2018年06月10日

情熱の嵐よぉ~ 星組 「Killer Rouge」


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さてさて星組ショーです。
“Killer”は「素晴らしい」や「カッコイイ」、「魅了する人」等を意味する英語のスラングなのですって。プラス“紅”の“Rouge”。
台湾公演を意識してか、開演前の幕はこんな漢字仕様でした。


宝塚歌劇 星組公演
タカラヅカ・ワンダーステージ 「Killer Rouge (キラー ルージュ)」
作・演出: 齋藤吉正
出演: 紅ゆずる  綺咲愛里  礼真琴  万里柚美  美稀千種  
七海ひろき  如月蓮  天寿光希  音波みのり  夢妃杏瑠  
十碧れいや  瀬央ゆりあ  有沙瞳/華形ひかる ほか

2018年4月29日(日) 3:00pm 宝塚大劇場 1階16列上手/
5月24日(木) 11:00am 1階9列下手
(上演時間: 55分)


「ANOTHER WORLD」の感想はこちら


タイトル通り、とにかく「紅かった」という印象。
紅ゆずるさんが大きな紅い龍と登場するオープニングから、ずーっと紅くてキラキラしていてにぎやか。
何だか目も耳も忙しくてあっという間にフィナーレという感じでした。
齋藤吉正先生らしいとも言えるし、星組らしいと言えるのかもしれません。


ストーリー仕立ての場面がいくつかあって、ひとつは紅頭巾CHANGとオオカミ。
綺咲愛里さん赤ずきんちゃんを礼真琴くんオオカミが「好きだ~、メロメロ~」とか歌いながら口説く、みたいな展開ですが、王子やらピーターパンやティンカーベルやと出てきてメルヘンの世界のよう。有沙瞳さんが何の役?と思っていたのですが、マッチ売りの少女だったのね。
歌詞はともかく(笑)、曲はみんな耳馴染みのいいメロディ・・・K-POPだということでした。台湾公演仕様かな。
他の場面でも聞き覚えのある曲が結構出て来て、私はあまり詳しくありませんが、歌謡曲やアニメソングだったみたいです。


もう一つは、煌紅 vs 怪盗紅
普段は奥さんに「ゴミ出して」と言われている寝ぐせのついたサエないサラリーマンの紅ゆずるさんが、実はスーパー刑事 Killer Rouge で怪盗 Mask of Rougeを逮捕するために・・・というストーリー。
パンツスタイルでしなやかに踊るMask of Rougeの七海ひろきさんが超ハイパー美女!

次のPOST ROUGEで瀬央ゆりやさんポストマンが歌うのは、YUKIの「ポストに声を投げ入れて」でした。
瀬央さんと一緒に銀橋渡るのが小桜ほのかさんと星蘭ひとみさんで、このあたりが星組期待の娘役なのかなぁと。
というか、瀬央ゆりあさんすごい。
群舞観てても完全に四番手ポジションだし、台湾公演中は日本に残ってバウホール2公演連続主演だし、95期の中では少し遅咲きだったけれど、ここへ来て激しい上げっぷりです。

2回目に観た時、下手寄りだったのですが、客席降りや下手のエプロンステージに外人さんみたいに綺麗な男子がいる!と思って後でプログラム調べたら、朝水りょうさんでした。
おぅ・・・96期か。


中詰めの後、紅・綺咲・礼・七海が銀橋に残って ♪キラ!キララ!キラ! Killer Rouge の振りを「皆さんも一緒にやってみましょう」「恥ずかしがらないで~」とやるのですが(もちろん私もやったけど)、その後一緒に踊るとかそれほどでもなくて何となく中途半端な感じ。台湾では盛り上がりますように。

後半の TANGO ROUGEでは、大人なマタドール礼真琴くんと裾さばきも優雅で美しい音波みのりさんの素敵なダンスが見られます。
それにしても礼真琴くん、何を踊ってもピタリと決まります。


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104期生お披露目のロケットは SAKURA ROUGE 104 で桜メドレー。
もう一つ前の公演だったら季節ぴったりだったのに・・・「桜」推しも台湾公演向けですかね。
去年の103期に比べたらそれほど難しそうな振付ではなかったですが、ケツメイシやいきものがかり、コブクロ、森山直太朗といった桜の曲が次々流れて楽しかったし、衣装もかつらも可愛かったです。「104」の人文字もよかった。

今回は、左右から二組に分かれて銀橋に勢ぞろいしてラインダンス、帰りも真ん中から分かれて上手下手にはけて行くパターンでしたが、私は一列になって銀橋を渡る方が好き。
同期全員で銀橋を渡るなんて、長い宝塚人生の中でも最初のこの時だけなのだから。
ともあれ、104期生の宝塚人生に幸多からんことを!と毎年のことながら胸いっぱい。


そんなこんなを全部吹っ飛ばしたのは、「Fire Rouge/紅炎 A」の礼真琴くん。
男役従えて大階段降りながら ♪君が望むならぁ 生命をあげてもいい と「情熱の嵐」歌い始めた時は「ヒデキだ!」とテンションあがりました。
礼くん、本当にのびやかないい声炸裂。
この一曲で、このショーの記憶が「情熱の嵐」一色になってしまいました。おそるべし礼真琴。
ダンスもキレッキレだし、少年っぽいイメージだったけれどいつの間にか精悍さを増して大人のオトコになったなぁ。

これ、こんなにカッケー曲だったかと再認識していたところへ、1回目と2回目観劇の間に思わぬ西城秀樹さんのご訃報。ご冥福をお祈りいたします。

デュエットダンスはあまり長くなかったですが、華形ひかるさんが歌う「炎」に乗せて。
紅い衣装でマジモードのトップコンビ、よかったです。


パレード:
エトワール  音咲いつき
天華えま・紫藤りゅう・極美慎
十碧れいや・音波みのり・麻央侑希
瀬央ゆりあ・有沙瞳
華形ひかる
七海ひろき
礼真琴
綺咲愛里
紅ゆずる




2回観ても場面展開早くて全然覚えられなかった の地獄度  (total 1921 vs 1927 )


posted by スキップ at 23:38| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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