2014年04月23日

千穐楽の朝は三味線餅つき♪

IMG_7570.jpgこんぴら歌舞伎は3回目なので、金刀比羅宮も金丸座も初めて訪れた時ほどには「わぁ~っムード」とならない私ですが(カワイくない)、今年初体験だったのが三味線餅つき。
こんぴら歌舞伎千穐楽の朝に役者さんたちがお餅をつく、というもので、これが観たくてこの日程を決めたくらいです。

千穐楽の4月20日 9:00少し前に金丸座に到着するとセットされた臼をすでにかなりの人たちが取り囲んでいらっしゃいました。
琴平の女子高生さんたちが三味線と鳴りもので演奏するるんるんこんぴら 船々 追い手に 帆かけてシュラシュシュシュ のメロディに乗せて、お餅つきが始まりました。
関係者ばかりでなく、観客席からちびっこたち含めて何人か飛び入り参加。
返し手と息を合わせて杵をおろすのはなかなか難しそう。

あと2臼となったところで役者さん到着までしばし待った後、9:30頃 役者さんたち登場。
今年は幹部俳優さん全員参加で「何年ぶりだろ」と関係者の方もおっしゃっていました。

トップバッターは中村壱太郎くんで、以下、
大谷廣太郎・澤村宗之助・中村米吉・上村吉弥・中村種之助・嵐橘三郎・中村歌昇・市川高麗蔵・片岡亀蔵・市川染五郎・尾上松也 (敬称略)の順だったと思います。役者さんは皆さんスーツの上にこんぴら歌舞伎の法被を着て登場。
一人ずつ呼ばれて入って来るところからお餅をついて退場するところまで、それぞれ個性が垣間見えて楽しかったです。
廣太郎くんはめがね男子だったり、米吉くんは普段の所作も何となく女らしかったり(笑)、亀蔵さんのパンツがおしゃれだったり。
橘三郎さんは杵をおろす時に脚もぴょこんと上げてお茶目な動き。「舞台でとても悪役やる人と思えない」と司会の方に言われていました。

染五郎さんは子役の女の子を伴って登場。
子役ちゃんがお餅をつく姿をそばで見守る染五郎さんのやさしい笑顔はすっかりパパの顔でした。ご自分がつく時には顔を真っ赤にして全力投球わーい(嬉しい顔)
役者さん皆さんそうでしたが、「もういいですから」と言われても気づかずに一心不乱に(?)つく人が多かったです。皆さん生真面目だなぁ。

当日司会をされていたこちらの方のブログにその様子の写真が。

IMG_7614.jpgお餅つきが終わった後は地元の青年団(なのか?)の方々による口上というか木戸芸者ふう。身ぶり手ぶり交えて楽しく自己紹介(ラーメン屋~とか)や演目紹介をされてやんやの拍手を浴びていました。

この後、お餅がふるまわれるのですが、とても寒かった上に長蛇の列だったのでとっと退散いたしました。


おまけ:
天保6年生まれ、神年齢175歳のこんぴーくん。
カメラ向けるとちゃんと見得切ってくれました。

IMG_7522.jpg



IMG_7521.jpg
裸足だし



7789.jpg
後ろ姿はこんなの



染ちゃんのついたお餅が食べられなかったのだけが心残り のごくらく地獄度 わーい(嬉しい顔) ふらふら (total 1168 わーい(嬉しい顔) vs 1174 ふらふら)or
posted by スキップ at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・伝統芸能 | 更新情報をチェックする
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