2014年08月13日

Fujiya 1935

IMG_4216.jpg本日は夏の恒例、大学時代の友人たちと「年に一度、生きているのを確かめ合う会」。
以前から行ってみたかったこちらのレストランにお邪魔しました。

Fujiya 1935
大阪市中央区鑓屋町2-4-14
tel: 06-6941-2483


地下鉄谷町4丁目駅からほど近く。内本町のどちらかといえばビジネス街のビルの間にある一軒家レストランです。

2013年ミシュランで、大阪の洋食で唯一3つ星を獲得したお店。
シェフの藤原哲也さんは親子四代にわたる料理人一家のお生まれで、イタリア、スペインで修行をされた後、2003年にこのお店をオープンされたのだとか。

神戸のカ・セント同様、モダンスパニッシュに分類されていますが、スパニッシュ感はほとんどなくて、フュージョン系創作料理といった感じでしょうか。
お店の内装をはじめ、器や食材、お料理、盛り付けなど、すべてに「わぁ~ぴかぴか(新しい)」という感動や驚きがあって、それらすべてが融合した非日常な雰囲気。
一度行ったら忘れられない印象的なお店でした。


IMG_4632.jpg入口を入るとウェイティングルーム。
暗いよね(笑)。
まばゆいばかりの夏の日差しの中を歩いてきたので、一瞬目が見えないくらいでした。
水が一つぶずつ滴となって流れる不思議なオブジェがありアロマの香り漂うほの暗いこの空間でウエルカムドリンクをいただくうちにすっかりFujiyaワールドに。






IMG_8945.jpgウェルカムドリンク。
フルーツトマトのジュレの入ったとてもさっぱりおいしいドリンクでした。IMG_0235.jpg1階がこのウェイティングルームとオープンキッチンになった厨房、2階がダイニング、3階に化粧室という配置。
ウッディで落ち着いた雰囲気。都会の真ん中にいることも忘れてしまいます。

ダイニングフロアはこんな感じですが、私たちはこの手前にある個室に通されました。6人位入れるのかな。四隅に白樺の木があるゆったりした空間でした。





IMG_8872.jpgメニューは昼、夜ともおまかせの1コースのみ。
苦手な食材はあらかじめ聞いていただけます。
7,200円のランチコースをいただきました。

まずは泡でカンパイ。
これ、欠かせませんから(笑)。







IMG_9773.jpg  IMG_4927.jpg
夏かぶら ワサビクリーム と 気泡を含ませたトウモロコシのパン
それと画像はないのですが、チーズボール の3品がまず最初に。

夏かぶらは驚くくらいジューシーだし、トウモロコシのパンはふわふわだし、チーズ風味たっぷりのチーズボールはいくつでもイケそうだし・・・といきなりテンションあがる(笑)。


IMG_2500.jpg トマトのスープ 八尾産枝豆 バジルソース 天然の明石の鯛

スープという感覚ではなかったですね。
真鯛の歯ごたえがとてもおいしいさっぱりした一皿。
上の黄色いお花はオクラの花びら。
もちろんおいしくいただきました。







IMG_4049.jpg  IMG_5615.jpg
パンは温めた石を敷いた木の箱で提供されて、食べる分だけちぎってまた箱に入れて蓋をしておくといつまでも温かいというもの。
バターはうーん、忘れちゃったけど、どこかの塩のものとゴマの2種類。
最初の夏かぶらに出て来たわさびクリームをつけてもOKということでしたが、何もつけなくてもパンそのものがほんとにおいしかったです。


IMG_7819.jpg 鮎のコンフィ ルッコラセルバチコのソース

ちょっとオドロキのひと皿でした。
スパニッシュで鮎をいただくなんて。ましてこの緑の外見(笑)。
鮎の苦味が活きていてとてもおいしかったです。








IMG_5530.jpg 奥尻のウニとナスの冷製カッペリーニ
おいしかった!
ナスは焼きナスなのですがとても香ばしくて、ウニとこんなに合うなんて。
カッペリーニのアルデンテぶりも絶妙。








IMG_5803.jpg 水ナス オセイユ ドライエイジングしたあか
牛、山椒のソース

メインは今流行りの熟成肉。熊本のあか牛だそうです。
脂身がほとんどなくてさっぱりしているので、かなりおなかいっぱいでしたがサクッといただけました。
つけ合わせのお野菜もどれもとてもおいしい。





IMG_0725.jpg IMG_8794.jpg IMG_0099.jpg
デザートは2品。
白桃のスープ ミントのグラニテ と 宮崎県産マンゴーのジェラート 夏苺 ラズベリー

どちらもおいしかったですが、特にマンゴーのジェラートはオドロキのおいしさ。
右端はちゃんとマンゴー色がわかるように切ってみた図です。


お料理が出てくるたびに「わ~、これ何?」「おいしい~」とみんな笑顔。
スタッフは皆さんお若いですが、行き届いたお気遣いを見せてくださいました。
最初にウェイティングルームで預けた折りたたみの日傘が、帰りに受け取る時には綺麗にたたんであったのにはちょっと感動しちゃったな。

シャンパンもワインもおいしくいただいて、気のおけない友人たちとの1年ぶりの会話も大いにはずみ、極楽ごくらくの昼下がりでございました。


帰りにはシェフもお見送りしてくださいました のごくらく度 わーい(嬉しい顔) (total 1233 わーい(嬉しい顔) vs 1237 ふらふら)
posted by スキップ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ | 更新情報をチェックする
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