2014年08月21日
ま〜るで花火が 夏の夜を焦がすように~ 星組 「パッショネイト宝塚!」
さて、ショーです。
オープニングから帽子かぶった柚希さんがソロで踊ってダイナミックに躍動感全開。
それから続々出てくる大地と海を表したチョコレート色とブルーを基調にしたラテン衣装の組子たち。
舞台全体が波打つ感じで、トップの柚希さんの吸引力はもちろんですが、群舞の一人ひとりに至るまでエネルギッシュでパワーに満ちあふれています。
そして濃い星男たちに負けじと存在感発揮するねねちゃん筆頭にあっぱれな星娘たち。
気分アガるしハッピーになれるし、このショー本当に大好き
宝塚歌劇星組公演
ラテン・グルーヴ 「パッショネイト宝塚!」
作・演出: 稲葉 太地
出演: 柚希礼音 夢咲ねね 紅ゆずる 真風涼帆
十輝いりす 音花ゆり 鶴美舞夕 壱城あずさ
如月蓮 天寿光希 礼真琴 妃海風 綺咲愛里 ほか
観た日はこちらと同じ。
プロローグでねねちゃんダルマの超絶スタイルに見とれているうちに柚希さん登場。
柚希さんはここで客席降りがあります(といっても前3列位まで)が、8/12に観た時は、北翔海莉さん、龍真咲さんはじめたくさんのジェンヌさんがご観劇。
柚希さんてば、上手2列目に華形みつるさんと並んでご観劇の北翔さんのところに行ってハイタッチ(北翔さん大喜び♪)、その後のパッショネイト ダカダンという腰振り、北翔さんに向かってやっていました
この日は「The Lost Glory」振付のグスタヴォ・ザジャックさんもいらしてました。客席に入られる時拍手起こってちょっと照れ臭そうでした。
そうして銀橋にこれでもかというくらいズラリ並んでキザる星男さんたちに魂抜かれそうになっているうちに場面変わって「ザ・クルーズ」。
紅さんが一人登場して、「あ、そういえばさっきの銀橋、ベニーいなかったな」と気づいた(笑)。
サングラスかけてアマゾンクルーズの船長に扮した紅さん。
♪オー アリア アイオ オバオバオバ~ と聞き覚えのある「マシュ・ケ・ナダ 」を歌いながら銀橋を渡ります。
アマゾンにはピンクイルカのトッキー(十輝いりす)を筆頭にパピヨンや極楽鳥や色とりどりの花たちが歌い踊ってまるでディズニーの世界みたい。
最後に壱城あずさ率いる悪役?クロコダイル軍団が登場。楽しすぎ
この場面の終わりは紅船長のアドリブタイムで、私が覚えているだけでも、
・本日は台風の中、アマゾンクルーズへようこそお越しくださいました。どうぞ足元に気をつけてお帰りください…でもまだ続きます。マエストロ!(8/10)
・あっつい!でも今日は客席がもっとアツイ。なぜなら今日は組総見だから~!(まわりに)「みんながんばろうね!→大きくうなづいたりハ~イと手をあげる組子の皆さん。紅船長、はけ際にポーズ決めながら「熱中症に注意!」(8/16)
・あっつい!今日はさらにアツイ。なぜなら今日はオレの誕生日だから~!(まわりはやんややんや)今日はピンクイルカのトッキーにも会えたし♪ はけ際は「ありがとう!」 (8/17)
ほんとに、アドリブ言わせたら星組どころか宝塚一です紅さん。
お子ちゃまタイムの後は大人の時間よ、と言わんばかりに滝の裏側へ・・「セドゥジール~スーパーノヴァ!」
愛の鳥・柚希さんと白い花・ねねちゃんのポールダンス。妖しくも色っぽい(振付: 若央りさ)。
やる気満々、男の色気全開で迫る柚希さんに、へそピアス(多分シールかな?)したお腹出して腰をゆっくり回したりするのにクールな無表情で誘惑するねねちゃん。
顔を近づけて、まるで呼吸するようにキスする二人。アダルト感満載です。
後ろで踊り歌う紫のドレス着た娘4人(音花ゆり・妃海風・綺咲愛里・城妃美怜)。
音花さんのソロはもちろん、♪あなたを~あなたを~あなたを~ と輪唱のようにハモっていくコーラスもお見事でした。
真風さん中心の若手5人の場面に続いて中詰「カルナバル デラックス」
またこれがアガる場面でね~
ラテンのリズムに乗ってこれでもかというくらい踊り狂うアツい星組さんたち。
紅さんに始まって、真風、十輝、とソロで登場した後、赤い衣装で羽根つけたねねちゃん登場。
星組の二番手ってねねちゃんだったの?な存在感。
最後に舞台奥にせり上がる紫の衣装の柚希さんのラスボス感ハンパないです。
引き連れるのは、十碧れいや、麻央侑季の大型コンビのダルマ。そこに鶴美舞夕ダルマもからむ。迫力でございました。
銀橋渡りのトップを切ったのは礼真琴くん。しかも一人渡り。
すごいなぁ。歌声も際立っています。
そしてノバボサのカルナバルの場面のようにカラフルな布を振って大盛り上がりの中詰。
この場面終わって暗転した後、銀橋に残るのは、柚希・十輝・紅・真風・夢咲の5人。
ここにねねちゃんが入っているのがまたね。しかもオトコマエなんだな。
この「キサス・キサス」の場面大好き
最後に十輝・紅・真風の順で柚希さんの方を振り返って「キサス」「キサス」「キサス」と歌うのですが、ねねちゃんは最後の「キサス」に合せて柚希さんにウィンクしたり投げキッスしたり、ズキューンっていう視線送ったり。
8/17に観た時は、マイクトラブルで、柚希さんの歌が途切れ途切れになってナマ声聞こえたり、ノイズ入ったりしていたのですが、その最後の「キサス」のところ、ねねちゃん、柚希さんに向かって真剣な表情でオトコマエに「うん」と大きく頷いてました。
「マイクトラブルなんて大丈夫!」って勇気づけるつもりだったのかな。柚希さんも頷き返していて、そのやり取りに客席から温かい笑いと拍手が。VIVA!ちえねね
ねねちゃんはいつもクールな表情だけど、8/12は龍さんたちの前を通る時にっこり笑顔見せていました。チャーミング
そして礼真琴くんの歌で始まる「ファベーラ」。
音程も発声も、いかにも難しそうな曲をアカペラで見事に歌い上げることちゃんに毎回大拍手。
「カポエイラ」のダンスは何度観ても圧倒されます。
最初観た時、「側転の脚が少しまがってる。やっぱり難しいのかな」と思ったのですが、柚希さんのお茶会で「カポエイラは脚を伸ばしきらないこと」と聞いて、なるほどと思った次第。
側転も回し蹴りも、カポエイラなのにちゃんとダンスで、強くてカッコよくて、よく揃っていて、男役も娘役もほんとにカッコいい。
そして、「その時~ 天が割れた~」みたいな歌とともに現れる柚希さんのラスボス感ハンパない(大事なことだから2回いいました)。
オトコマエの男役も娘役も一瞬にして凌駕する漢な存在感。
激しくスピーディなソロダンス見てると毎回泣きそうになりました。
そしてその後の鶴美さんとの回し蹴り対決は息をのむ思い。
その後に続く海の場面「ルーツ~エスペランサ」
プロローグ同様、海と土をイメージした衣装でいかにも「土着」という感じで、風を感じてやわらかい表情で踊る星組。
柚希さんと退団者のシーンがあったり、最後に全員がホリゾントの方に向かって駆けて行って客席を振り返るところなんて何だかサヨナラ公演みたいだな、と思っていたら、次は本当に(涙)。
ここの柚希さんの赤い衣装の袖のヒラヒラがなびくのは、風を送っているからではなくて、みんなが一斉に走ったから舞台に風が起こるのだと柚希さんがお茶会でおっしゃっていました。
フィナーレの男役のダンスは「これぞ星組」という感じ。
「オラララララァ~」と巻き舌で叫びながら銀橋に走り出てくる柚希さん。アツイ
その柚希さん筆頭に、男役さんたちみんな銀橋で釣りまくっていました。
そして最後は全員で2階席方面に投げキッスですからね
一転してラストのデュエットダンスは、いかにも幸せに満ちた二人。
おでこごっつんこのところなんて、どれほど愛にあふれているのでしょう。この時のねねちゃんの表情がまたね。
ほんとにどの場面も全部見どころなんじゃないかと思える楽しいショー。
あっという間に終わっちゃって、全部で5回観ましたが、まだまだ目が足りないくらい。
多分50回観ても飽きない。
暑い夏、アツイ星組にぴったりのショーでした。
柚希さん、組総見の日(8/16)は緞帳下りる直前、会場じゅうに投げキッスしてくれました のごくらく度 (total 1237 vs 1243 )
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