2020年02月27日
舞台という儚く尊いキセキ
昨日(2月26日)の新型コロナウイルス感染症の対策本部での安倍首相の「多数の観客が集まるスポーツ・文化イベントについて、主催者に対し、今後2週間は中止や延期、規模縮小などの対応をとるように要請する方針」を受けて、昨日今日、続々とイベントや公演の中止・延期が発表されました。
もちろん私も楽しみにしていた舞台公演も含まれていて、主催者や出演者からの開催中止のお知らせとお詫びであふれるtwitterやインスタグラムが切ない。
「一番つらいのは役者さんたち」という発言も見かけましたが、出演者はもちろん、スタッフや関係者、それに関わる人たち、そして私たち観客、みんながそれぞれの立場でそれぞれ辛い思いを抱えているのだと考えます。
「お勢、断行」が地方公演含めて全公演中止となった池谷のぶえさんが、
「舞台というものが無事に上演できることは、当たり前ではなく奇跡的なことなのだと改めて感じます。」
とツイートされていて、本当にその通りだと私も改めて肝に銘じました。
いろいろと思うことはないでもありませんが、言ってもせんないこと。
今回、チケット取っていたのに観劇できなくなった公演を粛々と書き留めておきたいと思います。
<2020年2月27日 午後10時現在>
・シリーズ 舞台芸術としての伝統芸能 vol.3 人形浄瑠璃 文楽 (ロームシアター京都)
・スーパー歌舞伎「オグリ」<市川猿之助オグリ> (南座) → 月末のチケット取り直し
・天保十二年のシェイクスピア (梅田芸術劇場)
・ねじまき鳥クロニクル (シアター・ドラマシティ)
・宝塚歌劇星組「眩耀の谷/Ray」 (宝塚大劇場)
2月29日追記
・柚希礼音 Home Party (ホテル阪急インターナショナル)
3月8日追記
・三月大歌舞伎 昼の部・夜の部 (歌舞伎座) → 別日のチケット取り直し
・スーパー歌舞伎「オグリ」<中村隼人オグリ> (南座) → もう取り直すの無理~
3月10日追記
・泣くロミオと怒るジュリエット (森ノ宮ピロティホール)
3月11日追記
・宝塚歌劇花組 「はいからさんが通る」 (宝塚大劇場)
・ボディガード (梅田芸術劇場)初日のみ
・ヘンリー八世 (シアター・ドラマシティ)
3月13日追記
・フェスティバル奈良 平城宮跡 市川猿之助特別公演 (平城宮跡 朱雀門広場特設舞台)
3月17日追記
・うめだ文楽 (ナレッジシアター)
3月18日追記
・三月大歌舞伎 昼の部・夜の部 (歌舞伎座) 取り直したもの
・スーパー歌舞伎「オグリ」<市川猿之助オグリ> (南座) 取り直したもの
・宝塚歌劇雪組 「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」東京千秋楽ライブ中継
3月20日追記
・四国こんぴら歌舞伎大芝居 初日 第一部・第二部 (金丸座)
・四国こんぴら歌舞伎大芝居 千穐楽 第一部・第二部 (金丸座)
3月25日追記
・4月文楽公演 第一部 (国立文楽劇場)
3月27日追記
・ボディガード (梅田芸術劇場) 3/28
3月30日追記
・宝塚歌劇花組 「はいからさんが通る」 (宝塚大劇場) 2回
・宝塚歌劇宙組 「FLYING SAPA」 (赤坂ACTシアター)
4月1日追記
・桜の園 (シアターコクーン)
・ART (サンケイホールブリーゼ)
4月2日追記
・4月文楽公演 第二部 (国立文楽劇場)
4月7日追記
・やのとあがつま (兵庫県立芸術文化センター 中ホール)→ 8月に延期・会場変更 → 中止
・四月大歌舞伎 夜の部 (新橋演舞場)
・五月大歌舞伎 十三代目市川團十郎白猿襲名披露 昼の部・夜の部 (歌舞伎座)
4月8日追記
・サヨウナラバ (近鉄アート館→山本能楽堂)
・ボディガード (東急シアターオーブ) 東京千秋楽・・のはずだった舞台
・Whistle Down the Wind (梅田芸術劇場)
・エリザベート (梅田芸術劇場) 2回
・佐渡島他吉の生涯 (NHK大阪ホール)
4月9日追記
・宝塚歌劇宙組 「壮麗帝」 (シアター・ドラマシティ)
・宝塚歌劇星組 「眩耀の谷/Ray」 東京千秋楽ライブ中継
・宝塚歌劇雪組 「炎のボレロ/Music Revolution」 (梅田芸術劇場)
・宝塚歌劇月組 「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-/ピガール狂騒曲」 (宝塚大劇場) 3回
・宝塚歌劇雪組 「NOW! ZOOM ME!!」 (神戸国際会館こくさいホール)
・宝塚歌劇宙組 「アナスタシア」 2回
・宝塚歌劇星組 「エル・アルコン-鷹-/Ray -星の光線-」 3都市
・宝塚歌劇星組 「シラノ・ド・ベルジュラック」 (シアター・ドラマシティ)
4月14日追記
・もうがまんできない (サンケイホールブリーゼ)
4月17日追記
・未練の幽霊と怪物 (兵庫県立芸術文化センター 中ホール)
4月24日追記
・外の道 (サンケイホールブリーゼ)
5月7日追記
・ジョン王 (シアター・ドラマシティ) 2回
5月11日追記
・欲望のみ (兵庫県立芸術文化センターセンター) 2回
5月22日追記
・アンナ・カレーニナ
8月14日追記
・宝塚歌劇雪組 「炎のボレロ/Music Revolution」
・宝塚歌劇花組 「はいからさんが通る」
12月19日追記
・中之島文楽
冒頭の画像は、今日、宝塚大劇場で星組公演観劇後に撮ったもの。
空を見上げたら星と月が輝いていて、「まるで星組と月組みたいじゃない。ステキな宵だなぁ~」と浮かれていたら、すぐ後に悲報が入ったのでした。
実は星組はこれまでに3回観ていて、当初取れていなかった前楽(3/8)のチケットが取れたので、今日のチケットは手放そうかと思っていたのですが、いや待てよ、もしかしたら中止とかになって前楽観られないかも・・・と考え直して観ることにしたのでした。
その「もしかしたら」が的中して、星組を観るのは今日が最後となってしまったのですが、これ手放していたらひどく後悔しただろうと、何となく舞台の神様に守られている気分にもなりました。
仕事に支障が出たり、学校が休校になったりと、深刻な事情をお持ちの方がたくさんいらっしゃるのは重々承知しています。
それに比べたら、「趣味」であり「娯楽」ですもの。
少しの間観られなくなったって平気さ。
ナマの舞台だからもう二度と観ることはできないけどガマンできるさ(強がり)。
どうか日本のみならず世界中のコロナウイルスが早く沈静化しますように。
そして、池谷のぶえさんが続けてツイートされていたように、
「舞台という儚く尊い時間と空間を、お客様、関係者の皆さま、共演者の皆さまと一緒に、また穏やかに共有し合える日々が少しでも早く訪れるよう祈ります。」
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