2020年02月10日

紅ゆずる 始動!「紅-ing!!」


kurenaing.jpg昨年10月に宝塚歌劇団を退団した元星組トップスター 紅ゆずるさんの初めてのライブコンサート。
当初この公演は観に行くつもりではなくてチケットも取っていなかったのですが、急遽行きたい気持ちが盛り上がり、運よくチケットも譲っていただくことができて行って参りました。


YUZURU KURENAI 1st CONCERT
「紅-ing!!」
構成・演出: 藤井大介(宝塚歌劇団)
音楽: 青木朝子  手島恭子
振付: 若央りさ  港ゆりか  永野亮比己  
出演: 紅ゆずる  壱城あずさ  如月蓮  宇月颯  
梅咲衣舞  十碧れいや  華鳥礼良  小南竜平  田極翼

2020年2月8日(土) 5:00pm 梅田芸術劇場 3階2列センター
(上演時間: 1時間45分・・・の予定だったけど20分押し)



「よくも悪くも宝塚時代の延長だなぁ」
というのが最初の印象。
演出は宝塚歌劇団の藤井大介先生ですし、大スクリーンには宝塚時代の舞台映像がふんだんに流れて、紅さんトップ時代の曲はほとんどといっていいくらい宝塚メドレーで歌われました。
が、後で知ったところによると、昨年10月12日、サヨナラ公演の前楽とサヨナラショーが台風の影響で中止となったことがきっかけで企画されたコンサートで、宝塚歌劇団全面協力なのだとか。なるほど~。


開演前の諸注意アナウンスが紅さん・・・というか劇場案内係の星小路紅子さんでウケる(^^ゞ
紅子さんは2回登場するのですが、最初は
「Killer Rouge」で会場一気に盛り上がった後、紅さんだけはけて、残ったメンバーで「さよなら皆様」。
しーらん(壱城あずさ)なんてちょっと泣きながら歌ってるし、何~?と思ったら、客席から泣きながら紅子さん登場。ゆずるちゃんが退団して悲しいらしい。
とはいうものの、3階の私たちからは客席通路の紅子さんは見えないのですが、「2階3階の人は見えないと思うけど、紅子のラジオだと思って聞いて」「見えるところまで行こう。どう?見えた?」とか言うあたり、さすがの気遣いだと思いました。
トークも相変わらず冴えてて何度も声をあげて笑っちゃいました。
白シャツ黒パンツの男性ダンサー2人を従えて「ブルゾン紅子 with B」もやっていました。


宝塚メドレーはすでに懐かしい感覚で、舞台映像を見ていると泣きそうになりました。
プログラムに記載されているセットリストによると

   LUCKY STAR!
   Gemini -ふたご座の素敵な人生-
   Bouquet de TAKARAZUKA
   キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
   エストレージャス
   夢のまほろば、大和し美し
   ANOTHER WORLD
   オーム・シャンティ・オーム
   GOD OF STARS
   Éclair Brillant
   Bolero
   ひとかけらの勇気
   Quimbara
   最後のダンス

「Quimbara」って「ロミオとジュリエット」の「今日こそその日」のことなのかな?
ティボルトが歌うあの曲、大好きなのでまた聴けてうれしかったです。
また聴けて、といえば、「Gemini -ふたご座の素敵な人生-」も。
藤井大介先生のショー「Étoile de TAKARAZUKA」の曲。男女半分ずつのメイク、扮装をして声もくるくる変えて歌う紅さんのナンバーがお気に入りでしたのでこれもまた聴くことができて楽しかったな。


男役だった方たちも髪が伸びて、オープニングでみんなで踊った時、3階から観ていて最初誰かよくわからなかったのですが、「あの人、ダンスキレッキレやな」とオペラあげたら宇月颯さんで、「あー、としちゃんかぁ。やっぱりね」となりました。
宇月さんはX-JAPAN の「KUREAI」をソロで熱唱(TOSHIつながり?)というパートもあり、大活躍でした。

「エストレージャス」「Éclair Brillant」といったショーの曲を壱城あずささんや十碧れいやさんが入って歌ったのも胸熱。これらが上演された時、もう2人はいなかったから。

「Éclair Brillant」といえば、紅子さんが二度目に客席から登場した時、ステージに腰かけて
♪ひとり星の上で 僕は旅に出る
とワンフレーズ歌ってくれました。
「このポーズならこの曲でしょ」と。
この日は「Éclair Brillant」演出の酒井澄夫先生が客席にいらしたらしく、「ね、酒井先生」とおっしゃっていました。「先生、ちょっとこっち来る?」とおっしゃって客席から拍手も起きましたが先生は固辞された模様。

このコーナーのラストは「最後のダンス」。
「この曲を歌いたくて挑戦しました」とおっしゃっていました。
大丈夫かいな、とちょっぴり心配でしたがちゃんと歌えてました(←どんな上からww)。
ちなみに、プログラムによると東京では「僕こそミュージック」らしい。挑戦しますね~。

トークコーナーはお相手が日替わりで、この日は華鳥礼良さんでした。
音楽学校時代から紅さんに憧れてお手紙を書いたらお返事もらったのだとか。
「絶対紅さんにつく!」と決めて、おつき(お世話係)に立候補したそうです。
スランプの時にすごく怒ってもらった、とか、キスシーンヘタすぎ(礼良ちゃんが)といったあまり知られていない?エピソードが聞けたのも楽しかったです。

紅5のコーナーはそれぞれカラーのTシャツ着用。
BLACK(美弥るりか)とGREEN(天寿光希)はパネルで登場。
二人とも映像でメッセージが流れました。
天寿さんは舞台化粧で。最初、素化粧でいいですよねと思っていたら、紅さんから「あなたは現役なんだから舞台化粧で」と言われたのだそうです。
天寿さんは星組公演始まったばかり。
「みんなにLINEした」「会いたいいいい~」って言ってきた。と紅さん。
「まこっつぁんが?かわいいね」と壱城さん。
礼真琴くん「羽根が重い~」も言ってたらしい(笑)。

紅5は解散した訳ではなく、永遠に続くそうです。夢は武道館。
「私たちが武道館に行けないんじゃない。武道館が私たちを呼べないだけ」と。
リーダー 言うよね~。

ラストは真紅のドレスでかつて大地真央さんが歌った「わたしは私」。
ゴージャスなドレスにも負けない女優さんぶりでした。


「私は宝塚が大好きで、その大好きな宝塚に入れて、大大大満足の形で宝塚生活を終えることができて本当に感謝しかありません」と紅さん。
ちょっとタカビー~で言いたいこと言う紅子さんと、真摯に自分の気持ちを伝える紅さん。
そのギャップも魅力だなと改めて思いました。



トークめちゃ多かったけど、紅子さんも「芝居続けるわよ」とかおっしゃってたけど、「コンサート」だからカテゴリーは music だよね のごくらく地獄度 (total 2070 vs 2072 )



posted by スキップ at 22:54| Comment(0) | music | 更新情報をチェックする
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