大学時代の友人と恒例の
「年に一度 生きているのを確かめ合う会」
今年は諸事情により9月開催。
すでに4月にも確かめ合った訳ですが。
お友だちが勤務先の近くで見つけてくれたこちらで
蕎麦懐石のコースをいただきました。
そば切り 摂河泉 (セッカセン)
堺市堺区榎元町6-6-4
tel: 072-229-2760
こちらの画像はコース終盤に出てくるメインのお蕎麦。
もうかなりおなかいっぱいんだったのですが、このお蕎麦が本当においしくてスルッと完食。
お蕎麦はメニューの中から好きなものを選べて、店主の守岡さんがおススメとおっしゃった辛味大根のおろしそばをいただきました。
手挽きの十割そば。
口の中に蕎麦の風味が広がって、のどごしはつるん。
手前のピンク色がピリリと辛い大根。四万十川の川海苔が添えられています。
つゆがまたおいしくて、全然お蕎麦の邪魔をしていません。
「つゆは辛いも甘いも感じないのがいい」のだとか。
なるほど、そうだワ、このつゆ、その通りだわ、といたく納得いたしました。
JR/南海電車の三国ケ丘駅から歩いて5分少し。
けやき通りという綺麗な通り沿いにあります。
11:00から17:00まで、売り切れ次第閉店で、夜は予約の蕎麦懐石のみ。
1組限定で貸切でした。入口は知らないとちょっと入りにくい感じ?
コンクリート打ちっぱなしの壁に8人がけ大きなテーブル、4人がけのテーブルが1卓で
最大定員は12名だそうです。
まずはハワイのビア Primoでカンパイ
その後、吟醸酒 → 純米酒 といただきました。
そして、守岡進さん(日系三世なのですって)が供してくださる、
オドロキも楽しさもてんこ盛りのこだわりの蕎麦料理の数々。
これは前菜になるのかな。
左から出し巻・・・オリーブオイルで焼いてバルサミコ酢ふってある)
ズッキーニの素焼き しょうが添え
かまぼこにはわさび醤油だと当たり前なので岩のりがはさんであります
どれも特別変わった食材という訳ではないのに、「こんなふうにするの!?」と驚きの連続です。
そして一つひとつがとてもおいしい。
まずエシャロットと生醤油が出てきて、それを合わせて(手前)待っていると
そばがきがそば湯に浸かって出てきました。
何これ?というおいしさです。エシャロットがまたいい香りなのよ。
真ん中はおやき。そば粉のパンケーキです。
守岡さんがハワイにいる時好きでよく召し上がっていた1ドル硬貨の大きさのパンケーキの大きさなのだとか。外はサクサク、中はもっちりです。塩でいただきます。
ヒマラヤのお塩とフランス・ブルターニュ地方のお塩。
お蕎麦じゃないものを、と鴨が出てきました。
ヨーグルトにブルーベリーを混ぜたソース。
不思議な組み合わせですが、これがまたおいしいの。
真ん中はお蕎麦のおいなりさん。よくある海苔巻は全くダメなんだそうな(笑)。
そして〆のそばがゆ。もう無理~と思ったけどこちらもあっさり完食。
毎日でも食べたくくらいやさしい味でした。添えられたお漬物がまたおいしくて。
デザートはパイナップルボート。
目にも楽しい切り方、教えてもらっちゃった。
お料理を彩るステキな器は陶芸家の森岡成好さんのもの。
高校の山岳部の先輩なのですって。
こちらは日本酒をいただいた器。
模様のように見える金のラインは、割れたものを守岡さんが金継ぎされたものだそうです。
お料理もお酒もとてもおいしかったし、
それぞれに込められたお話をお聞きするのも楽しかったです。
まだまだ知らないこともいっぱいあるなと改めて思いました。
もちろん、気のおけない友だちとの会話が何よりのご馳走だったのは言うまでもありません。
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2015年09月12日
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