2014年10月08日
楽し♪ 「宝塚歌劇100周年記念 大運動会」 ☆前編☆
10年に一度開催される宝塚歌劇大運動会。
今年は100周年ということで、さらに盛り上がり。
昨年7月に運動会日程が発表された時、「来年10月7日 休むから」と会社の部下に言って、「え?今年のことじゃなく来年ですか?」と笑われたのがついこの間のことのように思いますが、あれよあれよという間にその日がやってきました。
宝塚歌劇団全生徒393名に音楽学校生80名を加えた473名の参加。9,600名のファンがスタンドから熱い戦いを見守る一大イベントでした。
宝塚歌劇100周年記念 大運動会
大会委員長: 小林公一
監修: 谷正純
構成・演出: 中村一徳 齋藤吉正
演出: 大野拓史(専科・音校担当) 小柳奈穂子(花組担当) 鈴木圭(月組担当) 生田大和(雪組担当) 稲葉太地(星組担当) 原田諒(宙組担当)
出演: 轟悠 明日海りお 龍真咲 早霧せいな 柚希礼音 凰稀かなめ ほか
司会: 笠井信輔 真琴つばさ
レポーター: 陽月華 蒼乃夕妃
2014年10月7日(火) 5:00pm 大阪城ホール スタンドL 3列
開会式: 組別入場行進・選手入場・開会宣言(小林公一)・聖火点灯・選手宣誓
第1部: 75m走・大玉ころがし・宝塚歌劇記念ダービーくん・ダンシング玉入れ・大縄跳び
ハーフタイム: 中間発表・ハーフタイムセレモニー(各組による応援合戦)
第2部: 椅子取りゲーム・新障害物競走 ドン・ガン・ジャン・ヒーローズ!!・100名大綱引き・組対抗リレー
閉会式: 成績発表・表彰式・閉会宣言(轟悠)・全員合唱(すみれの花咲く頃)
大阪城ホール前に着いたのは2:30頃。
地下鉄駅を降りると川の向こうにグッズ販売待ちの長い長い列。
これまでにもJ系のライブなどでグッズ待ちの長蛇の列は見たことありますが、こんなに長いのは初めて。折り返してさらにBRAVA!側に向かう橋の上にまで延びていました。
噴水広場前は各組応援Tシャツはもちろん、組カラーで様々に装ったファンクラブの人たちや個人グループであふれんばかり。
星組会の人たちの学ランにブルーの襷の集団と、月組の黄色い集団+赤白ボーダーのPUCK集団が目を引きました。
その熱気にあてられて、ワタシは若干引き気味(笑)。
一旦ニューオータニに避難して、お茶でクールダウンしてから出陣です。
司会進行はフジTVの笠井信輔アナウンサー(宝塚歌劇を見続けて29年?とかおっしゃってました)と真琴つばささん。軽妙で楽しい司会でした。
組別入場行進
パフォーマンスの順番はくじ引きで決まったのだとか。
会場のライトが落ちると入場口からザッという感じで前に進み出てくるオトコマエな集団シルエットにゾクッ。
トップバッターは宙組。
「銀河英雄伝説」
椅子に座るかなめさんラインハルトの前に緒月さんと朝夏さん、そして実咲さん。
以下、娘役含めて全員同じ軍服。
「花組! ファイエルッ!」「月組! ファイエールッ!」と各組に向かって言っていくのですが、最後の星組に対してだけなぜか「星組! ヤァ~」とダチョウ倶楽部ふう。
退場する時もかなめさん以下5人で「ヤァ~」で出オチならぬ入りオチ(笑)。
フォーメーションの最後は「宙」という人文字になっていました。
次の組もまた暗い中ザッと進み出てきて、シルエットでわかりました。
星組だ!
全員学ラン、男役はリーゼント。
センターに立ち、♪オレはれおん 星の大将~ 天下無敵のオトコだぜ~ とスタンドマイクで高らかに歌う柚希さんを見てたらなぜか涙がじわりと出てきました。
曲はドラえもんの「おれはジャイアンさまだ!」の替え歌で、「おれはちえちゃんさまだ!」(笑)
マーチング・バンドのように動くフォーメーションもピタリと決まって、星型も綺麗でした。
以下、専科・月組・花組の順。
月組は学ランで星組とかぶっちゃいましたが、「前略、道の上より」。
ソイヤソイヤと迫力たっぷりのダンスと、愛希れいかさんが赤い特攻服で旗振り回してえらくオトコマエだったこと、星条海斗さんの一輪車が印象に残りました。
雪組は和装ながら音楽はルパン三世。
花組は「エリザベート」。
最初にひとり走り出て来た望海風斗さん、カッコイイ!
みりおトート閣下は台座の椅子に乗ってサングラスして登場。これ、10年前の春野寿美礼さんと同じだったような。花組の伝統でしょうか。
白いパンツスーツの蘭乃はなさんがキレキレに踊っていたのと、後ろの方から先頭に出て来て1列に並ぶ男役の中で、やはり柚香光さんが遠くからでもひときわ目を引きました。
その後、全員ジャージに着替えて再度登場して整列する中、
轟さん+トップ5人が聖火を携えて入場し、聖火点灯、選手宣誓。
宣誓でひとりずつ名乗る時、「あすみぃりおぉっつ!」「りゅうう~まさきっ!」・・・と、とてもリキ入っているトップさんたち。
柚希さんの掲げた右手がまっすぐ上に伸びているのが印象的でした。
75m走
各組から5名の出走。
90周年の時も思いましたが、これもういきなり本気走り。
各組俊足揃いでさすがに速さだけでなくフォームも綺麗。
1組目のスタートの時、6コースの音楽学校生の子が直立不動で立っていて、「白線を踏まないように」と注意されても自分のことだとわからなかったのか微動だにせず、また「白線を踏まないように」と注意されたりして和む。緊張してたのかしら。
5人中2人が1位となった星組が一歩リード。
次はご存知 大玉ころがし
選手1名とファン1名の2人1組でリレー形式で大玉をころがす競技。
「早くもトップスター 龍真咲登場です。出たかったらしいです」と言われて龍さん登場。
その活躍もあって、見事月組が1位でした。
宝塚歌劇記念ダービーくん
ぬいぐるみみたいな馬にジェンヌさん、一般参加各2名がまたがって走るちょっとユルめの競技。
先頭は走るのに後ろの人がついて行けず転倒する馬続出する中、専科の北翔海莉号が速くてトップでゴール
全競技通じて専科・音校チームが1位になった唯一の種目となりました。
ダンシング玉入れ
各組30名が笛を合図に玉入れと組オリジナルのダンスを交互に行う競技。
入った玉の数とは別にダンスも歌劇団の振付家の先生たちが採点するというもの。
ひとつの組にフォーカスするのは勿体なくてあれこれ見ようと目が忙しい(笑)。
星組の柚希さんがねねちゃんを本番ばりのリフトしてくるくる回っていた(それも2回とも)、宙組が前後に開脚した人を頭の上までリフトしていた、月組が全員モジモジくんみたいな黄色の全身タイツの中、愛希さんが白ウサギのコスプレしていた、とか。
そういえば、月組はみんな金色の鉢巻していて、その鉢巻きには「神頼み」の文字が
玉入れは星組の圧勝。
柚希さんも「玉入れは稽古しました」とおっしゃっていましたし、元星組の涼紫央さんのブログにも楽屋に玉入れのカゴが置いてあったと書いてありましたが、どんだけ(笑)。
後で発表されたダンスの採点も星組が1位でした。
玉のカウントが終わって各組がそれぞれの席へ引き上げた時、スタッフの人たちと音校生だけがちらばった玉を片づけ始めたのですが、それに気づいた、まず星組の人たちが走って戻ってきて(柚希さんまでも)手伝い始め、さらにそれに気づいた他組の生徒も・・・というところを見て、宝塚ってほんとすばらしいなと思いました。
そして前半線最後は大縄跳び
各組20名の出場で90秒間だったかな?で何回続けて跳べるか、を競うもの。
時間内なら何回やり直してもOK。
会場中が固唾をのんで見守る中、花 → 宙 → 星 → 月 → 雪 の順でひと組ずつ
ってこれ、緊張しただろうなぁ。
メンタル弱い私なんてプレッシャーに負けてすぐひっかけてしまいそう。
各組応援係がついていて、「イチ ニ サン・・」とカウントする中、宙組の大海亜呼さんの「タタン タタン タタン・・」という不思議なリズムの掛け声がひと際印象的。
その成果か、宙組はほとんどノーミス。63回?でトップ
星組は柚希さん、十輝さん、真風さんの長身トリオが学ラン着用で応援。
柚希さんの「みんな、行くよ!」「イチ ニ サン」と静かなトーンが真剣味アリアリでコワイ(笑)。
でも1回失敗した時、縄まわす係の男性には「縄、高い!」とかピシリと言ってました。
雪組も1度失敗したけれどその後よく続いて宙組に迫る勢いだったのが時間切れになってしまってザンネンでした。
1位は宙組、以下、雪、星、花、月の順でした。
ここで前半戦終了。
中間発表の順位は、1位 星組、2位 宙組、3位 月組、4位 花組、5位 雪組。
星組はまるで優勝したかのように大喜び&盛り上がりで、「まだ中間ですよ~。優勝した訳じゃありませんから」と笠井さんにたしなめられていました(笑)。
→ <後編> につづく
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