

こんぴら歌舞伎千穐楽の朝に役者さんたちがお餅をつく、というもので、これが観たくてこの日程を決めたくらいです。
千穐楽の4月20日 9:00少し前に金丸座に到着するとセットされた臼をすでにかなりの人たちが取り囲んでいらっしゃいました。
琴平の女子高生さんたちが三味線と鳴りもので演奏する

関係者ばかりでなく、観客席からちびっこたち含めて何人か飛び入り参加。
返し手と息を合わせて杵をおろすのはなかなか難しそう。
あと2臼となったところで役者さん到着までしばし待った後、9:30頃 役者さんたち登場。
今年は幹部俳優さん全員参加で「何年ぶりだろ」と関係者の方もおっしゃっていました。
トップバッターは中村壱太郎くんで、以下、
大谷廣太郎・澤村宗之助・中村米吉・上村吉弥・中村種之助・嵐橘三郎・中村歌昇・市川高麗蔵・片岡亀蔵・市川染五郎・尾上松也 (敬称略)の順だったと思います。役者さんは皆さんスーツの上にこんぴら歌舞伎の法被を着て登場。
一人ずつ呼ばれて入って来るところからお餅をついて退場するところまで、それぞれ個性が垣間見えて楽しかったです。
廣太郎くんはめがね男子だったり、米吉くんは普段の所作も何となく女らしかったり(笑)、亀蔵さんのパンツがおしゃれだったり。
橘三郎さんは杵をおろす時に脚もぴょこんと上げてお茶目な動き。「舞台でとても悪役やる人と思えない」と司会の方に言われていました。
染五郎さんは子役の女の子を伴って登場。
子役ちゃんがお餅をつく姿をそばで見守る染五郎さんのやさしい笑顔はすっかりパパの顔でした。ご自分がつく時には顔を真っ赤にして全力投球

役者さん皆さんそうでしたが、「もういいですから」と言われても気づかずに一心不乱に(?)つく人が多かったです。皆さん生真面目だなぁ。
当日司会をされていたこちらの方のブログにその様子の写真が。

この後、お餅がふるまわれるのですが、とても寒かった上に長蛇の列だったのでとっと退散いたしました。
おまけ:
天保6年生まれ、神年齢175歳のこんぴーくん。
カメラ向けるとちゃんと見得切ってくれました。
カメラ向けるとちゃんと見得切ってくれました。
裸足だし
後ろ姿はこんなの
染ちゃんのついたお餅が食べられなかったのだけが心残り のごくらく地獄度



