2018年09月01日
祝☆10th Anniversary 矢野顕子トリオ
毎年夏のお楽しみ 矢野顕子トリオのライブ。
今年で結成10周年!おめでとー
大阪は結成4年目の2012年が初登場で、以来7回、毎年欠かさず行っています。
ベースのWill Leeの前髪が風にふわっと吹きあがるの、去年も一昨年もその前の年もずっと変わらなくて、何だか奇跡のような時の積み重ねだなと思いました。
Akiko Yano Trio
featuring Will Lee & Chris Parker
矢野顕子 Akiko Yano (ピアノ、ヴォーカル)
ウィル・リー Will Lee (ベース)
クリス・パーカー Chris Parker (ドラムス)
2018年8月22日(水) 9:30pm Billboard LIVE Osaka
10周年という特に意気込んだ感じはなくて、いつも通り自然体で登場するトリオ。
あっこちゃんのオリジナル曲よりトリオとしてのパフォーマンスにフォーカスした選曲という印象。
とても高揚感のある演奏を繰り広げてくれました。
Set List
1. Children In The Summer
2. 1-2-3
3. 悩む人
4. Welcome to Jupiter
5. When I Die
6. Someday We’ll All Be Free
7. Reach Out
8. Whole Lotta Love
Encore
9. ごはんができたよ
10. YES YES YES
3人がいつものポジションについて、子どもたちの歓声が聞こえてきて、1曲目が始まりました。
「あ~、『夏休みの子供』だ」と、ちょっと胸がきゅんとなる。
夏が終わっていく、この季節にぴったりの曲。
♪秋がくるとみんなが帰る 泣きながら夏を止める・・という歌詞がとても好きでした。
子どもの頃は夏が終わる=夏休みの終わりでひたすら悲しかったけど、それを抜きにしても夏の終わりは、四季の移り変わりの中で一番物悲しいと思っています。
続いて、矢野さんとベースのWillが交互に歌う「1-2-3」。
矢野さんもさることながら、Willのヴォーカルが相変わらずいい声で聴きほれます。
今回のライブは10周年ということで、事前にウェブサイトで「このトリオで聴いてみたい曲」を募って、その得票数1位と2位がこの2曲だったそうです。
「When I Die」はWill Leeが1年前から「この曲やろうよ」とリクエストしていた曲だとか。
これも歌詞がとても好きな曲。
Never desert me I want to be yours と言いつつ、Time flies Tears dry って、切ないなぁ。
アレサ・フランクリンが亡くなったことにふれて、他にも偉大なアーティストいるのよ、この人もその一人、と
ダニー・ハサウェイのSomeday We’ll All Be Free
これは初めて聴く曲だったかも。
このあたり、英語の曲が続いて結構耳を研ぎ澄ましてヒアリングしていたのですが、夜も更けてビールもまわって(笑)少し眠くなり、あんまり歌詞にこだわらずサウンド楽しむことにシフトチェンジしたら、それはそれでとても心地よい時間でした。
次の曲 Reach Out も英語の曲でしたが、ほぼインストルメンタル。
矢野さんのピアノはもちろん、Willのベースソロ、Chris のドラムソロも堪能。これぞ矢野顕子トリオの醍醐味、な曲でした。
ラストは「ロケンロールやります」とツェッペリンのWhole Lotta Love
去年もやった曲ですが、客席超ノリノリでした。
アンコールは、「みんなが知っている曲」と「小田和正が私のために書いたのではない曲」。
どちらもとてもよかったです。
「YES YES YES」は何年か前にもやったけれど聴くたびに新しいアレンジで、もはや小田和正さんの原曲がどんなだったか忘れるレベル(笑)。
10年一緒にやってきて、一人ひとりのテクニックはもちろん、トリオとしての力量もとても大きくなっているのでしょうけれど、最初から完成されたゴキゲンなサウンドを聴かせてくれていたので、何だかこのライブの間だけ時の流れが止まっているよう。
こんな奇跡の時間を、来年も共有できますように。
「このトリオは正三角形」 by 矢野顕子 のごくらく度 (total 1957 vs 1958 )
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