
7月11日は市川染五郎さんの登場でした。
クロスロード
7月11日(土) 10:30pm TV東京(関西はTV大阪)
出演: 市川染五郎
伝統を重んじる歌舞伎界で、古典に留まらず復活狂言、さらには小劇場系劇団とのコラボに挑戦するなど常に新しいものを求めてきた市川染五郎が、さらに進化した歌舞伎がやりたいと一世一代の勝負に出る。
歌舞伎であって歌舞伎じゃない新しいジャンルの演劇、その名も「歌舞伎NEXT」。
高校時代に出会い、いつか歌舞伎にしたいと温めてきた平安時代初期の蝦夷の軍事指導者・阿弖流為の伝説を歌舞伎化・・・染五郎の決意から動き出したプロジェクトは、中村勘九郎・七之助兄弟を共演に迎え、「劇団☆新感線」から作家と演出家を招き、歌舞伎と現代劇を違和感なく融合させた舞台を目指す。
梨園のプリンスが挑む「歌舞伎NEXT」という、新しい歴史が誕生する瞬間を追った。
30分の放送時間が「もっと見せて!」と思えるくらいでした。
録画していたのですが2回続けて再生して見ちゃいました。
家族と過ごす父の顔あり、お稽古場面あり、「隈取」へのこだわりあり、そして先日観たばかりの「阿弖流為」初日映像まで。13年前の懐かしい「アテルイ」の映像もチラリと。
染五郎さんの夢が現実のものとなって形をつくっていく様を目撃できる幸せ。
どの場面も充実の内容で、この録画は永久保存版決定です。全部挙げていたらキリがありませんので、特に印象的だったことを二つ。
番組の冒頭は、ご自宅で二人のお子さんと段ボールで何かを作っているシーンから始まったのですが、これは歌舞伎の舞台で、ちゃんと盆があったり、セリがあって役者さん(お人形)がストンと消えたり。
大変な力作でした。このお人形の役者さんにはちゃんと名前があって襲名もしているのだとか。
後半、再度ご家族との場面になって、とても上手な歌舞伎絵を描いている金太郎ちゃんのそばで染五郎さんが、「自分も姉妹はいたけど一人遊びをする子どもで、こんなことばかりやっていたので、何年も経ってやっと(遊び)仲間ができたという感じです」とおっしゃった時、金太郎ちゃんはやはり、染五郎さんのもとへやって来るべくして来た子なのだと思いました。
もう一つは
中村勘九郎さんがインタビューで、「染五郎さんが先頭を走っていろいろやってくれるから自分たちも後に続ける」といった主旨の発言をされていて、これって、染五郎さんがかつて先代猿之助さん(現・猿翁さん)や勘三郎についておっしゃっていたこととそのまま重なるなぁとちょっとズシンときました。
先達の背中を追いかけていた染五郎さんが自分のやりたいことを実現できる立場(力量という部分以外でも)になったのだということ。
後輩からそんなるうに見られる存在になったこと。
本当に感慨深いです。
勘九郎さんが染五郎さんのことを「ちょっとおかしいし」と自分の頭を人差し指でツンツンしながら言ってたのもなーるほど、で笑っちゃいましたが。
番組では岩手県のアテルイの里を再度訪ねて、北上川のほとりで対峙した阿弖流為と田村麻呂に思いを馳せる染五郎さんの映像も。
私もいつか行ってみたいな。
これを観たらまた「阿弖流為」をモーレツに観たくなってコマル のごくらく地獄度




市川染五郎さんが特集されたクロスロードをどうしても見たかったのですが、録画に失敗し、諦めきれずにいろいろ探していたところに、こちらのブログに出会いました。
YouTubeでは見たのですが、やはり画像が悪く、なんとかテレビで見たいのです。
不躾なお願いで申し訳ありませんが、お返事いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
コメント拝読いたしました。
お気持ちは痛いほどわかるのですが、収拾がつなかくなってしまうことから、
こういったご依頼はどちら様にかかわらずお断りさせていただいております。
ご希望にそえず、本当に本当に申し訳ございません。