2016年08月24日

ハッピー with サプライズ  「矢野顕子トリオ」


IMG_3234.jpg毎年夏のお楽しみ 矢野顕子トリオ。
2012年にトリオとして大阪初登場の時から毎年聴きに来ていて、
今年で5回目です。

トリオのメンバーはずっと変わらず、同じ曲も出てきますが、毎年新鮮な驚きがあって楽しい。
個々のテクニックもさることながら、トリオとしての演奏、互いの才能を認め合って仲良さそうな雰囲気は
いつも私たちをハッピーにしてくれます。


AKIKO YANO TRIO
featuring WILL LEE & CHRIS PARKER

出演: 矢野顕子(p, vo)  ウィル・リー(b)  クリス・パーカー(ds)

2016年8月14日(日) 7:30pm Billboard LIVE Osaka



相変わらず、去年の夏の続きのように、ひょいとステージに現れるウィルとクリス。
最初の年に転んじゃったあっこちゃんが、2年目からは係の方にエスコートされて登場するのもお約束です。
今年はパッションピンクのワンピに赤のレギンスを合わせていらっしゃいました。
心なしか少しほっそりされたような。

今年は矢野顕子さんデビュー40周年のアニバーサリーイヤーということで、秋には記念のALL TIME BEST ALBUM (「矢野山脈」というタイトル)も発売されるそうですが、セットリストはそれほど40周年を意識したものではないようでした。


SET LIST
1. そりゃムリだ
2. 自転車でおいで
3. Georgy Porgy
4. Rockin' Pneumonia and the Boogie Woogie Flu~Firecracker
   ~Rockin' Pneumonia and the Boogie Woogie Flu
5. やめるわけにゃいかないわ
6. ゴジラのテーマ ~ モスラの歌
7. ラーメン食べたい
Encore
8. ひとつだけ
9. 在広東少年
10. いもむしごろごろ



あっこちゃんのオリジナル曲が2曲続いた後、「私が聴きたかったから」というウィルのヴォーカルでTOTOの「Georgy Porgy」。
シブい響きの声に時折ファルセットも混じるウィルのヴォーカル。カッコよくてセクシー。
ウイルはツアーが始まる前は石垣島でダイビングを楽しんだそうで、何とかいうダイビングインストラクターの一つ手前くらいのライセンスを持っているのだとか。
「そんなこと初めて知った」とあっこちゃん。

ウィルはお茶目で、グッズ紹介コーナーであっこちゃんがタオルを紹介している時には自ら「マジックをやる」と。
まー、それ手品ですか?というオチでしたけれど(笑)、ご満悦の笑顔がとってもチャーミングでした。

いつもノリノリで飛び跳ねたりして本当に楽しそうに演奏するウィル。
毎年ウィルの立ち位置が風のあたるところで、さらさらの前髪が時々ふわりと巻き上がるのもカワイイ。
この日は前を向いたままベースをポーンと後ろへ投げるというパフォーマンスも見せてくれました(ベースは後にスタンバイしていた人がキャッチ)。
超絶テクのベースはもとより、ヴォーカル、ベースキーボードや口笛やハーモニカ(今年はやらなかったけど)と八面六臂の活躍です。

R&Bの名曲「Rockin' Pneumonia and the Boogie Woogie Flu」では、♪I got the rockin' pneumonia and the boogie woogie flu~ とノッていたら、曲がいつの間にかYMOの「Firecracker」に・・・そしてまたRockin' Pneumoniaに戻るというgroovyワザに酔いしれました。

次の「やめるわけにゃいかないわ」はNHKの「新日本紀行」のオープングング曲として有名な富田勲さんの作品にあっこちゃんが詞をつけた曲。
ナマで聴くのは初めてだったかもしれません。
ウィルのベースソロもクリスのドラムソロもあって聴き応えたっぷり。
今年5月に亡くなった冨田さんへのオマージュだったと後で知りました。

あっこちゃんが「なぜモスラが好きか」を語った後、「今日は来るかな・・」と言ったところへゴジラの咆哮が聞こえ、タララン タララン タラララララララン という耳馴染みのあるゴジラのテーマをあっこちゃんのピアノソロからトリオの演奏へ。
そして、♪モスラ~や モスラ~ という流れ。
とってもクールなアレンジでカッコいい。そしてもちろんとびきり楽しい。


アンコール1曲目 「ひとつだけ」
「ウィルがこれいい曲だね、っていうから、何度もやってるじゃんと思って調べてみたらこの3人ではやってなかった」とあっこちゃんが言うように、こリオでは初めてなのだそうです。
「皆さんに愛されてこの曲は本当に幸せです」とあっこちゃん。
そう、私も大好きな曲ですが、聴くたびにアレンジが違っていて、何度聴いても新しい発見があるのもすばらしいです。

ラストはイントロからノリノリの「在広東少年」。
シャープでカッコいい演奏に大盛り上がりのラストステージでしたが、拍手は鳴り止まず、最後にもう一度あっこちゃんだけ登場してくれてお約束の「いもむしごろごろ」を会場みんなで。
声が小さくなると「休んじゃダメ!」と喝が入る合唱でした。


サウンドに聴き惚れ、いろんなサプライズに満ちたライブ。
あっこちゃんのピアノ弾き語りも大好きですが、このトリオが紡ぎだす彩り豊かで刺激的なサウンドに身を委ねる時間が大のお気に入り。
トリオの演奏が曲の表情を何倍にもしてくれます。
あー、今年もとっても楽しかった。



来年もきっと来てくれますように のごくらく度 (total 1619 vs 1620 )



posted by スキップ at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | music | 更新情報をチェックする
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