2019年07月07日

あなたの声に導かれて 雪組 「Music Revolution!」


musicrevolution.jpgジャズ、ロック、ラテン、ポップス、クラシック・・・様々なジャンルの「音楽」の起源から今日に至るまでの発展をテーマにしたショー。

すごく目新しいとか、この場面凄い!というところはあまりなくて、どこかで観た場面、どこかで観たショーという感じではありますが、安定の中村一徳先生ショー。群舞のダンスシーンが多くてソロより群舞好きのワタシにうれしいショーでした。


かんぽ生命 ドリームシアター
ダイナミック・ショー  「Music Revolution!」
作・演出: 中村一徳
出演: 望海風斗  真彩希帆  彩風咲奈  舞咲りん  奏乃はると  
彩凪翔  煌羽レオ  朝美絢  朝月希和  永久輝せあ  綾凰華  
星南のぞみ  野々花ひまり  彩みちる  縣千  潤花/凪七瑠海 ほか

2019年6月23日(日) 3:00pm 宝塚大劇場 1階22列センター/
6月27日(木) 3:00pm 1階10列センター/
7月4日(木) 11:00am 1階16列センター
(上演時間: 55分)


画像は全ツの先行画像ですが、ショーのプロローグの衣装かな。
「壬生義士伝」の感想はこちら


プロローグから望海風斗さんの美声炸裂。
声量があって上手いだけではなく、本当に耳に心地よいいい歌声。
♪あなたの声に導かれて 今夜はあなたに落ちてもいい
と真彩さんが歌うところがありましたが、望海さんのこの声ならむべなるかな。

ある日の観劇後、若いカップルの男性が「望海さんは別格やな。声ですぐわかる。ほんまうまいわ」とおっしゃっていて、横を通りながら心の中で首をぶんぶん振った不肖スキップでありました。


■ 革命と独立
祖国の独立を願うガウチョ vs スペイン兵の歌とダンス。
望海、彩凪のガウチョに対して朝美、永久輝スペイン兵という美形対決。見応えありました。
望海さんのう~ぅらららぁ~という感じの巻き舌?いつもながらホレボレします。
ガウチョたちが散々踊った後に、横一列に整列して大セリの乗ってセリ下がりで登場する紅い軍服を着たスペイン兵のカッコよさよ。


■ Jazz Sensation!
パッパパッパパッパパッパ~ という印象的なリズムを刻むトランペットの曲とともに、ハットかぶって後ろ姿で登場する彩風咲奈さんが、まるで一枚の絵のようなキマリっぷり。ほんとカッコいい。
ニューオリンズからニューヨークへと場所を変え、Jazzの音楽に乗せてみんな踊りまくりなのですが、振付も独特で、後でプログラム見たら Bryant Baldwinさんでした。
これを踊りこなす彩風さん。長い手足を存分に活かしたのびやかなダンスは見惚れます。
綾凰華さんがサックス、縣千さんがトランペットをエア演奏して、それぞれのチーム率いて踊るのも楽しかったです。


■ Classic World
朝美絢さんの銀橋ソロから始まるクラシックメドレー。
「新世界」「革命」「ラ・カンパネラ」 そして中詰は「威風堂々」と、聞き覚えのあるクラシックばかりアレンジされていて楽しい。衣装もカラフル。
「ラ・カンパネラ」を歌うのが真彩さんだったかな。さすがの音域の広さでした。
中詰は客席降りがあって、6/23に観た時は前が横通路という席でしたので、星南のぞみさん、野々花ひまりさんのべっぴんさん二人が目の前に来てくれてハイタッチ、6/27、7/4も運よく通路側で、それぞれ透真かずきさん、桜路薫さんが真横に。桜路さんはハイタッチじゃなくてギュッと握手してくれました。


■ Dance Revolution!
中詰の銀橋勢ぞろいから一人残る永久輝せあさん。
「カノン」のロックアレンジを歌います。一人でガラリと場の雰囲気を変えてしまう力に感嘆。
この後の男役、娘役7名ずつのダンスが圧巻。
若手にまじって沙月愛奈さんがとびきりシャープに踊っているのに目が奪われました。
男役は、せあくん筆頭に、綾凰華・鳳華はるな・諏訪さき・眞ノ宮るい・縣千・彩海せらというこれからの雪組を背負って立つ若手選抜メンバーといった趣きですが、この公演で退団する鳳華はるなさんにソロの場面があるあたり、いかにも宝塚らしい温かさ。
クライマックスで全員揃って何回転もするフェッテは圧巻。客席大拍手でした。

この場面の振付はKAZUMI-BOY先生。
Jazz Sensation!とこのDance Revolution!の2場面が特に好き(群舞好き←)。


■ Music is My Life
全員白いふわりとした衣装で、望海さんに同期の凪七さんがからんで、♪僕と出会ったかけがえのない友 君と歌った懐かしいMusic 心に抱き・・。とか歌うものだから、「え?かちゃ 退団公演?」かと思っちゃいました。
途中で一瞬、これまた同期の沙月愛奈さんもからんで踊るのでますます退団公演っぽくて・・・。
89期は、宙組の純矢ちとせさん、花組の明日海りおさんも退団が決まっているので、本当にこtの3人だけになっちゃったなぁ。


■ フィナーレ
フィナーレは、綾凰華さん銀橋ソロからの若手男役5人加わっての歌から。5人の中に星加梨杏さんいて、「そうだ、かりあんくん!どこにいんたの~」と思ってしまいました(ごめん)。
ロケットセンターにやたら可愛い子が出てきたゾと思ったら潤花さんでした。やっぱりカワイイなぁ。
このロケットもBryant Baldwinさん振付なのね。

雪組の黒燕尾は派手さはないけれど、いつも端正な雰囲気で均整が取れていて好き。
逆トライアングルの頂点に望海さん、次の段に彩風さん、彩凪さん、さらに朝美さん、永久輝さん、と続いて次の段の真中には綾さんと、どれだけ美形のスター揃いなんだと目が忙しい。
男役が舞台で踊ってる時に、ロングドレスの娘役が整列して大階段降りてくるのもゾクゾクするくらいカッコイイです。
これ、逆のパターンもあるけど、どちらもとても好き。

綺麗な薄いラベンダー色の衣装の望海さん、真彩さんのデュエットダンス。曲はリストの「愛の夢」でカゲソロは愛すみれさんでした。


お芝居で涙をしぼられた悲劇の後に明るく幸せ気分になれるショーが続くのがタカラヅカのいいところ。

開幕当初はチケットの売れ行きが芳しくないという噂も聞きましたが、7月4日は平日にもかかわらず立見が出ていました。生徒さんたちの奮闘にお芝居の熱量も上がって、客席も埋まって行ったのかな。喜ばしいことです。


パレード
エトワール: 羽織夕夏
綾凰華・縣千
永久輝せあ
朝美絢
彩凪翔
凪七瑠海
彩風咲奈
真彩希帆
望海風斗

ノーマルでシンプルでしたね。




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posted by スキップ at 15:17| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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