2014年01月03日

「すぐムキになって一生懸命やるんだ」

今年も箱根駅伝往路復路完全制覇・・・って優勝した東洋大学のことではなく、私のテレビ桟敷の話ですが。

箱根駅伝はライブですが、普段ほとんどテレビを見る時間がないので、まとまったお休みになると録りだめした番組もせっせと見ています。
私は毎週録画しているトーク番組が二つあって、一つは「ボクらの時代」、そしてもう一つが「SWITCHインタビュー達人達」です。

「ボクらの時代」の方は年末にサクッと見たので(12/15の朝井リョウ × 佐藤健 × 古市憲寿の回、おもしろかった!)、今日はSWITCHの方を。
この秋以降のもので一番興味深かったのは、10/5 オンエアの「藤原竜也 × 長谷川穂積」。
竜也くん、ボクシング好きとは聞いていましたが、一番会いたい人が長谷川穂積さんだなんて。そして長谷川さんが初対面の竜也くん相手にちゃんとインタビュアーの役割果たしていたのも意外(と言っては失礼ながら)なオドロキ。

長谷川さんの神戸のジムを竜也くんが訪ねてスパークリングまでやるっていう前半もおもしろかったですが、さらにテンション上がったのは後半。
「ムサシ」稽古中のさい芸の稽古場を長谷川さんが訪れるというもので、本番通りのセットで(しかも裏側も見せてくれたり)、役者さんも衣装をつけての稽古(もちろん蜷川さんが見守る中)をはじめ、お宝映像続出。
中でも、14歳の竜也くんが「身毒丸」のオーディションに合格して「藤原竜也くんに決まりました。おめでとう」と発表された瞬間や、その後の稽古、そして本番の映像が流れた時には思わずTVの前に近づいて正座して見ましたよ。「役者になるべくしてなった人」と白石加代子さんがおっしゃる竜也くんは、それでも最初の頃は蜷川さんに怒られて毎日泣いて、「これ終わったら辞めよう」とずっと思っていたのだとか。
それでも辞めなかったのは、「何故なんだろう。その時どき、自分の年齢に合わせた役を蜷川さんがやらせてくれたから」と。
そこに、「滝の白糸」(18歳)、「ハムレット」(21歳)「ロミオとジュリエット」(22歳)と若い頃の舞台の映像が流れました。「滝の白糸」は昨年再演を観たばかりで、竜也くんのアリダを観てみたかったなと思っていたのでとても貴重でした。

“蜷川幸雄の秘蔵っ子”と言われる竜也くん。
蜷川さんは竜也くんのことを「トップランナーだと思うしずっとトップランナーで居続けなければならない人」とおっしゃっていましたが、その後で、「すぐムキになって、一生懸命やるんだよ」といたずらっ子のように笑って。本当によい師弟関係が窺えて微笑ましかったな。

私が初めて舞台で竜也くんを観たのは2003年の「オイル」。
調べてみたら以降はゲストトークの1作品を除いて全部の舞台観ていました。それでもデビューから24作品中18作品。
やはり才能を見つけ出すプロの目ってすごいです。


竜也くんが紹介した舞台でのハプニングエピソード:
吉田鋼太郎さんが左腕のない役で腕を隠しておかなければならないのに熱中するあまり両手で演技して本人は集中していて全く気づかない。その時、蜷川さんが出て来て芝居を止めて「すみません。少し前からやり直しさせてください」と言ったのだと。
鋼太郎さんてば(笑)。


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posted by スキップ at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | TV | 更新情報をチェックする
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