2019年02月18日

きっと叶うはずさ 夢は  雪組 「ファントム」 東京千秋楽ライブ中継


phantomlv.jpgこの日が東京宝塚劇場公演千秋楽でしたが、私が観たのは昨年の宝塚大劇場以来。
3回観て最後が12月13日でしたので、ほぼ2ヵ月ぶりでした。
やっぱりすばらしかったな。


宝塚歌劇雪組公演
三井住友VISAカード ミュージカル
「ファントム」 東京公演千秋楽 ライブ中継
原作: Gaston Leroux
脚本: Arthur Kopit
作詞・作曲: Maury Yeston
潤色・演出: 中村一徳  
翻訳: 青鹿宏二
出演: 望海風斗  真彩希帆  彩風咲奈  彩凪翔  朝美絢  舞咲りん  
奏乃はると  煌羽レオ  永久輝せあ  綾凰華  彩みちる  縣千 ほか

2019年2月10日(日) 3:30pm 大阪ステーションシティシネマ スクリーン1



昨年11月・12月の大劇場公演の感想はこちら


全体的な感想は大劇場公演の時に書きましたので繰り返しは避けるとして、ライブ中継ではやはり、映像だからこそ見て取れる細かい表情や、これまで気づいていなかったことを拾ったり、4回目ならではの理解の深まりもあって、とても見応えありました。
カメラワークが主役だけに偏らず、周りの人たちや従者にまで目線が行っていたのもよかったです。

それと音楽。
もちろん劇場でナマで聴くのに勝るものはないのですが、十分クリアな音ですばらしい楽曲の数々を、それを本当にのびやかな声で歌う望海さん真彩さんはじめキャストの皆さんの歌唱を、存分に楽しむことができました。

「1回目観た直後からいろんな曲が脳内リフレインして、「あれ?この曲なんだったかな?」と考えるとすべて「ファントム」の曲だったという、私にしては珍しい感覚でした。」と舞台を観た時の感想にも書いたのですが、今もいろんな曲が頭の中をリフレインしています。なかなか中毒性のあるミュージカルです。


最初に観た直後に何度もリフレインしたのは ♪ぼ~くの 叫びを~ 聴いて~くれ~ というエリックの Hear My Tragic Story だったのですが、今回ライブ中継観た後は、♪エリック 私の愛しい子よ~ という You Are My Own
この曲が彩風咲奈キャリエールの声でずーっと聞こえてきますし、何なら咲ちゃんのあの少し困ったような切ない顔まで目に浮かびます。
最初に大沢たかお版を観た時から、このキャリエールとエリックの場面が大好きで泣いてばかりいたのですが、今回ももれなく涙がついてきました。

哀しい結末を迎えるエリックですが、フィナーレのデュエットダンスで、「ファントム」の楽曲に乗せて望海さん、真彩さんが笑顔で踊るのも、エリックとクリスティーヌの魂の幸福を象徴しているようで、タカラヅカにフィナーレがあってよかったと改めて思いました。、
銀橋に出てから望海さんが左手で仮面を取る仕草をしていて、ますますエリック&クリスティーヌにシンクロする感じ。
あれ、宝塚大劇場ではやっていなかったと思うのですが、東京からかな?


望海風斗さん カーテンコールのご挨拶で
Home の♪きっと叶うはずさ 夢は という歌詞をを引き合いに出して、自分が舞台に立つことを夢みてこの劇場に通ってた頃を思い出さずにいられないとおっしゃっていました。
その夢にみていた舞台で、エリックというやりたいと願っていた役を、すばらしい力量を発揮してやり切って、最大級の賛辞を得た、望海風斗という人は間違いなく神様に選ばれた一人だと思いました。

最後は、望海さんご指導のもと

「ファントム」・・・顔の右半分を右手の仮面で隠す
「閉幕」・・・・・・左手で左半分を隠す
「ありがとう~」・・・その両手を空に向かって放つ

というのを舞台、客席一緒に。
「お父さん(彩風咲奈さん)ともじゃもじゃの人(朝美絢さん)」が考えてくれたらしい(笑)。


この日は優美せりなさんと陽向春輝さんのラストデイでもありました。
日ごろ仲良くしていただいている東京の歌舞伎&宝塚好きのお友達が陽向さんのファンで、以前からいろいろお話を伺っていましたので、フィナーレの陽向さん銀橋渡りでは、劇場で観ている彼女に思いを馳せて、ウルウルしながら映画館で思わず拍手してしまいました。
その陽向くん、カーテンコールで望海さんに「何かひとこと」と言われて、「2月10日は風斗の日っ!」
猪突猛進型男役は最後まで明るく元気よく、宝塚を去って行きました。



ブルーレイもDVDも発売後すぐ完売ですって すごいね~ のごくらく地獄度 (total 2017 vs 2022 )


posted by スキップ at 23:27| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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