
全国巡業中の「獨道中五十三驛」をBプロ→Aプロと通しで観て、猿之助さんが軽々とやってのける十三役早替りを、全身から汗を迸らせながら熱演する巳之助くんに胸熱・・・の感想はまた改めるとして、春秋座でお会いしたお友だちに誘っていただいて終演後に打ち上げ。
おいしいものもお酒も大好きな彼女が連れて行ってくれたお店はこちら。
酒陶 柳野
京都市下京区三条通新町西入ル
tel: 075-253-4310
春秋座からタクシーで行ったので場所はよくわかりません(笑)。
帰りは地下鉄烏丸御池駅まで歩いて10分たらずでしたので、そのあたりかと。
界隈にはちょっと入ってみたいな、と思うお店が点在していました。
こちらもそんな一つですが、知っていないと入るのは少し勇気が必要かも。
ちょっと隠れ家っぽい雰囲気で、入るとすぐカウンターに8席。
壁にはこんな一輪ざしがあるのみで、酒類のボトルやグラスなどは一切外に出ていません。
奥に半個室になったような6席のテーブル席がありました。
ワインバーと分類されることが多いようですが、「八寸的な料理を肴に好きなお酒を味わう」
というコンセプトだとか。
店主の柳野浩成さんとご実家が魚屋さんというバーテンダーさんがワインをセレクトしてくれたり
お酒や食べ物の相談にのってくれます。

こちらはお野菜のおかずの盛り合わせ。
ずいきやいちじく、栗などの食材が、きなこやナッツなどひとつずつ違う風味で丁寧に
味付けられていて、どれも「あら、おいしい」と。
お料理はいずれも京都のおばんざい風でシンプルなのですが、きちんと手をかけてつくっている
のがわかるお味。
趣味のよいお皿に少しずつのせられたお料理はどれもおいしく、それでまたお酒がすすみ、
「いつまでもダラダラ飲み続けるあかんパターンや」となった訳です。




左上は付き出しで、きのこと何か(忘れた!)のあたたかい煮ものでしたが、
しょうがが効いていてお出汁までとてもおいしかったです。
右の画像のてんぷらはみょうがと鰆、この他にかぼちゃとししとうをいただきました。
左下の画像は一番目と二番目に飲んだワインですが、味も色もこんなに違います。
グラスも脚が折れてしまうんじゃないかしらと思うくらい華奢で、素敵なグラスで飲むワインは3割増しくらいおいしく感じました。
冒頭の画像はワインの前にいただいたシャンパーニュ。
スパークリングワインがこんなグラスというのも珍しいですね。

もう1回行けるかというと若干不安ですが、京都で飲む時にはぜひまた訪れたいバーです。
食べて飲んでしゃべって笑って京都の夜は更けていく~ のごくらく度


