
以前から行ってみたかったこちらのレストランにお邪魔しました。
Fujiya 1935
大阪市中央区鑓屋町2-4-14
tel: 06-6941-2483
地下鉄谷町4丁目駅からほど近く。内本町のどちらかといえばビジネス街のビルの間にある一軒家レストランです。
2013年ミシュランで、大阪の洋食で唯一3つ星を獲得したお店。
シェフの藤原哲也さんは親子四代にわたる料理人一家のお生まれで、イタリア、スペインで修行をされた後、2003年にこのお店をオープンされたのだとか。
神戸のカ・セント同様、モダンスパニッシュに分類されていますが、スパニッシュ感はほとんどなくて、フュージョン系創作料理といった感じでしょうか。
お店の内装をはじめ、器や食材、お料理、盛り付けなど、すべてに「わぁ~

一度行ったら忘れられない印象的なお店でした。

暗いよね(笑)。
まばゆいばかりの夏の日差しの中を歩いてきたので、一瞬目が見えないくらいでした。
水が一つぶずつ滴となって流れる不思議なオブジェがありアロマの香り漂うほの暗いこの空間でウエルカムドリンクをいただくうちにすっかりFujiyaワールドに。

フルーツトマトのジュレの入ったとてもさっぱりおいしいドリンクでした。

ウッディで落ち着いた雰囲気。都会の真ん中にいることも忘れてしまいます。
ダイニングフロアはこんな感じですが、私たちはこの手前にある個室に通されました。6人位入れるのかな。四隅に白樺の木があるゆったりした空間でした。

苦手な食材はあらかじめ聞いていただけます。
7,200円のランチコースをいただきました。
まずは泡でカンパイ。
これ、欠かせませんから(笑)。


夏かぶら ワサビクリーム と 気泡を含ませたトウモロコシのパン
それと画像はないのですが、チーズボール の3品がまず最初に。
夏かぶらは驚くくらいジューシーだし、トウモロコシのパンはふわふわだし、チーズ風味たっぷりのチーズボールはいくつでもイケそうだし・・・といきなりテンションあがる(笑)。

スープという感覚ではなかったですね。
真鯛の歯ごたえがとてもおいしいさっぱりした一皿。
上の黄色いお花はオクラの花びら。
もちろんおいしくいただきました。


パンは温めた石を敷いた木の箱で提供されて、食べる分だけちぎってまた箱に入れて蓋をしておくといつまでも温かいというもの。
バターはうーん、忘れちゃったけど、どこかの塩のものとゴマの2種類。
最初の夏かぶらに出て来たわさびクリームをつけてもOKということでしたが、何もつけなくてもパンそのものがほんとにおいしかったです。

ちょっとオドロキのひと皿でした。
スパニッシュで鮎をいただくなんて。ましてこの緑の外見(笑)。
鮎の苦味が活きていてとてもおいしかったです。

おいしかった!
ナスは焼きナスなのですがとても香ばしくて、ウニとこんなに合うなんて。
カッペリーニのアルデンテぶりも絶妙。

牛、山椒のソース
メインは今流行りの熟成肉。熊本のあか牛だそうです。
脂身がほとんどなくてさっぱりしているので、かなりおなかいっぱいでしたがサクッといただけました。
つけ合わせのお野菜もどれもとてもおいしい。



デザートは2品。
白桃のスープ ミントのグラニテ と 宮崎県産マンゴーのジェラート 夏苺 ラズベリー
どちらもおいしかったですが、特にマンゴーのジェラートはオドロキのおいしさ。
右端はちゃんとマンゴー色がわかるように切ってみた図です。
お料理が出てくるたびに「わ~、これ何?」「おいしい~」とみんな笑顔。
スタッフは皆さんお若いですが、行き届いたお気遣いを見せてくださいました。
最初にウェイティングルームで預けた折りたたみの日傘が、帰りに受け取る時には綺麗にたたんであったのにはちょっと感動しちゃったな。
シャンパンもワインもおいしくいただいて、気のおけない友人たちとの1年ぶりの会話も大いにはずみ、極楽ごくらくの昼下がりでございました。
帰りにはシェフもお見送りしてくださいました のごくらく度


