2016年10月03日
お大師様ともさらにお近づきになれた・・・気分 高野山奥之院
結縁潅頂の受付を済ませた後は奥之院へ。
時間はたっぷりありましたので、前回立ち寄れなかった武将の墓所におまいりしたり、また新しい発見をしたりも。
朝は雨模様だったせいか5月に訪れた時より人通りは少なく、しんと静まった木々の間を歩くのはとても気持ちよかったです。
水向け地蔵さまも人影まばらでしたので、ゆっくりおまいりさせていただきました。
御廟橋もタイミングによってはこんな感じ。ゆっくり歩を進めることができます。
そうして燈籠堂に到着。
1000年近く絶えることなく燃え続けている二つの灯籠をはじめ、ろうそくの灯りとお香の香りに包まれ、
読経の声だけが聞こえるお堂。
前回初めて来た時もそうでしたが、何とも立ち去りがたい雰囲気でいつまでもこの場にいたいと思いました。
結構長い時間立ったたま読経をお聴きしていたのですが、読経される僧侶の前にご本尊にあたる仏像はなく、
上方に大きな窓があって、薄暗いお堂の中から明るい日の光とともに差し込むように見えるのは、
燈籠堂のさらに奥にある御廟の正面だということにこの時初めて気づきました(←前回何を見ていたんだ)。
つまり、ご仏像にではなく、あの御廟にいらっしゃる弘法大師様に直接祈りを捧げている訳です。
それに気づいた時、何かがこみ上げて涙があふれてきました。
御廟にまわってろうそくとお線香を手向けてまたしばらく立ち去りがたい思いでお大師様の前で
しばらく時を過ごしました。
そして、御廟を辞した後、前回時間がなくて伺えなかった地下法場へ。
御廟と繋がっている聖なる場所と言われているところです。
その場所にはお大師様の肖像があって、その前に、大きな数珠と金剛杵が置かれています。
この大数珠に自分の数珠をこすりつけてお力を分けていただくらしいのですが、結縁灌頂のために
お念珠を持参していたこともすっかり忘れ、そっと手を置かせていただいたのでした。
この後、壇上伽藍の方に戻って遅めの昼食を取り、これまた前回時間がなくて行けなかった霊宝館を見学して、
カフェでお茶を飲んで・・としていたら、集合時間の15:50までなんてすぐでした。
カプチーノのこうやくんとリアル(?)こうやくん
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