1980年11月に旗揚げした劇団☆新感線
その35周年アニバーサリーイベントのひとつ 大☆新感線博。
本当は11月に大阪会場で見ようと思っていたのですが、ちょうど渋谷にいるし、時間もあるし、
ということで、行ってきました。
劇団☆新感線35周年記念《秋冬展》 「大☆新感線博」
PARCO MUSEUM
2015年9月19日(土)
パルコ劇場は何度か行ったことがあるから場所は知っているのですが、いつも渋谷駅から行くので、シアターコクーンからだと多分横に(笑)行けばいいはず、とカンでナナメに横に進んで行ったらすぐ着きました。
そうそう、コクーンの裏手にオーチャードホールがあるのも初めて知ったよね~。
どのPARCOかも記憶は曖昧だったのですが(いつもこんな調子)、入口にある表示を頼りにPARCO PART1の3階に上がるとこれがドーン!!


この黄色いヒラヒラの向こうが会場。
ちょっと怪しげな見世物小屋チック。

会場内はいくつかのパートに分かれていますが、大きく分けると
■ 劇団☆新感線35年のあゆみ
新感線の35年間を年表にして年代順に当時のチラシやチケット、舞台写真、
その年に入団した劇団員のコメントなどを紹介。
■ 衣装・小道具コレクション
過去作品の衣装や小道具がこれでもかというくらいズラリ。
■ 楽屋再現コーナー&「生首・死体倉庫」
■ 「五右衛門VS轟天」のアレコレ
■ キャラクターコスプレ写真撮影コーナー、物販
という構成。
新感線好きのためのキッチュなおもちゃ箱という趣きでした。
新感線は扇町ミュージアムスクエアの頃から観ていますので、ほとんど知っているつもりでも「へぇ」と思うことあったり、古田さんはじめ主な役者さんたちが入団した時のエピソードに改めて「ふふふ」と笑ったり、懐かしい舞台写真やチラシを見て胸熱くなったり。
今では素晴らしい衣装を次々とつくり出していらっしゃる竹田団吾さんの役者さん時代のお写真もありました。
衣装・小道具コーナーには、小道具担当インディ高橋こと高橋岳蔵さんと粟根まことさんのひと言メモがあちこちに貼ってあって、これを読むだけでもおもしろい!
「この劇団は動物が出すぎだと思います」 とか
「この劇団はパーティーや宴会のシーンが多すぎると思います」 とか(笑)
細部にまでこだわった小道具や衣装を至近距離で見られたのも興味深かったです。
「阿修羅城の瞳」で染五郎さんが抱いていたパトラッシュに

「薔薇とサムライ」の天海祐希さんアンヌの衣装が想像以上に細くて驚いたり。
中谷さとみさんと保坂エマさん(くまモン好きなのね)の化粧前が再現されたコーナーではわりと整然としているのが意外でした(笑)。
そして「心臓が悪い人はのぞかないで下さい」みたいなことが書かれた「生首・死体倉庫」を嬉々としてのぞいて、染五郎さん&古田さん天魔王の生首に「リアル~」と思いながら次の部屋へ進むと、「通りすがりの記録」コーナーでちょうど染五郎さん阿弖流為が登場してアラハバキの剣くるくるして「アテルイさ~」と言っているところでした。
「五右衛門vs轟天」の公演中、通りすがったゲストの映像をこの会場で流していることは知っていて、毎日数名ずつ順不同ということでしたが、「染五郎さん阿弖流為の回が観たい!!」と思っていたので


こういう念、比較的通じる方なのです、ワタクシ。
この日は他に、
三浦春馬@明智心九郎(ZIPANG PUNG ~五右衛門ロックⅢ~)
森奈みはる@邦香 (蒼の乱)
高橋由美子@春来尼(ZIPANG PUNG ~五右衛門ロックⅢ~) でした。
この3人を他の展示見ながらナナメ見して、もう一度染五郎さんを前で見たという(笑)。
聞くところによると、浦井健治@シャルル王子、羽野晶紀@極楽太夫 小池栄子@極楽太夫 早乙女太一@無界屋蘭兵衛 という日もあったようで、それも見たかったなぁ(欲張り)。

アイマスクつけたりできて、このコーナーのみ写真撮影可。
私はこれだけやりました。指に見える?(笑)
バックの書き割りは、「GVG」でゲストが通りすがった時の居酒屋の背景ですね。

これは後で知ったのですが、いのうえさんや中島かずきさん、松雪泰子さんなどのメッセージもあったらしい・・・見逃したワ

こちらは、入場者全員にいただける粟根まことさん責任編集・会報「新感線めぐり」復刻版とチケット、そして1枚いただいてきた着到板です。
何だかいっぱい見逃している気がするのでやっぱり大阪でも行くべきかしら の地獄度


