2017年07月23日

ちぎさんのためなら 首が飛んでも動いてみせまさぁ 「早霧せいなラストデイ」 ライブ中継


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カーテンコールラスト。
緞帳前に二人で現れた早霧せいなさんと咲妃みゆさん。
「じゃあ、アメリカ国行こうか」という早霧さんに全力で「はいっ!」と応える咲妃さん。
「冗談だから・・・では、咲妃からひと言」と振られて何か言おうとする咲妃さんに「皆様にだからねっ!」と念押しする早霧さん。
息を吸い込んだ咲妃さん。
「ちぎさんのためなら 首が飛んでも動いてみせまさぁ!」
と笑顔で言い放った咲妃さんの首を手刀で斬るマネをする早霧さん。
「一段と熱くなったところで」と早霧さんが言い、笑顔で手をふる2人。
最後まで「ちぎみゆ」でした。


宝塚歌劇 雪組公演 千秋楽ライブ中継
ミュージカル・コメディ 「幕末太陽傳」・Show Spirit 「Dramatic “S”!」/
「早霧せいなサヨナラショー」
出演: 早霧せいな  咲妃みゆ  望海風斗  彩風咲奈  鳳翔大  香綾しずる  
彩凪翔  星乃あんり  永久輝せあ  真彩希帆/汝鳥伶  悠真倫 ほか

2017年7月23日(日) 1:30pm TOHOシネマズ泉北 スクリーン5
(上映時間: 4時間15分)



早霧せいなさんは2015年1月のトップお披露目公演からラストとなったこの公演まで、5公演連続観客動員100%超えを達成した人気トップスターで、予想していたとはいえライブ中継も聞きしにまさるチケット難。
先行にハズれ、一般発売では決済まで行ったところでフリーズしてしまい、となっていたところへ上映館が追加になってやっと手に入れたチケット握りしめて行ってきました(この追加販売も大阪は1館だけで瞬殺だったので取れた自分をほめたい)。

「なんの因果で泉北くんだりまで・・」と思いましたが、自宅からは思いのほか近くて、駅から駅までは30分ほど・・・梅田に行くのと変わらないのでした。


本編については大劇場で観た時に感想を書きましたので(こちら と こちら)、詳細は省くとして、「千秋楽スペシャル」がチラホラ。


「幕末太陽傳」では、佐平次さんが高杉たち長州藩士の部屋からはけていくところで「千秋楽」と言い残したり。
こはるの三枚起請の場面では、佐平次の身の上話に同情した倉造こと悠真倫さんが、「これも・・」と言っておひねりをもう一つ出して、さらには「餞別じゃ」と言って追加。息子の清七こと永久輝せあくんにも「お前も渡しなさい」と出させていました。

品川心中では、金ちゃんこと鳳翔大さん「おそめさんと2人、まだ見ぬ世界へ~」とブクブクブク沈められていかれました。
鬼島又兵衛こと香綾しずるさんは長州半藩士たちに「後は任せたっ!わしは輝く未来へ~」と。


ショー「Dramatic“S”」では、コーヒールンバの銀橋で、
望海 ♪夜空に流れるルンバのリズム・・・せん
彩風 ♪寄り添うように耳を傾け・・・しゅう
彩凪 ♪魔法のような香り漂わせる・・・らく
彩風さんの「楽」がちょっと吐息まじりでウケていました。

そしてショーといえばやはり「絆」の場面。
何度観ても泣いてしまうのですが、千秋楽とあって、ひとしお。
早霧さんの瞳に光る涙を見たら、こちらの目からも涙があふれました。

サヨナラ公演では退団者はコサージュをつけるのが恒例ですが、黒燕尾の時は早霧さんはじめ皆さんいつも通りで、鳳翔大さん、香綾しずるさんの2人だけが残って振り向いた時には赤い花のコサージュをつけていらっしゃいました。娘役さんたちは白い花のコサージュつけて銀橋で合流。
早霧さん、咲妃さんはコサージュ気づかなかったけどどうだったかしら?


早霧せいなサヨナラショー

早霧さんといえばどちらかといえばキレのいいダンスの印象が強いのですが、サヨナラショーは結構ヴォーカル中心。オープニングから8曲続けて歌いっぱなしでした。

赤い衣装を着て大階段の真ん中に立つ早霧さん。
流れるのはルパン三世のイントロ。

セットリスト
1. ルパン三世 (ルパン三世)
2. My dear Queen's Diamond (ルパン三世)
3. 生きるときめき (星影の人)
4. 星逢一夜 (星逢一夜)
5. コルドバの光と影 (哀しみのコルドバ)
6. 不殺の誓い (るろうに剣心)
7. 微笑みかわして(るろうに剣心)
8. ジュ・テーム (伯爵令嬢)
9. 翼広げて (伯爵令嬢)/咲妃みゆソロ
10. 「ラ・エスメラルダ」の白燕尾/男役全員
11. Over the Rainbow (Greatest HITS!)/早霧・咲妃デュエットダンス 
12. 愛のエスメラルダ (ラ・エスメラルダ)/退団者5名+望海風斗
13. リベルテ (ルパン三世)/早霧・咲妃 以下同じ
14. シティ。ラプソディ (ケイレブ・ハント)
15. ローマの休日のテーマ (ローマの休日)
16. ローマのエンディング曲 (ローマの休日)
17. Greatest HITS! (Greatest HITS!)/全員

ラストの「Greatest HITS!」は3つのグループに分かれて、早霧さんが上手チーム、下手チーム、最後にセンターチームと順に肩を組んだり楽しそうで、最後は全員ジャンプしたり・・・みんながちぎちゃん大好きで明るい組の雰囲気がそのまま伝わってくるようなショーでした。


退団者のご挨拶は皆それぞれステキでしたが、中でも、咲妃みゆさんの素直な言葉が印象的。
「私が願っているのは皆様の幸せ、ただそれだけです」と笑わせ、ファンや関係者、雪組の仲間へ感謝の気持ちを述べた後、「心から尊敬してやまない早霧さん。早霧さんの隣で見た美しい景色を一生忘れません。明日からの新しい人生も私らしく一歩一歩、歩んで参ります」と涙をこぼしながら。
これまでもすっと「ちぎさんLove」が強すぎて少し苦手だなと思っていたゆうみちゃんですが、冒頭に書いた「首が飛んでも・・」といい、咲妃さんが本当に早霧さんを敬愛し感謝しているのが伝わります。

香綾しずるさん、鳳翔大さんはやりきって思い残すことはない感を口々に。
大ちゃんは「宝塚人生に 一辺の悔いなし!」と。

早霧せいなさん。
「叶うなら永遠に宝塚の男役をやっていたい。
 宝塚で皆さんに出会えたことは私の人生に起きた奇跡。宝塚、雪組は永久に不滅です」
と涙を流しながら。

同期生からのお花渡しは夢乃聖夏さん。
ともみん登場で客席からやどよめきと拍手。
黒いワンピースのひざ下から超美脚をのぞかせて、すっかり綺麗なお姉さんのともみん。ちぎちゃんにお花渡しながら微笑む姿は雪組時代の2人を思い出しました。

カーテンコールになってからはいつもの明るいちぎちゃん。
この公演が皆様の心に居残り出来ますように。
宝塚の居残り早霧にならないようにしっかり卒業します。
7月23日は暦の上でも一番暑い日だそうです。外も暑く、舞台も暑い・・・(笑ってくれたの大ちゃんだけとぽつり)

「今後も、望海率いる雪組をよろしくお願いします」と早霧さんがおっしゃった時、ライビュでは映りませんでしたが、望海さんは泣いていらしたとか。
これが宝塚の宿命とはいえ、もう明日からちぎちゃんが宝塚にいないと思うと寂しいですが、後を託す早霧さんも、受け継ぐ望海さんも、最後は晴れやかな笑顔でしめくくり。
とてもよい千秋楽 早霧せいなラストデイでした。


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早霧さん 今後の予定は「軍の機密事項」なのですって のごくらく地獄度 (total 1246 vs 1255 )


posted by スキップ at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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