2015年03月10日

星組と私の一番長い日

IMG_7105.jpg2015年3月9日。

宝塚歌劇星組 大劇場公演千秋楽。
トップスター 柚希礼音さんが宝塚大劇場の舞台に立つ最後の日でした。
最後だから心のこりがないようにと
普段やったことのな入り待ち出待ちもして、
フェアウェルパーティにも参加して、
始発電車で行って終電で帰るという長い1日でしたが、
なんだか1日中ふわふわと夢の中にいるようでした。

集合は7:00。
楽屋口に整列して、雨粒がぽつりぽつりと落ちてくる空を見上げながら歌の練習。
生徒さんたちが続々楽屋入り。
今公演で退団する生徒さんたちが白いお洋服で一人また一人と現れるたびに
胸がいっぱいになりました。

やがて、学ランに着替えた星組の皆さんが楽屋口に整列して
柚希さんが乗ることになるお神輿が運ばれてきたら、それだけで涙がじわりとあふれました。
そんな感傷を、
青いオープンカーを自ら運転し颯爽と登場した柚希さんが振り払ってくれました。
タキシード風のステキな白いお洋服を着ていらっしゃいましたが、
十輝さんや紅さん、ねねちゃん、真風さんたちがすぐに取り囲んで用意していた白い学ランを着せていました。
学ランには星組カラーのブルーの文字で、左胸に「愛羅舞星組」、
背中には大きく「柚希礼音」の刺繍。
お神輿は、私たちのところからは中まで見えなかったけれど、
「宝石箱で、開けるとほんとに真珠とか宝石がいっぱい入っていて、その中に座る私がダイヤモンド」と後で柚希さんがうれしそうにおっしゃっていました。
天霧真世さんのブログに画像が。

そのお神輿に乗る柚希さんのカッコいいこと。綺麗なこと。
その勇姿はこちらに。公演が始まって
お芝居が終わって、
ショーが終わって。

柚希さんはじめ6人の退団者は元より
今の星組が大好きだから
もうこの星組を大劇場で観ることはできないと思うと
一つひとつの場面、一人ひとりがすべて愛おしかった。

万里組長が柚希さんのメッセージを読み上げて
初舞台のロケットから柚希さんが演じてきたたくさんの舞台映像が流れて
さよならショーが始まって
笑って泣いて、手が痛くなるくらい拍手して

退団者のご挨拶
柚希さんも緑の袴の正装で。
何度も何度もカーテンコール
客席はオールスタンディングオベーション
そして幕が降りました。

「晴れ女なのにどうしたことでしょう」
出待ちは冷たい雨の中。
退団者お一人おひとりの晴れやかな、透き通るような笑顔。
ずっと雨に打たれ続け、冷え切って指先の感覚もなくなるくらいでしたが
柚希さんが自ら傘を持ち、私たちの前にゆっくり歩を進めてふりまいてくださった明るい笑顔に
あぁ、ここにいてよかったと心から思いました。


そしてフェアウェルパーティ。
たくさん笑って、またちょっぴり泣いて
長い1日が終わりました。

長かったけれど、
一つひとつどの場面を切り取っても宝物のような時間。
あの場所にいることができて幸せでした。


フェアウェルパーティ会場はウェディングロードのように
白い花々でとても美しく彩られていましたが、
その画像をアップしていいものかどうかよくわからないので
パーティの終わりに、皆さんどうぞお持ち帰りくださいと言われて
少しだけいただいてきたお花の画像を。

この花が枯れませんように。



翌日某新聞に掲載されたこの写真に私が写りこんでいました。
見つけた時は爆笑してしまいましたが、とてもよい記念になりました。
宝物としてここにも置いておきたいと思います。

IMG_7039.jpg




ありがとうちえちゃん ありがとう星組 の感謝の気持ち coutless!
posted by スキップ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | TAKARAZUKA | 更新情報をチェックする
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