宝塚歌劇団 次期星組トップスターに決定している紅ゆずるさんの宝塚大劇場お披露目公演が、かねてからの噂通り「THE SCARLET PIMPERNEL」(スカーレット ピンパーネル)と発表されました。
「スカーレット ピンパーネル」は、2008年 星組で初演された時、当時研7だった紅ゆずるさんが新人公演ラストチャンスで主役のパーシー・ブレイクニーを演じて大好評を博して、スター路線を歩むきっかけになった作品。
紅さんにとっては忘れられない作品で、折あるごとに「パーシーをもう一度やりたい」とおっしゃっていたそうですので、トップ就任と併せてどんなにうれしいだろうと、心からお祝いを申しあげたいです。
それも、8年前に新人公演が上演されたのと同じ7月8日に発表するなんて、歌劇団もなかなかやってくれます。


もちろん私も大好きな作品で、
2008年の星組
2010年の月組
ともに観ています。
そして、スカピンといえば、パーシー以上に大好きな役がショーヴラン。
石丸幹二さん・安蘭けいさんで東宝版の上演が発表された時、「ショーヴラン誰?」と一番に反応したくらい。
パーシーにとっては敵役 フランス革命政府の公安委員でパーシーの妻 マルグリットの元カレらしき人物。
ショーヴランは初演のスカピンで私が柚希礼音という男役を発見した役。
柚希さんの歌う「マダム・ギロチン」や「鷹のように」は今でも耳に残っています。
柚希さんにとってもエポックメイキング的な役で、ことあるごとに変わるきっかけとなった役として「ショーヴラン」を挙げていらっしゃいます。
そこで次回星組のショーヴランです。
宝塚歌劇団は厳然たるスターシステムのお陰で、必ずしもその役に合った人がキャスティングされるとは言い難い世界。
諸般の事情もありましょうが、ここはぜひ礼真琴くんでお願いしたいと切に希望します。
先述した「マダム・ギロチン」ほかのショーヴランの迫力のナンバーをぜひとも礼真琴くんのシビれる低音で聴きたい。
小柄で少年っぽいイメージの礼くんですが、このところよりシャープになって精悍さも増していますので、柚希さんがそうだったように、礼くんにとっても必ず男役として一つの山を超える役になると信じています。
組替えの噂もチラホラ聞こえてくる礼くんですが、ぜひともショーヴランは礼真琴くんに。
歌劇団さん、お願いしますよ。
ショーヴランはやっぱり歌える人でないと のごくらく地獄度



