2018年01月29日

柚希礼音さんから学ぶ、輝き続けるためのライフスタイルの秘訣


careerjuku.jpg通常は東京で開催される「丸の内キャリア塾」がスペシャルセミナーとして大阪開催。
しかも登壇者は柚希礼音さんということで、張り切って申し込んだところ無事当選して行って参りました。

丸の内キャリア塾 スペシャルセミナー in 大阪
「柚希礼音さんから学ぶ、輝き続けるためのライフスタイルの秘訣」
出演: 柚希礼音  竹下典子

2018年1月29日(月) 6:20pm 
サンケイホールブリーゼ 1階D列下手(自由席)
(講演時間: 1時間30分)



全席自由席で16:00受付開始、それより前には並ばないように、ということでしたが、きっとみんな早くから行くんだろうなぁ、仕事帰りの私にはとてもそれは無理と早々に戦線離脱。
ゆるゆると会場に到着したのですが、まだ前の方にもぽつりぽつりと空いている席があって首尾よく4列目に滑り込みました。聞くところによると最前列センターの人たちは1時ごろからいらしていたそう。

昨日「マタ・ハリ」の大阪千秋楽を終えたばかりの柚希さん。
白地に細かい千鳥格子のパンツスーツで登場。ボタンが大き目のパールでとてもおしゃれ。
パンツはアンクル丈より少し短めのワイドパンツで、素足に黒いヒールのように見えました。
耳にはラインストーン散りばめた大きなキラキライヤリング。マタ・ハリ同様 真紅のマニュキュアをしていらっしゃいました。

竹下典子さんの質問に応える形でのトークは宝塚時代から退団後の活動、ライフスタイルや美容と健康についてなど、これまでいろんな場面で聞いたことがあるお話しもありましたが、「へぇ~」となることも多く、相変わらずあの激しい舞台からは想像もつかないほんわかムードのトークは終始楽しくて笑いにもあふれて、あっという間に時間が過ぎました。

今日のセミナーの内容は3月に日経新聞紙上やウェブサイトでも公開されるそうですので、楽しみに待つとして、以下は個人的に印象に残ったことの備忘メモ。


この学校は最高だ!

バレリーナを目指していた柚希さん。
周りに薦められて入った音楽学校の印象は、「この学校は最高だ!」
バレエに限らず、芸事が好きなので、勉強がなくていろんな芸事の授業ばかりで「最高だ」と思ったそうです。
唯一苦手だったのがお芝居の授業で、それだけは恥ずかしくて当てられないようにしていた、と。
トイレ掃除担当で、「トイレットペーパーの銀のところ」をいつもぴかぴかに磨いていたのだとか。


「いつも足りない」と思っている

下級生の頃から抜擢されてきた柚希さん。
星組の上級生は「散々おこってくれる」先輩で、いつもたくさんアドバイスをもらって、だから新人公演でも本公演でも「やって失敗する怖さ」はなかったとおっしゃっていました。
「わたるさんなんて、研5の私をダンスリーダーにしてくださったり」と湖月わたるさんのお名前も。
新人公演で湖月さんの役をやることが多かった柚希さんにとって、特別な上級生なのだと改めて感じました。

どんなにお稽古しても「いつも足りないと思っている」という柚希さん。
どこまで自分に厳しい人なんだ。


小池先生と正塚先生

「『スカーレット ピンパーネル』のショーヴランが転機になりましたよね?」と竹下さん。
「それまでいろいろがんばってやっていたけど、どうやったらいいかわからないところもあって、それを小池先生が一から教えてくださって、なるほどこういうことか、とわかることがたくさんありました」と柚希さん。

宝塚の演出家でもう一人お名前を挙げられたのが正塚先生。
「正塚先生に出会ったことも大きい」と。
トップになって、相手役のねねちゃんと一緒に舞台をつくっていく中で、観客に見せようと客席の方を向いて大きな芝居をするのではなく、「本当にそう見えるか」「つくりごとのお話だとお客さんは知っているけれど、それでも本当のことかも?」と思えるようなお芝居を教えられたそうです。


自分じゃないみたい

退団翌日は、TVで退団のニュースや映像がたくさん流れるのを見て、「自分じゃないみたい」と思ったそう。
あんなにたくさんの人に見送られている人と、今起きたばかりのぼさぼさ頭の自分が別人のようで(笑)と。


役をひきずるタイプ

自分では「私は役をひきずらない」と思っていましたが、実は役をひきずるタイプだったみたい。
ウィルキンソン先生をやっていた時は母性があふれていたけれど、今は全くないです。
「思えば在団中も、ロミオの時などはみんな話しやすいと言ってたけど、イサアク(ダンサセレナータ)やってる時はちえさんコワイとか言われていました」・・・在団中からひきずる方だったのね。


石丸さち子先生

「マタ・ハリ」の演出家 石丸さち子先生との出会いは小池先生や正塚先生との出会いくらい大きいのだそうです。「これからの舞台人生にとって計り知れない大きなもの」と。
役者としてそんなふうに思える演出家に出会えること、その人が演出する作品に出られること、何て幸せなのでしょう。

石丸先生に薦められて「ココ・シャネル」や「サユリ」「欲望という名の電車」などを観ましたが、女性が男性に媚びず、自分を持って生き抜いていく姿がマタ・ハリとも通じていると思ったのだとか。
「マタ・ハリは弱いから強い」という言葉も印象的でした。


プロ

宝塚は研1でも少ないながらお給料をもらえる世界で、オーディションを受けて役がついて初めてお給料をもらえる、という人たち、世界の厳しさをプロとして強く感じています、と柚希さん。
「プロだと思う人はどんな人?」という質問には
「たくさんいらっしゃって・・・」と考えながら「ヴォン・ビッシングの福井晶一さんなんてほんとすごい」とおっしゃっていました。


クラシックバレエ

健康管理や美容について、「マスクや加湿器、ちゃんと寝る」「保湿」「身体を動かす」「青汁やアミノ酸、プロテインを飲む」といった普段やっていることのお話の中で、「どこか身体が痛くなったら、クラシックバレエのレッスンを受けたら治る」とおっしゃっていたのにとても驚きました。「整体とかで治らなくてもバレエやれば治る」と。
子どもの頃からのバレエレッスンが身体にしみついた、根っからのバレリーナなのね。


モダンテイスト

お部屋はモダンテイスト。
壁の一面が黒で、あとは白、茶色、という感じ。
観葉植物がたくさんあって、育てるのが上手いみたい。昔パリ祭に出た時にいただいた「パダンパダン」がすごく育って大きくなっています、と。
パダンパダンって、グリーンの種類じゃなくて柚希さんがつけた名前ですよね?(笑)
確か以前 Instagramにアップしていらっしゃいました(こちら)。
モンステラかな?

そうそう、買物について、「阪急メンズ館に行かなくなった」とおっしゃっていたのも笑っちゃいました。


やってもやってもできない時は、それでもやる

「お稽古で行き詰った時のストレス解消法は?」という質問に
「やってもやってもできない時は、それでもやる」という答え。
「やらないと何も変わらないから」と。
どこまで努力家で自分に厳しく、そしてポジティブなんだ、と改めて。
「そして本当に疲れたら、温泉に行く」のだそうです。


「おなかを引き締めるポーズ」の実演の時は、宝塚時代のお茶会のノリを思い出したりもしましたが、自然体でありながらどこまでも自分を律して高みを目指している人。
本当に、何て人なんだ、と感心すると同時に、この人のファンでよかった、と改めて思ったスペシャルな時間でした。




「本日のセミナーにご当選の皆さまには特典として『25ans』定期購読(1年・12冊)贈呈」って、何て太っ腹なんだ のごくらく度 (total 1869 vs 1871 )


posted by スキップ at 23:01| Comment(0) | エンタメ et. al | 更新情報をチェックする
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