
最後に「また会いましょう」と笑顔で言ってくれた高泉淳子さんにこんなに早く会えるなんて。
今年どうしようかな~と思っていたら、「好きでしょ」とチケットをプレゼントしてくださる方があって、「やっぱり観る運命だわ」と喜んで行って参りました。
「ア・ラ・カルト ~LIVE SHOW~」
~役者と音楽家のいるレストラン
作: 高泉淳子
演出: 吉澤耕一
音楽監督: 中西俊博
出演: 高泉淳子 山本光洋
音楽家: 竹中俊二(guitar) パトリック・ヌジェ(acc) ブレント・ナッシー(bass)
ゲスト: ROLLY
2015年12月29日(火) 6:30pm 近鉄アート館 B3列センター
メニューとともにメッセージが2通。
一つは中西俊博さんが肩の筋を痛めてドクターストップがかかり、ヴァイオリン演奏ができないということ。
もう一つは昨年までギャルソンを務めていらした本多愛也さんがこの秋、クモ膜下出血のため急逝されたこと。ご冥福をお祈りいたします

ステージ上にいつもは3卓あるテーブルがひとつだけ。
ギャルソンも山本光洋さん一人(中山祐一朗さんがいない訳はあとでわかる)。
バンドはギター・アコーディオン・ベースの3人編成。
ギターの竹中さん以外のお二人は初めてで、「いや~ん、クリスさんいないじゃーん」と思ったのですが、アコーディオンがなかなかいい味。パトリック・ヌジェさんはヴォーカルも担当されていて、いい声を聴かせてくださいました。
コンパクトになったとはいえ、メニューはいつも通りの構成。
アペリティフからデザートまで、たっぷり「ア・ラ・カルト」の世界を楽しませていただきました。Open
Mal O Mains
Just In Time
Aperitif
Have Some Tea?
ひとりだけの特別席
-カクテルはYOKOHAMA-
Hors-d'auvre
I've Found A New Baby
フランス料理とワインを嗜む会
-今夜はひとりで追いかけてヨコハマ-
Santa Claus Is Coming To Town
Poissons et Viandes
How High The Moon
フランス料理恋のレシピ小辞典
-ひとりもの同士-
It Had To Be You
Isn't It Romantic?
Vin
東京ナイトクラブ
おしゃべりなレストラン
-今宵はディナーを貴方と一緒に-
5つの銅貨
Show Time
Just A Gigolo
Bella Notte
チャーリーショー
Somebody Loves Me
Alley Cat Song
Vie Violence
Dessert
I Wish You Love
夢見る頃を過ぎても
-ジャスはお好き?-
I'll Be Seeing You
Digestif
キャロル
-Christmas present for you!-
If Dreams Come True
オープニングでギャルソン姿の高泉淳子さんが経緯を説明。
来年のリニューアルオープンに備えて新しい劇場を探す中、横浜の「モーションブルー」というジャズクラブで、お客様も本当にお料理を食べたりワインを飲みながら観ていただくことができました。「だから今日はここは横浜なんです!」と(笑)
という訳で横浜ネタがちらほら。
Aperitifでレストランを訪れた一人きりの女性は名前を聞かれると「あゆみ」
名字は?で「いしだ」
で、ブルーライトヨコハマを歌い始めたり。
Poissons et Viandesで高泉さん演じる女性が「私の家この近くなの」と言って、ROLLY奥寺くんが「どこですか?」と聞くと「きくな」と答えて奥寺くんが聞いちゃいけなかったんだ、とアセるとか・・・知りあいが菊名にいるからすぐわかって爆笑したけど私の周りの人は誰も笑っていませんでした・・関西だものね。
Hors-d'auvreの「フランス料理とワインを嗜む会」では、高泉さん扮するタカハシくん一人で登場。
もう一人は「横浜じゃなかったら行くとか言ってさぁ」
「何か渋谷に行ってるみたい」「渋谷のパルコ」
「パルコにレストランなんてあったっけ?」
「うん、できたんだ、レストラン『ナガツカ』」
あ~、中山祐一朗さん「ツインズ」に出てるんだ、とウケて笑う・・・ここでも周りはほとんど笑っていませんでしたが

ここでタカハシくんが歌ったSanta Claus Is Coming To Town アレンジも素敵でかわいかったな。
休憩の後、バンド演奏だけの時にBブロック最上段の客席に着物着て座っている高泉マダム発見。
演奏が「東京ナイトクラブ」になると急にマイク持って歌い始めました。
マダムがステージに降りるとROLLYが客席通路から登場、二人のデュエットに。
Vinは中西俊博さんも加わって「マダムの予約席」といった趣。
ROLLYがクロサワ楽器店で1日店長やったお話に客席大ウケでした。
その時のスタイルそのままだったそうですが、「環状線ひと駅一人はいる」(by ROLLY)という派手ファッション。
日生学園のトイレ掃除ネタも飛び出していました。
3人で、高泉さんが大好きだという映画「5つの銅貨」の主題歌を3人で。
中西さんがピアニカを弾いてくれて、「わぁ~ピアニカ!」とテンション上がる。
小学校の鼓笛隊でピアニカ担当だったのです、ワタクシ。
その後、ROLLYのコーナーではディズニー「わんわん物語」からBella Notteがとてもよかったです。ギターもなしでヴォーカリストとしても一流であるところを聴かせてくれました。
Dessertはジャズがテーマで、どの曲もとてもステキでした。
高泉さんのヴォーカルは本当にジャズが似合うな。
アンコールでもとても楽しそうに歌って演奏していらしたメンバーの皆さん。
来年大阪公演があるかどうかは別として「ア・ラ・カルト」がリニューアルオープンするのは確実のよう。
私が大好きだった「ア・ラ・カルト」とは別物ですが、そして去年の切ない別れは何だったのかとも少し思いますが、またどんな新しい展開を見せてくれるのか、楽しみに待ちたいと思います。
「ア・ラ・カルト」観るとワイン飲みたくなるよね~ とこの後飲んだくれ のごくらく地獄度



