても伝わってきました。

Dance Revolution! 
永久輝せあさんが「カノン」のロックアレンジを歌った場面は、縣千さん中心の「ピアノ協奏曲第一番」に。
縣くん、汗びっしょりになりながらガシガシ踊って歌っていました。リフトも立派にできてた。踊りながら歌うとまだ少し苦しそうですが、今回の奮闘公演でずいぶん鍛えられたのではないかしら。

New Spirit! は新しい場面。
ブルースからJAZZへと変わっていく「音楽革命」
オリジナルでBryant Baldwinさんの振付で際立って印象的だった彩風咲奈さんのJazz Sensation! の場面を踏襲した形かな(今回の振付はKAZUMIBOI先生)
この場面、潤花さんがショートカットのウィッグでかわいかったな。よくお似合いでした。

フィナーレのロケット、男役群舞は人数少ないながらそのまま。
アップテンポの早口言葉みたいな歌(Tico Tico)を歌い継ぐのも変わらず楽しかったです。

彩風咲奈さん、潤花さん、彩みちるさんでデュエダンならぬトリオダンス。
彩風さんはアップテンポのダンスもいいですが、こんなゆったりした曲のダンスも本当にステキ。リフトも綺麗でした。


この日の公演はライブ中継、ライブ配信されました。
「今日は特別な公演です。ブルーレイ、DVDの収録日で、全国の映画館でライブ中継そしてライブ配信されています」とカーテンコールの彩風咲奈さん。
「せっかくだから・・」とチラリと奏乃はると組長を見やり(多分、了解をもらった?)
「愛媛の皆さ~ん!!いつか必ず行くけんね~!」 と大声で呼びかけ、カメラに向かって手を振る。
これを聞いた奏乃組長、口を押えて爆笑・・・「やりおったー」みたいな感じ?(笑)
やんちゃでとってもかわいい次男坊とやさしいパパを見るようで、雪組はこれからも安泰だなと思いました。



休演日除いて8日間のうち5日間が2回公演というハードスケジュール。無事完走おめでとう のごくらく度 (total 2149 vs 2150 )


posted by スキップ at 21:46| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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