2017年09月24日

あなたは宙の太陽 宙組 「クラシカル ビジュー」


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さて、宙組ショーです。
お芝居の方の感想にショーの主題歌「クラシカル ビジュー」の「太陽色のダイヤモンド」を使っちゃったしなぁと思っていたら、ちゃーんと朝夏さんのための曲がもう一つ。
黒燕尾の後、ステージに残った朝夏さんのために純矢ちとせさんが歌う曲です。

宙の彼方から 限りない愛を抱いて
惜しみなく世界を照らし続けるその光は
強く優しく私たちを明日へ導く
あなたは宙組の太陽


宝塚歌劇宙組公演
レヴューロマン 「クラシカル ビジュー」
作・演出: 稲葉太地
出演: 朝夏まなと  真風涼帆  愛月ひかる  寿つかさ  純矢ちとせ  澄輝さやと  
凛城きら  蒼羽りく  桜木みなと  伶美うらら  和希そら  星風まどか ほか

2017年8月24日(木) 3:00pm 宝塚大劇場 1階16列センター/
9月19日(火) 1:00pm 1階14列下手


「神々の土地」の感想はこちら


「色とりどりの煌めきを放つ宙組メンバーを、あまたの宝石(ビジュー)になぞらえた場面で構成するレヴュー」ですって。

画像は開演前の幕。
宙組カラーの紫に始まって、色とりどりに変化していきます。
私が撮ったのはこれだけですが、この他にピンクと黄色、全部で6色あったと思います。


ソフィスティケイトされたカッコイイショーで、楽しく拝見。
相手役不在ということから、デュエットダンスがないのは最後なのにいかにも残念です。
伶美さんとデュエダンでいいのに。

その代わり、朝夏さんと真風さん 男役2人のダンスありました。
真風さんが朝夏さんをリフトして一回転まわすというダイナミックな振り。
9/19に観た時、朝夏さんがちょっとフニャッという感じで斜めに降りたので、リフト失敗?とドキリとしたのですが、終演後後ろの席の人が話すのを聞いていたら、前日の公演で朝夏さん、何とセットから転落してしまったのだそう。「痛くてうまく踏ん張れなかったんじゃないかな」と心配されていました。
本当に、大事ないとよいのですが。


朝夏さんは歌、ダンスともの大活躍ですが、全体的にサヨナラ感の少な目な印象で、楽しく観ていました。

が、

黒燕尾で一転。

まるで満天の星空の下のような美しい照明の中、
特別な装飾のない、正統派黒燕尾を着て一人踊る朝夏まなとさん。
銀橋でジャンプも2回。
長い手足にそのシンプルな黒燕尾が映えて、「こんなに綺麗に黒燕尾着こなす人、もういない」と思ったら涙がどっとあふれました。

これまた正統派の純白のロングドレスとロンググローブの娘役たちと踊った後、大階段に黒燕尾の男役登場。
黒燕尾の群舞、曲(ホルストの「惑星」)も振付(羽山紀代美)もカッコよくてとてもよく揃っていて、全員が一丸となって朝夏さんを送り出そうという気持ちがヒシヒシと現れているようでした。

最後に一人残り、純矢ちとせさんが「宙の太陽」歌う中、真風さんや寿つかさ組長はじめ宙組メンバーが次々登場して朝夏さんが手を差し伸べたり微笑みを交わしあったり肩を抱いたり・・・泣くよね
ワンコーラス目のアンサーソングとなっているツーコーラス目を銀橋で歌う朝夏さん。

愛してくれる人がいたから
大きな輝き 放つことができた
めぐり合えたあなた 愛する宙で瞬く星


これまで観てきた舞台の感想にも書いたことがありますが、朝夏まなとさんは本当にバランスの取れたスターだと思います。
お得意のダンスはもちろん、歌よしビジュアルよし、男役としての包容力も華もあって。
ここ数年 トップスターの退団は「やっぱりね」「潮時だよね」と感じることも多かったのですが、朝夏さんについては「まだやれるのに」という思いが強い。
私が朝夏さんに心惹かれるようになったのは、宙組に組替えとなった最初の作品「銀河英雄伝説@TAKARAZUKA」(2012年)からですから、年数が浅いこともあって、「まだまだまぁくんで観たい作品、たくさんあったのに」という思いでいっぱいです。


パレード:
エトワール 星風まどか
伶美うらら  
桜木みなと
愛月ひかる
真風涼帆
朝夏まなと



11月退団だから今年のタカスペにもまぁくんいないのね の地獄度 (total 1814 vs 1821 )

posted by スキップ at 22:50| Comment(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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