11月3日 春秋座へ木ノ下歌舞伎「勧進帳」を観に行きました。
夜7:00開演だったので下のカフェで何か軽いものでも食べようと思っていたのですが、数日前から風邪っぴきで体調があまりよくなく、背中もゾクゾクしてきたので、出町柳までたどり着いたところであたたかいおうどんが食べたくなりました。
でも知っているお店なんてないしなぁ~とふと駅前を見回していてこの看板を発見。
何だかおいしそうな予感が。

この路地の奥にお店が・・・?

ありました。

カウンター5席と4人がけの小あがりだけの小さなお店ですが、私が入った時は満席でした。
結構なお年に見えた方とそれより少しお若い女性2人でやっていらっしゃるようでした。
後で調べたところ、この界隈では有名なお店らしく、出雲出身の先代が交響楽がお好きだったことから、「響」と名付けたお店で、先代が亡くなってしばらくお休みされた後、2年前に先代の奥様と娘さんとで再開されたのだそうです。
「わりごそば」(3つの小さな椀にそばを盛って、それぞれ異なる薬味等を添えたもの)が看板メニューで、温泉卵・大根おろし・青じそ・天かす・海苔・かつおぶし・ねぎなどがのせられた「特製盛りそば」というのにもとても心惹かれたのですが、何せ温かいものがいただきたかったので、「大山鶏のあたたかいおそば」をいただきました。

米子から取寄せたそばの実を皮ごと挽いた粉で打っていらっしゃるというお蕎麦は黒くて太め。
十割そばになるのかな?プツプツ切れるお蕎麦でしっかりそばの味がします。
「大山の地鳥だから大山のお蕎麦と合うんですよ」とおっしゃっていました。
左上にあるのは自家製の一味。これがピリッとよく効くんだ。
「写真撮っていいですか?」とお聞きすると、調理担当のお母様の方かな・・が「もちろんええですけど、色がようないからあんまり写真映えせぇへんのと違うかな」とやさしく笑ってくださって、撮った写真をお見せすると、「まぁ!おいしそうに撮れとる」とまた笑ってくださったり。
そんな雰囲気も合わせて、おいしかったです。ごちそうさまでした。
その日用意したお蕎麦がなくなったら閉店らしく、私の次に7人のグループが来たのですが、「おそばがあと3つしかないから無理です~」と断られていました。
今度はもっと元気な時に行って絶対わりごそば食べる~ の地獄度


