2017年06月14日
まなとはアメイジングスター 宙組 「A Motion」
11月19日付で退団が決まっている宙組トップスター 朝夏まなとさんのライブショー。
張り切って申し込んだら、最前列センターブロックの、それも客席降りする階段そばという席が当たって舞い上がり、梅芸チケット売場でチケット引き取る時、「こんないい席当たったの初めて~」と係のお姉さんに思わず言ったよね。
宝塚歌劇宙組公演
朝夏まなとアメイジングステージ
「A Motion」 (エース モーション)
作・演出: 齋藤吉正
出演: 朝夏まなと 純矢ちとせ 澄輝さやと 愛月ひかる
星吹彩翔 蒼羽りく 伶美うらら 和希そら ほか
2017年6月10日(土) 12:00pm 梅田芸術劇場メインホール 1階1列センター
(上演時間 2時間35分)
ああ、宝塚のコンサートってこうだったーと思い出しました。
いつもの大劇場公演とは客席の雰囲気全然違っていて、「キャ~ッ!」とか「フゥ~」とかみんな声出す出す。
もちろんペンライトやタオルも振ってノリノリです。
手も脚も長~い朝夏さんはどの衣装も髪型もカッコよく似合って、いい声で歌ってダンスもキレキレで指先の表情まで優雅で改めてホレボレ。
両隣の方たちが朝夏さんの大ファンで、「ほんとカッコいいよね」「退団早すぎるよね」「もっと色んな役観たかったよね」「『オーシャンズ11』なんて今の宙組にピッタリなのにね」と言い合ったものです。
最初のMCで朝夏さんが声出しから始めましょう、と「1階~」「2階~」「3階~」と声かけていくのですが、それぞれ言葉を変えていて(忘れちゃったのですが、3階は「見えてますか~」だった)、これまで貸切公演のご挨拶などで感じた通り、賢い人だなと思いました(某贔屓のひらがなご挨拶もそれはそれで可愛くて好き)。
目の前の階段から朝夏さんが降りてきてそのまま通路を後ろの方へ行ってしまったのですが、ステージに気を取られている時に急に戻ってきて、気がつくと隣の人と握手していたので慌てて手を出して握手していただきました。
このあたりの朝夏さんはオラオラで、最前列の人ばかりでなく2列目の人にも「ほらほら」という感じで手を差し出して握手していらっしゃいました。至近距離で見てもほんっと、綺麗。
朝夏さんがカッコイイのはもちろん、他の男役さんたちにもそれぞれ活躍の場があって楽しいショーでした。
歌で星吹彩翔さん、和希そらさん、ダンスで蒼羽りくさんが目立っていたのですが、一幕のわりと早い段階の群舞終わりに和希そらくんから指差しウインクされてですね・・・隣席の人に「今もらったね?もらったね?」と言われるくらいジャストロックオンだったのです。これはかなりヤラレました。
和希そらくんは歌もダンスもうまくて、特にキレッキレのダンスはどこにいても目を惹き、KAT-TUNの上田竜也くんにちょっと似ている、と以前から注目していたのですが、このコンサートでは群舞の中にいたと思ったら一人抜け出してソロやデュエットで歌う、という場面が多くて、劇団の期待の高さが伺えます。
どこにいても目立つといえば伶美うららさん。
「あの娘役さん綺麗だなぁ」と思ってよく見たらうららちゃんだったということが何度あったことか。
やはり美貌が抜きん出ています。
二幕の客席降りでは、その伶美うららさんと風馬翔くんが目の前至近距離にしばらく滞在して踊ってくれて眼福。
最後、かけるくんは私の左隣の人にロックオンでした。宙男、おそるべし。
セットリストは、ゴールデンボンバーの「タイムマシンが欲しいよ」はじめオザケンメドレーとかGLAYとか、ヅカ以外の曲が多かった印象です。
1幕のメインは朝夏さん初舞台の年 2002年のヒットメドレーでしょうか。
浜崎あゆみ、倉木麻衣、RAG FAIR、アヴリル・ラヴィーン 、ポルノグラフィティ・・・と耳覚えのあるナンバーが続いて、何だか懐かしい。2002年なんてついこの間みたいな感覚です。
あややの「Yeah!めっちゃホリディ」を伶美うららちゃんがツインおだんごも可愛く歌った後、朝夏さんの「きよしのズンドコ節」来ました。
♪ズン ズン ズン ズンドコ まなと~っ! って思いっきり言ったよね。
この後の T.M.Revolution「INVOKE」(蒼羽りく・和希そら)もカッコよかったな。
二幕の最初は焦げ茶色のスーツ着てクラブのホストの設定かな?
何だか売上げが悪かったらしい黒縁メガネの朝夏さんに若いホストが「はい、今日はこれね」とモップを渡します。
「14年位(学年)違うんだけど」と苦笑の朝夏さん。
後で調べたら、渡したのは湖風珀くんでした。102期だから研2ですね。
一人残されて掃除する朝夏さんのもとへ純矢ちとせさん率いる神様軍団が現れ「あなたをスターにしてあげる」と。
黄色いタイツのポップな衣装で背中にカカワイイ羽根もついた純矢さん女神。
朝夏さんが「せーこ・・」というたびに、「せーこじゃない!女神よっ!!」って巣に戻って笑いながら言ってました。
スターにしてあげるためのテストで神様たちより上手くタップ踏む朝夏さん。
朝夏さんのタップといえば「TOP HAT」思い出します。あれ、好きだったなぁ。
この後、E.YAZAWAよろしくスタンドマイク振り上げて「HERO」を歌い踊る朝夏さんがまたカッコよくてだな・・・たとえそのマイクがモップだとしても(笑)。
次の「If・・・」が二幕のメイン。
「もし朝夏まなとがこの名作を演じてたら」という設定の宝塚で上演された名作ミュージカル集。
朝夏さんの「僕は怖い」や「ひとかけらの勇気」が聴けるなんてね。
中でも、愛月ひかるさんと歌った「ファントム」の「お前は私のもの」すばらしかったです。
朝夏さんが上手いのは当然として、愛月さんキャリエール、大健闘だったのではないかしら。
日替わりコーナーは澄輝さやとさん率いるAチームでした。初日以来だったのだとか。
「ラッキースター」(朝夏さん初舞台のショー)に始まる朝夏さん出演のショーメドレー。
どの朝夏さんが好きか、と口々に一生懸命語るみんなカワイイ。
誰だったかが「TOP HAT」の時、タップにとても苦労してステップ全然覚えられなかったのに、朝夏さんは最初から完璧で・・・みたいなことを言ったら、「そんなことないよ。廊下とかでもいつもステップやってたもん」と歩きながらステップ練習するところやってくれて可愛かったです。
ここでも朝夏さんは音楽学校で一期下だった純矢ちとせさんを何かとイジってて、「あの頃男役だったし」と言って「それは言わなくていいの!」とたしなめられていました。
その純矢ちとせさんが女神に戻って、朝夏さんの出演作を織り込んだ物語を読み、ホリゾントのスクリーンでは稽古場や舞台での朝夏さんのいろんなシーンの映像が流れて、見ていて思わず涙がポロリ。
やっぱり朝夏さんの舞台、もっともっと観たかったな。
朝夏まなとさんの明るいジョースターぶりが際立ったコンサートでした。
以前にも書いたことがありますが、歌・ダンス・お芝居そしてビジュアル・・・非常にバランスの取れたトップスターだと思います。
カーテンコールで胸に手をあててお辞儀するポーズがとても端正で綺麗。
そんな朝夏まなとさんを、あさかボーイズ、あさかガールズたちがよく盛り上げて、自分たちも輝いて、時には目が足りないくらい楽しいショーでした。
座席はこんな感じでした。
宝塚大劇場と違って銀橋もないので、ステージ近すぎるから(笑)。
コンサートは楽しかったけれど朝夏さんとお別れするのはイヤだ のごくらく地獄度 (total 1229 vs 1234 )
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